濃霧

濃霧

雪わだち



大好きだから離れたかった、大好きだから距離をおいて大事にしたかった。

おかしいと言われても、それは違うといわれても、僕は君が好きだった、

零した溜息思いを繋ぐように。ふわふわ雪が舞ってる。

雪の中に君がいる。淡い初雪の中の君。雪が降る前に君に会いたい

瞼閉じるたびに君が泣いて。暗闇雪が舞った。悲しいくらい綺麗だった

そして雪が雪が溶け出していくの僕の思いでさえ溶けていく

届かない僕の声も、雪の音に掻き消された。

好きといえば良かった筈なのに、一言言えばいいはずなのに。

今更言ったって遅いのに。もう溶け出してしまったのに。

来年また会えるとは限らない。

永遠に思い続けているよ。僕は君を。

そして。雪が舞うこの季節にもう一度だけ連れて行って

鮮やかな白の色彩に僕と君の色で

ずっとずっと書き続けるから。。小さなわだちの花

暗幕の世界に一つだけ見える僕と君の恋ココロ

キット僕も最後は本当の雪になれて

君と一緒行ける冬を越そう

淡い淡い春の光の中で溶け出した、愛と言う名の霞の空へ

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