濃霧

濃霧

飛べない鳥



何も信じず。そして何も感じない。。

鳥に成りたいとココロから願い。今も思う。俺を捨てて。。逃げていった母

いつからだろう?笑えなくなったのは。

いつからだろう?感情を表に出さなくなったのは。

何故だろう?悲しいと思ってても涙は出ない。。

悲しいのに泣けない。それはとても悲しいような気がする。

でも。こんなボクの世界にキミは色をつけてくれた。。。

こんな世界から早く飛び立ちたかったボクにキミは。恋という感情をくれた。

桜散る頃にキミと出会い。そして。。。雪の深い深い日にサヨナラをした。。。

短い間だけど劇的に変化した世界。

色づく青空。取り戻した笑顔、枯れたと思ってた涙。

すべてが嬉しかった。

ずっとずっとキミと一緒にこの暗幕の世界を生きたかった。

でももう君はいない。

どれだけ涙を流しただろう。どれだけ。事故の相手を憎んだろう。。。

でも。その人を殺しても。何も変わりはしない。。。

誰も戻ってこない。僕はまた飛べなくなった。。。

やっぱりキミがいないと僕は飛べない鳥。。。

だけど、今を生きて、意味を探す

存在理由を探すから

キミは向こうで幸せになるんだよ。。。

そして冬が深い深い 淡い初雪が舞う頃には花を添えにいくから

キミが好きな場所に。。。大好きだった霞を添えに。。。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: