白いフォルムに身を包み、弾丸をイメージしたそのシルエットは、決して派手ではないが乗る者の気持ちをあおる。
いざシートに身を沈めると、真っ黒のインパネに、真っ赤なシートと真っ赤なメーター類が心を揺り動かす。
エンジンキーを回す前の一瞬の静寂の中に、車と体が一体になっていくのがわかる。
エンジンをかけ眠りからさめたこの車は、低い爆音と小刻みな振動を体に伝え、獲物を見据える猛獣のよう。
そう、白い羊の皮をかぶった猛獣、それが、 シビックType R
低回転から高回転まで一気に吹き上がるVTECのその心臓は、6000回転を超えたあたりでその性格を一変させる。
かん高いエンジンの咆哮、速ければ速いほどしっかりとしたその足回り。
3速から2速にシフトチェンジしコーナーへ飛び込む。
切れのいいそのハンドリングと、食いつくようにしっかりと路面を捉える17インチのタイヤ。
横Gで体はレカロのパケットシートに張り付き、迫るガードレールが横に流れる。
その瞬間、
風になる。
横に流れるヘッドライトが光の帯をなし、それは暗闇に浮かびあがる蜃気楼。
音のない夜空と冷たい空気を一気に駆け抜ける。
その先にはこの車に乗ってる者だけにしか行けない世界が待っている。
車と体と空間を、一体にさせてくれる、それが、 シビックType R
そして、、、この車は伝説になる!