ゆきあけのボヤキ

サナの事


サナは私の2つ上で姉であり親友であり先輩であり、かけがえのない存在だった。

元々は中学時代の先輩にあたり、友達の幼馴染であった。

私が高校生になった頃にはその友達より私との方が仲良くなっていた。

○○さん→サナちゃん→サナ と先輩後輩の仲はなくなり、いつしか姉妹のようになっていた。

同じ団地に住んでいたこともあり、私はしょっちゅうサナ家にいた。

サナの4歳上、私の6歳上にマサ姉という長女がいる。

私はいつの頃からかサナ家の三女としてとても可愛がられるようになった。

サナ家のチャイムなんて鳴らさない。

自分の家のように心地良いサナ家は、私にとって第二の家族であり家だ。

サナは私やマサ姉と違い、おしゃべりでもでしゃばりでもない。

きっと知らない人にすれば無愛想で怖い存在だっただろう。

そんな正反対な私とサナはとても気が合った。

優柔不断な私をいつもサナが一喝した。

サナの部屋で2人、漫画を読みながら時にテレビを見て会話したり。

買い物もいつもサナと一緒でサナの真似をよくした(笑)

何でもサナに相談してきた。

そしてサナもまた、1番に私に相談してきた。

本当の姉妹のように、そして私にとっては姉のようだった。

サナには13年付き合っているマッピーという彼氏がいた。

マッピーも私の事を妹としてとても可愛がってくれた、今でもそうだ。

マサ姉は結婚していて2児の母である。

マサ姉の旦那さんも本当の妹のように可愛がってくれている。

な~~~んにも気を使わない関係だ。

私が松山行きを決めたとき、サナ家は泣いていた。

どこへ行っても三女だと、しょっちゅう私を気遣い連絡をくれた。

私が大阪に帰省した時はお決まりのコースがあった。

帰省したその日の夜は私は父と焼肉へ行く。

そしてその後サナとマッピーとお風呂屋さんへ行く。

帰省した昼には必ずサナから“今日もいつものコースでいきますか?(゚∇^*) ”とメールがあった。

夜中お腹が空いたとどちらかが言えばこっそり抜け出してラーメンを食べにいった。

「女2人が夜中外に出るな!!」とマッピーにバレでよく怒られた。

彼氏がいない私を不憫に思い「俺とサナが結婚したらお前も一緒に住まわせたる。俺が食わしてやる。」とマッピーが言っていた(笑)

サナも本気でそのつもりだったらしい。

怒られながらも2人は私の事をとても心配していてくれた。

ほんとによく可愛がってくれた。



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