ゆきあけのボヤキ

弟たち


ムカつく事はあっても決して弟の事が嫌いなわけではなかった。

弟、中学生。私、高校生。

私の周りや友達にだっていわゆるヤンキーはいたからさほど気にはしてなかった。

きっと若い頃だけだろう、今だけだろう。

少々やんちゃしてた方が将来は落ち着くだろうって・・・

私の考えもかなり甘いものだったと今なら分かる。


やんちゃするのはいいけれど、両親を心配させる事に対してはかなり腹が立っていた。

矛盾しているようだけど。。。

弟のやんちゃ友達に私は「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と何故かとても慕われた。

私もよく可愛がったと思っている。

度々ご飯を作って食べさせたりもした。

色んな相談にものってきた。親に言えない事も聞いてきた。

恋愛経験の少ないこの私が恋愛相談にものったりしていた(笑)

その分弟と同じぐらい怒鳴ったり怒ったりもした。

引っ叩いた事もあった。

公道を暴走行為しているのを見つけようものなら、 道路の真ん中に飛び出て両手を広げて阻止した事もあった。

今考えると私も若かったのか何なのか恐ろしい行動力だったと思う。


道路交通法違反や整備不良で捕まるようなレーシングチームがあった。

当時のそのチームのメンバーは私達の同級生が大半を占めていた。

そのチームに一時入っていた弟。もちろん無免許。

私の性格を知っていた同級生達は弟がチームに入っている事を私に黙っていた。

「姉ちゃんには内緒にしとけよ。絶対に見つかるなよ」とか言っていたらしい。

後々知った私は激怒した。

そして友達は私に謝ってきた。

まぁ、友達が悪いわけではないんだけど・・・

その頃の怒りの矛先は弟にもあったが同級生達に向いてしまってた。


弟が非行に走っている最中、私の精神状態も山あり谷ありだった。

両親が一番辛く苦しかったはずなのに、いつも私に謝ってきた。

母はよく「2歳8ヶ月しか離れていないのに、し~ちゃん☆にばっかり辛い思いせてごめんね」って私に言った。

そんな謝りの言葉を聞く度、私は辛くてたまらなかった。

そして弟に腹が立って仕方がなかった。

そんな状況に我慢出来なくなった時、いつも私はサナ家に行って泣いていた。


知らない人は両親の陰口的な事も言っていたであろう。

親のせいにしていたであろう。

けれど私の家族・家庭を昔から知る人達はそんな母に

「他人の言う事は気にせんとき、私らはよく分かってるから」と励ましの声をかけた。



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