二人の物語


去年の一月だった。旦那がRagnarokOnlineを始めた時から動き出すと
思います・・。私の書ける場所は自分の開始した瞬間(とき)からしか描けないけど
それは確かに旦那の始めた時から動き出すもの・・。

それはとても・・いろいろな出来事を乗り越えた二人だけの物語。
私の物語は去年の6月から始まります・・。
あの日私は・・RagnarokOnlineに初めて繋いだ。



  Ragnarok Online


先輩達が何気にやっていたオンラインゲーム。
私は何をやってるのかはじめは興味を示しませんでした。
使うのはマウスとキーボード。
ゲームパッドを使わないでプレイするゲームだと、そんなにテクなんて
要らないじゃん・・つまんないなぁって思っていました。
でも・・見ているとひきこまれるような感覚を覚えます。
このゲームはサーバーがわの負荷を考えていくつかのサーバーに分かれている
そうです。他のオンラインでも常識なのですが、オンラインゲーム初心者
触れたこともない私はいまいちそれが理解りませんでした。
そしてサーバーが違うと同じ世界で作っていても会うことが出来ない・・。
こういう初心者的なことを覚えていきながら遂に6月に繋ぐことを決めました。
先輩が氷狼鯖(フェンリルサーバー)に居るとのことでそれを頭に叩き込み
購入からし払い方法まで教えて貰い繋ぎました。

初めて立つこのゲームの世界への期待感。
先輩のキャラクターをみて思ったクリティカルアサシンのかっこよさ。
そしてなによりオンラインゲームを初めてプレイした感覚・・。
いまある画面には人はいないけど、この・・
このサーバーに同じように画面の外で数千人も繋がっている・・。
期待感が溢れてチュートリアルもすっとばしの勢いでキャラクターを製作して
初心者専用のガイドもこなして大地に立ちました。
選んだ職業はアコライト。
性格診断なるものがありまして、私はウィザード、アサシン、ブラックスミスを
作る予定だったのですが、なんか性格にピッタリと言われて・・
初めてだしやってみよう♪と、軽い気持ちで選択しました。
そう・・私から発生する全ての物語はこの瞬間から運命の歯車を回すことになりました。
噛合わなければ決して起こらなかった不思議な物語・・現在(いま)この一瞬が
未来を動かす・・そんな物語が始まります。


私は職業を選びこの大地に立ちました。
何も知らない本当のNovis(初心者)です。
でも先輩の画面をみてある程度の動作は知っています。
現場でやりながら覚えるんじゃい!!の意気込みでさっそくLvをあげる為に
戦いを繰り返します。何度か敵にやられて、それでも先ず転職じゃあーーーーー
という気合でLvをあげていきます。
そしてLv5で死に・・セーブポイントへ強制送還された時・・
この一瞬がなければ私は旦那にも・・今いるギルドにも会うことが
なかったでしょう・・。

騎士さん「おや?初心者の方ですか?」
私「はい、・・初めてです」
このゲームは他のオンラインゲームと違い初心者には本当に優しくしてくれます。
この騎士様も私に例外なく優しく接して下さいました。
いろいろな基本事項を教わり、レベルあげまで手伝って戴き、
装備とか代売とか本当に色々お世話になりました。
回復アイテム代金だけでも当時の私にとっては大金でした。
そしてある程度して転職まで付き合っていただいたあと・・
アコライトの修行場と言われるフェイヨンという町まで案内を受けます・・。

騎士さん『ここはアコライトの修行の場所って言われるくらい
アコライトに適正の場所なんだ。でもキミはStrに振っちゃってるし・・
殴りに転じたりも出来るけど・・。不死系にはヒール砲っていう攻撃が
出来るからここが適正って言われてるんだ。もし殴り倒すようなら
さっき通った蛇がいっぱいいるところでLvあげるといいよ」

そうして私は回復アイテムを受け取りつつ
蛇森で蛇を叩き続けていました。フェイヨンダンジョンにも入りました。
この時の私は先輩からの指示でとりあえずAgiというふうに言われていました。
殴り・・そっか。自分は支援じゃなくて殴り型なんだな~と思いながら
Lvをあげていました。

そんな私もLvも30付近になったある日
道具屋の倉庫をうろついていたら声をかけられました。
気のいい人たちでした。私は足しげくそこに通うようになり、
そこで出会ったまたも運命の方、プリースト様に出会いました。
おしとやか、物腰柔らかで決して他人を傷つけない。
本当の理想のプリースト像でした。
この方こそ私の・・今の私の支援の真髄を形成させてくださった方です。
その人に会いたくてよく通いました。この頃は一月の睡眠時間が
一桁ペースで殆どオンライン・・。
この場所に居た人で、そのプリ様とは繋がりがないんですが
ある人にウチに入りなよ・・と勧誘がありました。
ギルドってよく理解らないんで・・って答えたら
入ってからよく理解るよと言われ入隊。
これが私のaqua preludeとの最初の接点。
結局このあとそのプリ様にはあまり会えなかったのですけどね。


――――――――――――後編に続く


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