幸母乳育児相談室

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くすりとおっぱい

くすりとおっぱい




 最近、よく相談されます ”くすりを飲んだので、その間おっぱいを飲ませずにいたらお乳が止まってしまって…””歯医者さんから抗生物質を処方され、「飲んでいる間はミルクにして下さい」と言われたのですが…等々。知識があって、自己判断しているのならそれはそれでいいのですが、”ただ言われるままにしていたら出なくなったw(’o’)w!” そういうわけで、私が思うことを書いてみることにしました。

 おっぱいは、水道の蛇口ではありません。開けたり閉めたりするようなわけにはいかないのです。たとえば1週間も飲ませなければ出なくなってしまいます。最初の3日間くらいは乳房が張って張ってとても辛いのですが、そのうちに張りが少しずつゆるくなって、そして出なくなってしまうのです。そんなことと知らないママさん達は、くすりを飲まなくなったらまたおっぱいを飲ませることができると思っているのです。
これはとても残念なことです。

 おっぱいを飲ませる飲ませないの選択は誰がするのでしょう…?医師でしょうか?それとも…、これはある意味において、生き方そのものだと私は思います。つまり何ごとも自己選択・自己決定ということが<生きる>ということではないでしょうか。外からの指令で動くならそれはロボットみたいということになります。自分はどうしたいのか、どうしたらよいのか常に自分で決定し、自分で行動し、出た結果に自分が責任を持つということだと思います。
 つまるところ、飲ませる飲ませないの選択をするのはママ、あなた!ということになりますねぇ。そうなんです。

 私たち人はたくさんの化学物質・汚染物質の中で生活しています。口からも皮膚からも呼吸からもたくさんの化学物質が入ります。そしてそれが血液として体をかけ巡り、母乳となり、おしっこになります。くすりを飲めば同じようにくすりの成分が血液として流れ、母乳となり、おしっこになります。しかしだからといって、きょう私は食品添加物をたくさん食べたからきょうはミルクにしておこうと誰が思うでしょうか。汚染ということから言えばミルクも母乳も同じリスクを背負っています。
 それなら1種類のくすりを飲んだからといってミルクに換えなければならない理由はないと言えるでしょう。ましてたった3日や1週間のくすりが原因でおっぱいが出なくなってしまってはなにをかいわんやです。言葉が話せない赤ちゃんの迷惑はなんとするのでしょう。赤ちゃんの心のよりどころは母乳であり、おっぱいであり母との皮膚接触なのです。

 治療でくすりが必要なママ、もう一度心を鎮めて自分の体に聴きながら考えて、そして自分で選択をしてください。赤ちゃんの心を思いやりなら…。

 お医者さんをはじめとする医療従事者の皆さん、おっぱいの不思議をもっと研究しましょう。そして、くすりを飲んでいる間…と言うのならその間、おっぱいが止まってしまわないための適切なアドバイスをきちんとしていただきたいと思います。赤ちゃんをがっかりさせないように、ママを傷つけないように…。

 もう一度お伝えしましょう。おっぱいは水道ではありません、使わなければ出なくなってしまいます。そして、あっ!いけない!と気がついたら早く行動することです。早ければ使って使って(吸わせて吸わせて…)すれば復活するものなのです。人の体はとてもよくできています。


                          なかむらゆきみ
babu


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