のっちまにあ

のっちまにあ

2日目



2005.9.26(月) 那須旅行2日目

出発前は何の予定も決まらずに退屈したらどうしようと考えてしまうほどだったのに、いざ当日を迎えるとやっぱりあそこも行きたいここも行きたいと行きたいところだらけ。いつの間にそんなに行きたい候補を考えていたんだろうと自分でも不思議に思う。そうそれほどまでに今回は事前調べがいい加減だった。いつもなら徹底的に調べ上げる私なのにね・・・。

昨日、突然行きたいところ候補に急浮上してきたのが、茶臼岳。旅行前に見た写真風景は「岩だらけの山」だったので、ここは子連れでは登れない。ロープウェーに乗って下界の景色を見るだけで山登りしないのもいいけれど、「きっとつまらないよ、今回は牧場がメイン」と即座に却下していたのだ。でも那須に来て、那須高原の爽やかな空気に触れているうちに「山に登りたい!高い所から下界を見るだけでいいから」と思うようになった。だから朝起きて天気がよければ朝いちで行こうと決めた。
そして午後は本命の牧場に行く。そしてウェールズ風の石造りの教会を見にステンドグラス美術館にも行ってみたい。
っと思っていたら、朝の目覚ましテレビで「愛子様と雅子様」がステンドグラス美術館にこの夏行ったことを放送していた。そして美術館の風景が映し出される。「うーまさに今行きたいと考えてる時に放送されたら行かないわけにはいかんでしょ!」やっぱりここもはずせない!
そしてもう一つ「やぎ広場」にも行ってみたい。ハイジの中の「カランコロン」と鈴をならしたヤギ達が私達めがけて駆け寄ってくる映像が私の頭の中では流れっぱなし。
行きたいところだらけ。全て消化するのは難しいかな?と思いながら朝9:00チェックアウトして出発した。

昨日は台風が再接近しており、雨こそ降らなかったけれど風邪が強くて寒かった。そして今日は快晴。それでも関東の暑さとは全く違って空気が澄んでいてすがすがしい。夏に来るとさぞ気持ちが良いんだろうなと思わせられる。


朝食
朝食は昨日買ったパンをテラスで食べようと考えていたのだけど、外に出てみてびっくり。日陰で暗い~。天気は期待以上の快晴ぶりなのだけれど予想を上回る暗さ。隣のコテージのようにもう少し建物が奥にせり出していたら、朝日も少しは入ったかもしれない。暗いと言っても森の中だからその暗さも気持ちいいのでは?と思ってしまうけれど、隣のコテージの影になっているというか隔離されたような暗い気分になる暗さなのだ。
それでもせっかくだし、外の空気は気持ちいいから外で食べようと言ってみたけど、『まびお』に拒否された。仕方なくお部屋でテレビを見ながら食べることにした。そしてその後はホテル周りを少し散策してみる。森の中にテニスコートやら他のペンションに続く渡り廊下が橋のように作られていて、どこまで続くか歩いてみたくなる。でも見た目ほど大したものではなかった。
那須ホテル2那須ホテル3


茶臼岳その1(ボルケーノハイウェイ)
那須街道をどんどん登っていくと驚くほど高度があがっていくのがわかる。耳がツーンとしてくる。でも『まびお』も『のっち』も平気みたい。そのままどんどん駆け上る。途中那須高原温泉郷を両脇に眺めて登り続ける。足湯の広場も左手にあった。足湯に立ち寄りたいけどそんな時間的余裕は私達にはない。一目散に頂上めがけて駆け上る。

山沿いの道を駆け上るのは、そういえば前回のイタリア旅行以来。タオルミーナの風景と何故かカブって懐かしい。あの時、崖沿いの急斜面をワクワクドキドキしながら駆け上って行った時と同じすがすがしい空気が漂っている。道はさすがに崖っぽくは無いのだけど、山頂に行くほど山肌が露出してきて日本の風景も捨てたもんじゃないな、案外似てるのかもと思ってしまう。まぁそれほど気持ちよかったということ。
茶臼岳1


茶臼岳その2(ロープウェイ)
ロープウェイ乗り場に着くと、さすが平日だけあってか駐車場もまばらに空いてる。余裕に車を停めて、山頂は寒いだろうからと厚着していざ出発。ロープウェイ乗り場に到着すると、そこにはジャージ姿の中学生がわんさかざわざわ。でもこれは結果的によくてロープウェイで山頂駅に着いたあと、とことん元気な彼らはガンガン岩肌を 果敢に登っていくからいい目標となったのだ。彼らがいないとどこをどう歩けばいいかもわからなかったかもしれない。
そういう彼らの乗ったロープウェイの次の車両で私達は山頂に向かった。『のっち』が思いのほか激しくロープウェイの持ち手にしがみ付く。怖いの分かるの?
茶臼岳2


茶臼岳その3(登山)
山頂は想像以上に寒く風がきつい。途中すれ違うおばさんがスリングの中の『のっち』を見て可愛そうと言われるほど。
私達はロープウェイを降りるとちょっとだけ行ってみようと、登山する人達の列にまじって歩き出した。最初は平坦な道が少し続いて歩きやすい。目の前には岩肌を露出させた茶臼岳。眼下にはどこまでも続く平原。まさに平原で地平線まで人工的なものが見えない。そういうところにいると考えるだけで幸せな気分。

でも進んでいくうちに上り坂となり、砂利道の砂が風に舞って目が痛い。そう道は砂利道。歩くとザクザクと脚が砂に埋まりながらの登山。そしてところどころに巨石が転がっている。まるで月面世界。そして危ない。抱っこで歩けるような道ではない~。ついこないだぎっくり腰になったばかりの『まびお』に耐えれるものとは思えない。けれど意外にも登っていく。まだ行けるの?と思いながらも少し登ってみた。先に行った中学生はすごい高いところまで上り詰めている。でも頂上はどこなのかな。しばらく登ったところで登るのはやめて降りることにした。降りるのは登ること以上に注意が必要。
そんな中意外にも私達意外に、小さな子供連れの人や抱っこで登っている人がいる。その姿を見るだけで旧友のように一緒に頑張ろうって思ってしまう。そんな子連れの家族の1組に4歳くらいの男の子がいた。その子は山登りが怖いと必死な形相で泣いて抵抗している。上を見上げると山肌露出した道なき山は下を見下ろすと雲の向こうまで果てしなく大平原が広がるばかり。すがすがしい空気とあいまってまるで空中散歩している気分。子供の心にはもっと果てしなく写っているのかもしれない。
茶臼岳3茶臼岳4
そんな茶臼岳登山の最中の『のっち』は風にふかれて鼻水ズルズル~。やばい寒さのせいで風邪が悪化か?と心配したけれど、考えてみれば私達も寒さで鼻がズルズルだ。『まびお』に自分達もそうだと言われて始めて気付いた。そうかそれだといいんだけど。
そして下山するとやはり『のっち』の鼻の状態は治まっていた。よかった。


ステンドグラス美術館
ここは写真を見て石造りの教会の外観に惹かれて行きたいと思った。でも所詮模造品と思っていたのだけど、忠実に作られたその建物はとっても可愛くてかつ重厚感がある建物。そしてお庭も可愛い。
ステンドグラス美術館ステンドグラス美術館2
そしてここでのもう一つの目玉は、1時間に1度催されるオルゴールとパイプオルガンの演奏。『のっち』にそういう穏やかでいろんな音楽を聞かせてあげたいと思っている身としてはもってこいの場。
まずはオルゴール演奏から始まった。オルゴールの目の前に陣取って演奏を待つ。ただ心配なのは『のっち』が途中騒いでしまったりしないだろうかということだけ。でも大人しく不思議そうに大きな古いドイツ製のオルゴールに見入っていた。2台あるアルゴールは100年以上前のものでドイツの貴族から譲り受けたものらしい。形こそ大きいけれど普通のオルゴールだと思っていた私は驚いた。レコード状の円盤を入れ替えることでいろんな曲が流れるのだ。しかも音がすごく複雑でいろんな音色をたたき出す。複雑なだけあってリズムが微妙だけど、とっても深くてまろやかな音色。そしてもう1台は鉄琴付き。これまたガチャガチャ激しい。すごいオルゴールだなぁ。
そして場所を移動して今度はパイプオルガン。こちらはステンドグラスをじっくり見ながらパイプオルガンの音色に酔いしれた。アヴェマリアなどを弾いてくれた。でも『のっち』は退屈気味でかろうじて騒がずにいてくれたけれど、残念ながら聞いるようではなかった。
ステンドグラス美術館3


南が丘牧場(ランチ)
ここに来る前に『のっち』が車の中で昼寝に入った。『のっち』が昼寝している間にこっそりランチをしようと静かにベビーカーに移してレストランへ。南が丘牧場に入った途端にジンギスカンバーベキューの臭いがたちこめている。もうこれを嗅いでしまったらこれしかないでしょっとレストランに吸い寄せられるように入っていく。でもお味はどうでしょう。良くもなく悪くもなく。
南が丘牧場ランチ


南が丘牧場(ふれあい牧場)
大人1名200円でその柵付きの牛やヤギが放牧されている広場に入ることができる。外からはあまり見えなかったので入ってみた。『のっち』は歩けないから抱っこで牛や羊に大人がよっていく。牛はとても大人しく微動だにしない。でも対照的にヤギと羊は凶暴。
ここの動物達はとっても綺麗だった。特に牛はこんなにきれいなもの?というくらい綺麗にシャンプーされているように見える。牛ってもっとよだれとか目やにとか体臭とかあるものだと思っていたけれど?どうも見せ物的で牧場の牛という感じではない。そういう人工的に見えるところが少し嫌だったけど、『のっち』にとっては初めての牛との出会いだ、楽しんでくれたかな?

でも相変わらずお外ではきょとんとして無反応に固まる『のっち』。牛をみても動じる気配なし。でも近寄ってみると牛の耳をツンツンして「にっ!」って笑ってた。牛はそれにも動じることなく無反応・・・。『のっち』にされたいほうだい耳をさわらせてくれる。
でも、そうやって油断していると後ろから別の牛がそーっとやってきて、『まびお』に突撃。鼻水攻撃をくらわせてきた。『まびお』のTシャツ鼻水まみれ!フフフっ。

そして羊。鼻が黒い黒羊は見た目可愛くて近寄ろうとするのだけど意外に凶暴。後ろ足で蹴り飛ばされそうになるし、ブンブンと動きが早く興味のある方へ突進していく。その隙に体毛に触れて見ると意外や意外、固い!『のっち』は羊にも動じる気配なし。
ヤギはそれはもう危険動物。餌めがけて突進し餌を持ってる人間を取り囲み前足あげて仁王立ちで駆け寄ってくる。私達は餌を買わなかったのでその状況に襲われることは無かったけれど餌を持ってる人たちは体当たりをされてキャーキャー逃げていた。楽しそうではあった。でもヤギさん凶暴。そして餌を持ってない人間には見向きもしない冷たさを動物相手に感じた・・・。
南が丘牧場南が丘牧場2南が丘牧場3


ヤギ広場
南が丘牧場でそんなヤギの冷たさを感じた私達だけど、ハイジの世界に出てくる愛くるしいヤギも忘れられない。そんな一筋のヒカリを求めてヤギ牧場に足を伸ばすことにした。家からプリントアウトして行った地図はあいまいでたどり着けるか怪しいものだったけれど、道の左手100メートルほど向こうに見えるあの赤い屋根はそうじゃない???
と思って近づくとビンゴだった。
ヤギ広場のヤギはさっきのヤギと違ってすごくイキイキしていて、やっぱり愛くるしい~!目が潤んでいて可愛いの。そして念願だった「カランコロン」鈴はつけていなかったけれどバンダナ巻いていてこれまた可愛い!
すると生後2週間の子ヤギがいるという。黒ヤギさんだったけど、小さい2匹が母親ヤギの後ろをちょろちょろ付いて歩いて可愛い!でも黒ヤギさんは鹿のように見えた。やっぱりしろヤギさんが可愛いね。ボスヤギも角が立派でカッコイイし。

ここではヤギミルクのジェラートを食べた。初めてのヤギミルクだけど、これはまずかった・・・というか後味悪い~。食べるのが少し辛かった。
やぎ広場


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