あなたのそばに
歯を食いしばる寒さの後なら
その辺の冬なんてまだぬるい
耐え忍ぶ悩み苦しみの後なら
たいていのしがらみは手に負える
何事も経験とはきっとこういうことをいうんだろう
泣かずに済ませられることが増えるんだろう
だけど見過ごさないで欲しい
泣くほどではなくとも痛いものは痛い
泣かない人 弱音を吐かない人が
本当に平気なんて何故いえる？
心で泣くこと覚え自分を慣らすうちに
いつしか必要な助けさえ求めあぐねる
教えてあげて
手を伸ばしてさえみれば
握り返す手があることを
見つけてあげて
吐き出せなかったため息の
その霧の中で迷うもろい心を
あなたのそばにいませんか
強く優しく頼もしく
涙知らず 助けいらずの人
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