雪月花

運と呼ぶ日







登る人には登り坂
下る人には下り坂

背中に吹いたら追い風で
顔に吹いたら向かい風

ここは夜でもどこかは昼で
ここは冬でもどこかは夏で

それは運命と考えるか
それは偶然と考えるか

同じ時間に起きた同じことが、
別々なこととして別々の人に、
降り掛かっている。

たまたま今、
たまたまここで生きていたから、
こんな目に遭っている。

その坂を登っていたか下っていたか
その風に背中を向けたか顔を向けたか

それを意志ひとつと呼ぶ日もあるけれど
今日はそういうもの全てを運と呼ぶよ

そんな日があって 何が悪い










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