雪月花

雨と梅







やっと咲いた 梅の花も
白く夜道に貼り付いて

強い風は 乱暴でも
どこかに優しさを残していた

肌になじむ 温かい雨に
また巡った 四季を思う

目をつぶって 深く吸って
初めて気付いた この町の匂いがした

梅の香りは 此処も変わらなくて
それはそれでとても たまらなかった。 



わたしは今 この町で生きています 毎日を。











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