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信じている者に裏切られた思い――そして、それを信じていた自分への怒り。 ユフィの気持ちに共感できる部分があるからこそ、カレンは彼女にかける言葉を迷う。 どうにか絞り出した言葉は、陳腐この上なかった。「違うわ……違うのよ、ユフィ」「どこが違うのよ!」 ユフィが激昂した。 つづくポチっと押していただけると嬉しいです!↓ ↓ ↓
2010年03月18日
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が、カレンにかけられた皇帝のギアスには、「カレンは生まれながらのブリタニアの貴族である」という偽りの記憶が埋め込まれていた。 父も母も健在であり、二人は幸せに暮らしており、ブリタニア人に日本人が搾取されていることなど、ないと。 ブリタニアと日本の戦争など、存在しないのも同じで、両国は和解しているのだと。 兄こそ亡くなっているが、それはゲリラ活動のためではなく、単なる事故死で、スザクはその兄の親友であるのだと。 勝手に塗り込まれた記憶だが、これはカレンが抱くジレンマや悩みを見事に払拭するものだった。 実母への哀れみと、義母への憎しみ、父をふがいなく思う気持ち、ブリタニアと日本の間で板挟みになる自分への苦しみ、世界への怒り――そして自覚はしていない、いや、しようとしなかったスザクへの思い。 これらすべてを、ギアスは歪んだ形でだが、一時は解決してくれたのだ。 言わばそれは、カレンの「弱さ」を逆説的な形であぶり出したものだった。 だからこそ、カレンはギアスを憎み、そしてスザクを憎んだ。 きっと同じ気持ちを、ユフィも今、味わっているのだ。 つづくポチっと押していただけると嬉しいです!↓ ↓ ↓
2010年03月04日
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