Bond

Bond

20040311


もう、
よくわからなくなった。
絶対的な愛情なんて幻想なんだと思った。

唯一信じられると思っていた人は、
そうではなかったらしい。

私はやっぱり選択されないのだ。
その人は、
私ではなく、
私の産む娘がほしかったのだ。

私が必要なわけじゃなかった。

まだ生まれていないばかりか、
この世に生も受けていないのに。
その娘に私は負けたのだ。


不安がる私に
「大丈夫。
 ユナちゃんだけだよ。」っていうけど、
じゃあ何で何度も
「どうしてダメだと思うの?」
なんて聞くんだろう。
やっぱり、
私は誰かの代わりなんだろうか。
私じゃダメなのか。

私はそれほどに、
この世で価値がないのか。

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