クラブ-合唱部-


4月に演劇部をやめていたあたしは、毎日ただ学校に行っては友達と遊んでた。
そんな最中。
中学1年の時に演劇部の顧問だった先生が、友達(9月まで合唱部にいてて、引退したばかり)に12月にあるクリスマス礼拝の特別聖歌隊のお手伝いをしてくれと言っていた。
あたしはそのとき偶然横にいた。
先生はあたしに軽い気持ちで「あんたも来てみぃへん?」と誘った。
あたしと友達はとりあえず見に行った。
そしたら入部したことになってた。
そんなテキトーでいいの?w
ある意味、これであたしの人生は狂い始めた。
後々、あたしの中でとても大きい存在になったから。

高校3年生の4月26日に、あたしたち3年生の最後の舞台になる、演奏会が催された。
3人しか同じ学年はいなかったから、たくさん入ってきた後輩を育てるのに苦労したけれど、それでもすごくやりがいがあった。
大好きな歌を歌い続けて、後輩とともに歩み続けて、上を目指して。
いつしかあたしの生きがいは、合唱部になってた。
それなのに。
引退、というものがやってきてしまった。
引退した日までのあたしは、素敵な先輩だったかもしれない。
頼れるお母さんのような姐御のような先輩だったかもしれない。
でも、それがたった1ヶ月半後にはそうではなくなるんだから。

6月の頭から学校に遅刻したり、早退したり、欠席したり。
毎日なにかしらしてた。
遅刻か早退か欠席か。
そして、あたしは教育相談室というところに登校するようになった。
授業はもちろんでない。
顧問の授業もあったのだけど。
行けなかった。
ある日、クラブがピンチだというので、Fちゃんとあたしが呼ばれた。
名目はあたしたち3年が2年のカウンセリング?をする、ということだった。
合唱部に戻れば、あたしは前のあたしだった。
しっかりしてて、後輩思いで、姐御肌で、頼れて・・・
帰る直前に顧問の先生に「なんで、あんたはあたしの授業に出ないの?」と聞いてきた。
「ちょっと、教育相談室登校してるんです」
先生はその言葉に驚いていた。

先生は一学期の終わりごろにあたしを呼び出した。
今まで、クラブであれだけやってこれたんやから、あんたやったら頑張れる、とか、クラブのときのあんたはどうした?とか。
それは、自分がいやってほど思ってることだった。
すごいしんどかった。
あたしはしんどかった。
何がどうって伝えれないけどしんどかった。


後輩に、引退の時にもらったものを見て、思うことがある。

ごめんね。と

あたしはこんな人間なのだ。
こんな人間なのだ。
何も出来ないし、クラブがなかったら生きていくことさえままならないような人間なんだ。
こんなやつが先輩なんだぞ。
合唱部の汚点だね。
今、成長していってるとこなのに。
やっと認められそうなのに。
あたしが汚点として存在している。
ごめんね、ごめんね。
あたしはみんなが思ってるような先輩じゃないんだよ。
ごめんね、ごめんね、ごめんね。
ほんとにごめんね。
自分をコントロールできないような先輩でごめんね。
ごめんね。ごめんね。ごめんね。
クラブがなかったら何も出来ないんだ・・・
あたしのせいなんだ。
合唱部がいろんな先生に認められないのは。
ごめんね、ごめんね、ごめんね・・・
謝りきれないくらいだよ。

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