その後の生活2


「今度はがんばろう」
と張り切ってご飯を作って待っていた。

仕事が終わって真っすぐ帰ってきて
また
「本当に申し訳なかった。。。帰ってきてくれてありがとう。」
と言っていた。
前夫の言うことは半分は期待しちゃいけない
前夫は一家揃って口がうまく嘘つきなのだ
この時、自分の中で「頑張ろう」と決めていたのは
前夫の為ではなく、自分のためと、両親の為であった。
そんな日々は1ヶ月ほど続き、お金のことも言わなくなっていた

そんなある日、毎月来るべきものが来ないのに気がついた
「うっ気持ち悪い・・」
私にも出来るんだ・・
これが初めての感想だった
嬉しかった、自分の子供。
すぐに報告したら前夫も喜んでいた
これで幸せになれるかもしれない

3ヶ月後くらいからまた帰りが遅くなってきた
私はつわりで具合が悪く
「早く帰って来て欲しい」
とお願いしても
「付き合いがあるから」
と・・・・・・・
一人でいるとつわりがひどくなる様な気がして
眩暈はするし、落ち込むしで一日中吐いていた

付き合いと言った相手がわかった
Kという友達で彼は違法の薬を扱う前科があるような
あまり良い仕事をしている人ではなかったため
心配をしていたが、ただ一緒にギャンブルをしていたようだった

毎日朝方に帰り、会話もなくなっていた
そんな生活がさらに2ヶ月続き
ついに言ってしまった。。喧嘩した。。。。
激怒し帰ってきた前夫は
「そんなに俺の付き合いや遊びが嫌だったらその子供を堕ろしてこい!」
そう言って札束を私に投げつけた。
「拾え!拾って堕ろしてこい」

悲しかった・・・父親にこんなこと言われるこの子っていったい・・・
殺してやりたいくらい憎かった


次の日、前夫は「申し訳ない」と謝っていたが
そんな言葉いらなかった。ただこの子がかわいそうで
子供には誠意が全くなく、出てしまった言葉は簡単には
消せない。。。。

それでも前夫の朝帰りは変わらず、日々孤独な毎日。
こんな状況を両親には話せない、もう心配はかけられない


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