「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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楽天版:ユタカン。・サンディエゴ通信。
ボリビアについて。
国名:ボリビア共和国(Republica de Bolivia)
首都:ラ・パス(La Paz)。 憲法上の公式首都はスクレ(Sucre)だが、
事実上の首都は政府中枢機関のあるラ・パス。
面積:109万8581平方㎞(日本の3倍)
人口:777万人(1997年)
住民:ケチュウア族、マイアラ族のインディヘナ55%
メスティソ32%
ヨーロッパ系12%
そのほか1% 比率の町によって差が大きい。
言語:住民にけちゅあ族、アイマラ族が多いだけに、スペイン語、
ケチュア語、マイアラ語が公用語になっている。
宗教:ローマ・カトリック66%、残りをプロテスタントや
ユダヤ教などが占める。 また、古くからの土着宗教も
残っている。
時差:日本より13時間遅れ、夏時間は採用していない。
南米大陸のほぼ中央、アンデス山脈の真ん中に、海をもたない国が
ある。 その昔、向かうところ敵なしだった英国の無敵艦隊もこの国には
通じず、怒った英国女王は、自国の地図からボリビアを消してしまった。
ボリビアにはそんなエピソードが残っている。
人口741万、面積約110平方キロメートル、日本の3倍で、
ペルーとほぼ同じ広さ。 国土の1/3近くをアンデス山脈が占め、
6000メートル級の高峰が14座もあります。 『高山の国』として
知られ、国内の主要都市の半分近くが、標高2000から
4000メートルに位置しています。 人口比率は、純粋な
インディヘナが55%、インディヘナと白人の混血メスティソが32%と
言われ、南米の中でも特にインディヘナの多い国です。 したがって、
ボリビアでは民族衣装に身を包んだインディヘナの人々も多く見かけ、
南米のらしさを象徴する国になっています。
その南米らしさこそ、私たち旅人を魅了する要素でもあるのです。
しかし、単に観光地の数でみると、ほかの南米諸国ほどではない。
だから、ラ・パスのカーニバルやオルーロのディアブラーダ
(悪魔の踊り)など地方、町ごとにあるフォークロアそのものが、
この町の見どころであり、長く滞在すればするほど、魅力のあふれた
国だと感じるだろう。
どこまでも続くアルティプラーノ(高原地帯)、赤茶けた谷間に
咲き乱れるように建つ高層ビル、また一方で南国ムードの漂うエリアなど
ここボリビアでは、多様な大自然とインディヘナと西洋の特異な混じった
文化に触れることができる。 そして、何よりも、空の青さを感じる国で
ある。
『ラ・パスについて。』
標高3650メートル、、世界最高所にある首都として知られている
ラ・パス。 ボリビアの法律上の首都はスクレだが、1900年に
行政機関が移ってからはラ・パスが実質上の首都となっている。
人口は、110万人。 そのうちの半数以上をインディヘナが占める、
南米のなかで最もインディヘナ人口の多い都市です。 市内には食料品を
売る市場、メルカドが広がり、三つ編みの髪を山高帽から垂らした
民族衣装のインディヘナたちが行き交う。
大きなすり鉢状の町は、すり鉢の上からアドベ(日干しレンガ)の
家々、コロニアル建築の家々、そしてそこには高層ビルが建ち並ぶ。
家々の密度は相当なもの。 上へ行くほど貧しい人々の家となり、
その範囲は日に日に広がっている。 今やすり鉢状の上には、人口
40万人ものエル・アルトと呼ばれる町が誕生し、質素な掘っ建て小屋の
家並みはこの国の貧しさの象徴です。 その一方、ラ・パスの中心から
さらに低い地域へ向かってかつては美しい高級住宅地が続く。 これが
この同じ国とは思えない光景です。
市内歩きは、ただでさえ標高が高いうえに、何回も坂道を上がったり
下ったりしないといけなく息が切れる。 したがってここでは、
のんびりと呼吸を整えながら歩きましょう。 すり鉢を乗りきれば、
雪をかぶったイリマニ山(Montana llli-mani、6402メートル)の
霊峰と、マッチ箱を並べたような家々、アルティプラノの蒼い空が
4000メートルの空気の中に広がっている。
『サンタ・クルスについて。』
赤茶けた山々、遠く雪山に望むアルティプラーノである、
サンタクルス。 そんな風景にも徐々に木が加わり緑が目に映り出す。
やがて日差しや植物も常夏のそれにかわる。 ボリビアの『新しい都市、
サンタクルス』へ到着です。
町のいたるところにヤシの木が茂り、赤や黄色の花が咲き乱れて、
高山の多いボリビアにあって、ここサンタ・クルスはSelva(森林地帯)に
属す唯一の大きな都市です。
サンタ・クルス州は、ボリビア東部、ブラジル、パラグアイ、
アルゼンチンとの国境沿いに位置し、標高437メートル、
面積は37万平方㎞。 国内で最も大きな州である。
中心サンタ・クルス市は、ラ・パスより約550キロ、人口およそ
80万人のラ・パスに次ぐボリビア第2の都市である。
町は1651年2月26日、パラグアイから植民したスペイン人
(Don Nufio Chavez)により建設された。 最近まで交通が不便であり
独立都市のイメージが強かった。 そのため混血しないスペイン人も多く
スペイン系の美人が多い町として有名だ。 ボリビアにあってボリビアで
ないような印象を受けるところである。 近年では、周辺諸国の都市から
空路で2時間余りで来られること、ラ・パスより標高が低くて気候が
いいところなどから、ボリビアの商業の中心地になりつつある。 市内は
発展の著しい都市で、中心地は各官庁の支所、大学、大学院のある
文化都市の顔を持ち、周辺地域は農作物の集散地となっている。
温暖で空気の濃いこの町に着くと、高山病もいっぺんに治り、
体が軽くなるようだ。
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