「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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夢のイタリア旅行(ローマ~カプリ)
数々の問題、仕事、その他を片付けて、
夜の9時に関西国際空港へ到着。
すでにこの時点でヘトヘト・・・
関空で5万円をユーロに替える。
23時30分、機中へ。
今回はエミレーツ航空を使用。
ドバイまで10時間のフライト。
直前まで忙しかったので、機内では直ぐに夢の中へ・・・
しかし夜食、オヤツ、朝食、軽食、飲み物と至れり尽せりだ。
ついつい食べてしまう。
日本では深夜だと言うのに・・・
デブ街道まっしぐらの、食べては寝て、
食べては寝てを繰り返していたらあっという間にドバイに到着。
ここでトランジット。
空港内は美しく、外は暑いそうだが全く分らない。
免税店では煌めくゴールド製品が眩しい。
そしてイタリア行きの飛行機に乗り換え。
エミレーツはエコノミーでも全席テレビ付で
ゲームや音楽、映画もたくさんの種類から選べて
最高だ。イタリアにつくのに5時間。その間、
ハリーポッターのアズカバンの囚人を見る。
吹き替えが英語、字幕がアラビア語だったので、
ちょっと完全に把握できなかったけど、
まあまあかな?ローマのフィウミチーノ空港へは
昼の12時前に到着した。
しかし日本時間では既に夕方。結構疲れた・・・。
到着して、初めにいきなり怪しいバスに乗り込み
どこかのゲートへ向かった。
車中で空港内を荷物を積んだカートが走り回っていた
のを目撃したが、スーツケースなどをそのまま
荷台にポンと置いただけで走っている。
カバーもなくおちそうなのも目撃した。・・・
あんな風に私の荷物も運ばれているのだろうか??
到着した先では長蛇の列だった。
何の列かは不明。外の強い風が吹きすさぶ中、
待つ、待つ、待つ・・・30分以上まってやっと
建物の中へ。何の列かと思ったら、
あの通るとピンポーンと鳴るあの装置を
くぐるのを待っていたのだ。
他の飛行機の到着客も合流して来て
すごい混雑だ。なのに、その装置はたったの
1個しかない・・・マジで~??
仕方ないので羊のようにおとなしく並び、
順番を待った。やっと無事通過。
その後はおまちかねの入国審査だ。
そこは何故かガラガラに空いていて、
直ぐに順番が来た。おじさんに顎で
呼ばれてパスポートを差し出すも、
おじさんはパスポートに手も触れず、
私の顔も見ず、もちろん入国の判子すら
押してくれず15秒で終わってしまった。
あまりの事に、ここは入国審査ではないのでは?
と思ったがそれで最後だったので、
これがそうだった様だ。
今回はレオナルドエクスプレスで
テルミニ駅まで行くことにしていたので
早速切符を買い、乗り込む。
しかし定刻になっても全く出発する気配もなく、
仕方ないので待っていたら40分も過ぎてしまった・・・
信じられない。アナウンスの一つも無い。
同乗のイタリア人も不審そうにしていたので、
あまりないことなのだろうか??
やっと動き出し、定刻を大幅に遅れてテルミニへ到着。
イタリアって・・・マジで、大丈夫????
駅にすぐ近くのホテルキャピトルへチェックイン。
部屋は3階でエレベーターで上がるのだが、
このエレベーターが兎に角遅い。呼んでもなかなか来ないし、
閉めるボタンもないので閉まるまでじっと待つしかないのだ・・・
部屋は2星にしては割と綺麗でベットも2つあって良かった。
但しシャワーのみ。
ホテルを出て、今日は夕方5時からのボルゲーゼ美術館へ。
予約がないと入れないそうで、
もちろん予約済み。しかし体内時間では既に深夜。
かなり眠い。ボルゲーゼ美術館は、
ボルゲーゼと言う人の私設コレクションだったのを、
今では国が買い取って披露している美術館だそう。
入ってみるとまず天上のフレスコ画に驚く。
もうもんのすごく綺麗。
他にもベルニーニの彫刻等が多数あって、
その出来はかなり素晴らしい。
何百年も前に、機械なども使用せず、人力だけで
こんな彫刻が本当に作れたの??
とただ驚嘆するばかり。
ここには、カラヴァッジョの絵画も多数あり、
その素晴らしい絵にうっとり。
本当に素晴らしかった。
日本からずっと見たかったのでそれだけでももう満足。
予約制で2時間いてられるんですけど、
2時間なんてあっという間でした。
その後、少し歩いて、ピンチョの丘へ。
ここからは、遠くバチカンのライトアップ
された夜景やローマ市内の夜景が見渡せて
とても美しかった
今夜の食事はピザ。
ピザッテリアで本格的なピザを頂きました。
本場のピザってチーズがあまりのってないのですね。
でもとても美味しかった。
ホテルへ戻ってからは倒れるように就寝。
イタリア旅行 2日目
今日は一日ローマ市内をとことん廻る予定。
ホテルで簡単な朝食をとり、まずはコロッセオへ。
テルミニ駅から地下鉄B線に乗る。
地下鉄は大阪の地下鉄とあまり雰囲気は変わらないが、
切符購入をT(タバッキ)でするのにちょっと驚き。
タバコ屋さんで切符を買えるのだ。
コロッセオには直ぐに着いて、駅のまん前が
コロッセオだった。か~な~り大きい。
中に入ろうと思うも、入場券を買い求める人の列がすごい。
なので先にフォロロマーノを見学。
ガイドブックの裏技では、フォロローマーノを
上がった所のパラティーノの丘とコロッセオが共通入場券
なので先にそれを買いに行きます。
フォロロマーノは入り口がどこかちょっと
解りづらかったけど、入ってみるとすごい遺跡が
ゴロゴロしていてすごかったです。
屋根も何もないのでかなり暑いです。
9月末でも暑いので夏場は死にそうかも・・・
パラティーノの丘は小高い丘で、コロッセオなども
良く見渡せて気持ちの良い場所でした。
風通しも良いし、緑が一杯です。
で、いよいよコロッセオに入場。まあ兎に角大きいです。
映画のグラディエーターを見た事がありますか?
あれ、そのもの~昔、ここでそんな恐ろしい事が・・・
って感じです。地下なんかも見渡せて、
あのあたり、控え室??とか思ったり。
なかなか良かったです。
その後徒歩にてヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂
やベネツィア広場を見学。
どこもかしこも綺麗な水が豊富な噴水があって心地よい。
コルソ通りを通って、トレビの泉へ。
バールで美味しそうなサンドゥイッチを購入。
食べながら歩く。途中、とっても美味しそうな
ジェラートを持っている人を発見。
恐る恐るイタリア語でどこで買ったか聞いてみると、
何とか通じたようで店を教えてもらい、
そこでジェラートを購入。とても美味しいし
日本ではないようなビックサイズだった。
狭い路地を歩いていくと、突然目の前に広場が出てきて、
そこがトレビの泉でした。
昔、大阪でOLしてた頃、付き合いで行ったスナック
みたいな所に、トレビの泉って言うちっさい噴水
見たいのがあったんですよ~なんかそのイメージが
強かったのですが、やはり本物は素晴らしかったです。
ここでもお掃除が綺麗に行き届いおり、
綺麗な水がたくさん溢れていました。
泉の周りはすごい人で混雑していましたが、
何とか端っこの方に座り、お決まりのコイン投げ
もしました。絶対にまた来たいと願いながら。
その後、ブランド品が多数売られている
コンドッティ通りへ。多数ありましたが、
昼休みが異常に長く閉まっているお店も多数。
FURULAがあったので、自分のバックと財布とポーチを購入。
日本で買う場合より半値近い値段にビックリ。
GUCCIも行きましたがすごい混雑具合で
店員さんが捕まらず諦めて帰りました。
そのまま徒歩でスペイン広場、スペイン階段まで歩き、
(ここまでずっと徒歩・・・かなりかなり歩きました。
って言うかバスの乗り方がイマイチ分らず、
バス停を探しているうちに目的地についたという感じ。
健脚なら歩きで十分廻れます)
そしてメトロに乗ってバルベリーニ広場へ。
ここでは骸骨寺というすごいお寺を見学予定でしたが、
修復中で見れなかった・・・残念。
でも直ぐ側にベルニーニ作の蜂の噴水って言う
可愛い噴水があって、それを見れて良かったです。
いったんホテルに戻り、夕食へ。
今日の夕食は同行友人のイタリア人のメル友
と食べることに。40歳くらいの落ち着いた
紳士的なおじさんでした。(でもイタリア語しか喋れない・・・)
連れて行ってもらったレストランでメニュー
を見るも全てイタリア語。
しかし食材イタリア語リストを持っていっていたので、
それを見つつ、Orecchiette というパスタに、
ブロッコリーが入っている模様のものと、
ニョッキをセレクト。
ニョッキはもちもちしていてほんのり甘く美味。
でも、オレキエッテ?と言う耳たぶ型のパスタと
ブロッコリーのソースの美味な事。
日本では食べた事のない美味しさでした。
一皿の量が多いので、2皿のパスタのみで
おなか一杯になりました。
隣のおじいさんなどは、プリモ、セカンド、
ドルチェ、ワイン一瓶、食後のエスプレッソ
まで一人で食べていてすごい食欲でした。
満足、満足。
その後、夜のトラステーベレに連れて行って
くれました。ローマの下町だそうですが、
雰囲気最高で、日本で言うと、そうですね~
ディズニーシーみたいな感じ。
川が流れていて、建物は古くて、道は石畳で、
車も入って来れないような細い路地で・・・
空気も澄んでいるのか空が綺麗なんです。
月がくっきり見えて幻想的でした。
いや~綺麗でした。
そこでまたもやジェラートを食べてしまい、
おなかがはちきれそうになりました。
今日、お会いしたイタリア人のおじさんは、
日本で言う防衛庁みたいな所にお勤めの様子です。
イタリア語しか喋れないので、日伊辞書を繰りながら
友人も私も死にそうでしたが、もう喋るしかないんで
きっと間違えていただろうけど頑張って知っている限りの
単語で話をしました。
なんとか通じていたり、おじさんが間違いを直して
くれたりしていました。
(きっと変な事一杯いっていたと思います(笑)
その後、直ぐにホテルに送ってくださったので、
バタンキューでした。
慣れないイタリア語を話したので
頭を使いすぎて頭痛がしました(笑)でも貴重な体験でした
イタリア旅行 3日目♪
今日はいよいよバチカンへ行く予定。
天気はずっと快晴で朝夕は少し肌寒いものの
観光には最適の季節のようだ。昨日に引き続き、
今日も同行友人のイタリア人のメール友達が
案内してくれるという。しかし昨日の人とは別の人。
その人の事務所で11時に待ち合わせだったので
ホテルから徒歩で出かける。途中、ローマ三越に
よる。このローマ三越には驚いた。
まさに日本の百貨店そのものが(中身もサービスも)
いきなりローマの真中に出現したのだ。
中では店員さんは全て日本語。(イタリア人の店員も)
イタリアでは勝手に触ってはタブーとされている
ブランド品も、日本のように遠慮なく触り放題OK。
そして、今までほとんど見た事が無かった
日本人観光客が店内に溢れており、一体ここはどこ?
って錯覚を起こしそうになりました。いや、やはり
日本の接客は良いですね(笑
と、時間を潰し、三越近所のMさんの事務所へ。
事務所は非常に古いマンションで(でも手入れは
最高に行き届いている)アンティークでした。
どうやって乗るのか不明なアンティークな
エレベータもあり、乗り方が分らないので
仕方なく4階まで自力で上がりました・・・
このMさんはかなりお年を召していて、多分
60歳くらいかなあ?って思うんですけど
私の友人をすごく気に入っており、もう、AMORE
攻撃がすごかったです・・・(笑
事務所には可愛いプティサイズのドルチェが
用意されていて、お土産までありました!!
もちろん私にも同じ物を用意してくれていて
優しい人でした。仕事はパソコンのソフトを開発
しているようです。イタリア軍などに納めているそうで
お金持ちっぽかったです。
彼は英語も話せるのでちょっと安心でしたが
イタリアの人の英語はHが抜けるので、
HOWとかでも 耳で聞くと あう って聞こえて
ちょっと聞きにくかったです。
早速車でヴァチカンへ連れて行ってくれました。
ヴァチカン近くてお昼です。
今日はアマトリチャーナでした♪
これに使用してるパスタは非常に太く
真中に穴があいていました。このアマトリチャーナ
はたっぷりのベーコンとチーズがかかっていて
もう超超美味でした。ああ~~~美味しい~~~
リッチなだけあって、何でも好きなものを
食べてよいとの事でしたが、パスタ超巨大な
お皿に日本の5人前くらい入ってきたので
料理は食べれず、しかし本場のティラミスは
食べたかったので食べました。日本のようにチーズが
フワフワしてなくてもっとなんていうかケーキっぽかった
ですね。でもチーズの味がしっかりしててとっても
美味しかったです。ここで名前を忘れたのですが
消化をよくする食後酒を頂きました。カンパリっぽい
ハーブっぽい味わいでしたが、色はイソジンのウガイ薬
見たいでした。
職業がソフトなどの開発なので、今回もビデオに
すごいカメラ持参で観光です。なんとこのDVDやカメラで
私たちを撮って後でDVDに編集して送ってくれると言うのです。
私は素直に喜んでいましたが、気に入られている友人は
複雑そうでした(笑)
ヴァチカンは美術館は閉まっていたので
システィーナ礼拝堂のみ観に行きました。
そこに入るまでは長蛇の列で、入るときには空港の
ような荷物検査の機械まであって厳重な感じでした。
中に入ると・・・・
すごく広く、大理石のひんやりした感じがします。
多数人は入っているのですが、カトリックの聖なる場所
なので皆さん静かに鑑賞されていました。
彫刻などが多数あったのですが、その大きい事
そして精巧で美しい事に目を見張りました。
天上のクーポラからは柔らかい光がそっと降り注いで
いて、とても幻想的な感じです。
人だかりを覗いて見ると、なんと聖人のミイラまで
ありました。なんか白っぽくて本当に本物??
と思いましたが、ありがたがって泣いている人も
いてちょっとビックリ。でも死んであんな所に
展示されて毎日毎日みんなに見られるのってなあ・・・
とか思ってしまった。
有名なミケランジェロのピエタもありましたが
遠くのほうにガラスケースに入って・・・と言う感じ
だったのでちょっと残念。同行M氏は中でもDVDを
回していて警備の人に注意されていました(笑
足を触ると幸せになる天使の足を触ったりして
広い教会内をゆっくり見てまわりました。
外に出ると、馬車が止まっていました。
リッチなM氏はなんと馬車にも乗せてくれると言うでは
ありませんか!!!!
これはとてもビックリ。近くのサンタンジェロ城まで
馬車で連れて行ってもらいます。
馬はとてもおとなしく、可愛いかったです。
石畳の道を馬車で・・・あ~中世の人みたい~
と大興奮。素晴らしかったです。しかし車の往来が
非常に激しいので、馬が怖がらないように耳には
詰め物を、目の横にはガードをつけていて
ちょっとそれは可哀相でした。イタリアの道って
車がすごいから徒歩でも怖いですからね・・・
その後、近所の店でお買い物。
イタリアではどんな店でも店内まで普通に
犬を連れて入っていてそれも驚きでした。
盲導犬ではない普通の犬ですよ??
その後、ジャニコロの丘と言うローマ市内を一望できる
丘へ連れて行ってくれましたが、もう、ここも
すんごく綺麗で感激でした。
丁度 夕焼け時刻で、夕焼けに染まるローマの町は
白にオレンジが映えて、オレンジ色の街って感じでした。
いや~良かったなあ~~~
その後、トラステーベレに行ってちょっと散歩し
夕食となりました。
今日の夕食はシーフードが美味しいお店だそうです。
ローマの休日のグレゴリーペックも来た事あるらしい
です。
ここではシーフードの盛り合わせとステーキと
モッツアレラチーズのサラダとピザを食べました。
食べきれないと言っても、どんどん注文してくれて
本当におなかが裂けるのではないか??と
思うほど食べてしまいました・・・体重が恐ろしい。
シーフードはただ炭火で焼いたって感じなんですけど
新鮮なのかどれも甘くてレモンを掛けただけで
美味しくいただけました。モッツアレラのチーズは
白いボールみたいで、ナイフで切って食べますが
日本では食べた事の無い水牛のチーズで、
クリーミィーで美味でした。
イタリアの食事では毎回ワインが飲まれます。
どのワインもとても美味しく、毎日ワインを
飲めるのも幸せでした。
夕食も時間を掛けて食べたので、もう結構な時間です。
M氏は事務所で一緒にDVDの編集をしようと言ってきましたが
とても眠かったし、翌日はカプリ島行きの為
早朝から電車でナポリに行くので、断りました。
彼は友人にキスをさせて欲しいと懇願していましたが
友人は、って言うか、一般的な日本人は口への
キスなんて恋人でしかありえないので、頬になら。。。
とかなんとか言ってました(笑
このM氏は背がとても高く、結構がっちりとした
大柄なタイプで、友人はそれもちょっと怖かったようです。
でもとっても良い人で、友人としてのみの私は
気楽で美味しいものも頂けてとてもよかった一日でした。
無事ホテルに到着。
帰るまでに電話してと言うM氏。
電話、最後の日にしたらいいか~(この後とんでもない事が。。)
M氏のくれたお土産、超重いなあ~なんだろ~
と見てみると、1キロもの巨大板チョコでした・・・
すごいなあ~
イタリア旅行~4日目・・・
今日はナポリへ行く日だ。
切符の購入が大変らしいとの事で前日には
既に切符を購入済みなので、気軽に駅に向かう。
駅でクロワッサンとコーヒーの朝食を摂り、
駅のスーパーで安いミネラルウォーターを購入。
電車は結構ぼろかったが、2時間30分でナポリに
着くらしい。6人掛けのコンパートメントで隣は
東洋系の新婚旅行者だった。しかし・・・
彼らは、ものすごくにんにく臭いのだった・・・
何人かは不明だったが・・・口を開くと強烈な
にんにくの臭いが・・・締め切ったコンパートメントに
立ち上る・・・その隣にはイタリア人の夫婦が座っていたが、
彼らは窓際だった為窓を開けて凌いでいたが
私たちは通路側・・・通路のドアを開けるも結構臭い、
電車にも酔いました・・・
ほうほうのていでナポリへ。
やっと着いたよ。
ここがちょっとかなり危険とされるナポリだね・・
気をつけねばならない!!と気を引き締め、
メトロへむかうも、何故かメトロは人が少なく
閑散としている。え?と思っているとイタリア人
の男の人が、メトロ ブロークンと教えてくれた。
え~地下鉄壊れてるの??マジ、やばい・・・
あ~地下鉄経由でしか港への行き方が分らない。
仕方ないので、カプリ行きの船の乗り場を聞きに
I(インフォメーション)へ。
Iの前で親切なおじさんが話し掛けてきた。
どうやらメトロは壊れているのではなく
ショーペロ(ストライキ)らしい。
マジで??船もストをしているかもしれない。
おじさんがソレントまでタクシーで送ってあげる。
価格は1〇〇ユーロ????
よく聞いたら、おじさんはIの人ではなく
タクシーの運転手さんだった・・・(爆)
ああ~ナポリ、危険かも??
仕方ないので市バスで港まで行く事にした。
こちらのバスはアナウンスも無いし、
バス停の表示もイタリア語なので分りにくいので
乗りたくなかったのだが、
他のタクシーも超怪しげだったので仕方なかったのだ。
バスはたったの1ユーロ。
バスの中は当然ナポリターノオンリーで
東洋系は私たちのみ・・・そして道の混雑具合が凄まじい。
信号はあってないようなものだった。そして割り込みもすごい。
車はよく見たらボコボコだ。
バスも進むが、超ノロノロ。
途中で乗換えまであるらしい・・・泣きそうになったが
頑張って乗りつづけていたが、何故か?バスも途中で
止まってしまう。何故??と思っていたら
なんとバスまでストライキ!!!
マジで~~~と叫びそうになったが
皆降りているので仕方なく下りる。
あ~こんな所で道も分らないし、イタリア語も
分らないのにどうしたら??危険といわれるナポリで??
と泣きそうになっていると、なんとラッキーな事に
目の前が目的地の港だった。
運が良い。
港からはこれまた丁度良い時間の船があり、
無事に乗り込む事が出来たのだ。
カプリまで1時間弱の航海だ。
船はあまり揺れずにカプリ・マリーナグランデに到着。
カプリ島はまさにリゾート地だった。
空も抜けるように青く、海は紺碧で輝いている。
温度もローマよりやや温暖な感じで、
切り立った崖の間を縫うように、家や店やホテルが
建っていた。
ホテルは上のほうだったので、フニコラーレと
呼ばれる登山電車に乗る。
直ぐに到着したが、上方からの展望は更に美しく、
ああ~~~もう感動。綺麗と言うしかないがもっとこう・・・
最高なんです~って感じ。
遠くにナポリの港、眼下にはマリーナグランデ、
輝く海、石灰質の山肌、輝く太陽。
パンフレットなどで見た南イタリアのイメージそのものでした。
ここカプリは小さい島ながらブランドショッピング
も可能であらゆるブランド店が軒を連ねていた。
ホテルも多数あり、どこも小サッパリしていてとても美しい。
今回は、ヴィラサンフェリーチェと言う所に宿泊予定。
が、ホテルが見つからない。探しているうちに、
素晴らしい絶景ビューポイントに出たり、
島特産のレモンで作ったリモンチェッロや
レモンの匂いの石鹸、香水を売っているお店や工場を
発見したり、とても可愛く美しい所だった。
ホテルは細い裏路地のような所を少し登って
いったらあった。深い緑に囲まれてめちゃめちゃ可愛い作り。
庭も手入れされていて緑が美しい。
隠れ家っぽい雰囲気のところだ。
部屋も可愛く白壁で、小さなベランダも
付いておりブーゲンビリアの花が咲いていた。
お風呂場は浴槽の完備♪あ~久々のお風呂~~
照明器具もロウソクをイメージしたつくりで
とっても可愛い。まだ明るかったので、
買い物や散策に繰り出す。特産のレモン製品を
買い込み、ブランドショップへもいってみた。
片言のイタリア語で質問したら、みな、とても喜んでくれて、
発音が完璧だとか大袈裟に誉めてくれるので
嬉しかったし、対応もとてもフレンドリーだった。
やはり頑張ってイタリア語を習ってきた甲斐があった。
カプリ島は起伏が激しいので、スーツケースなど
持ってくると大変かもしれない。
今回はローマのホテルに明日また戻るので
スーツケースは預かってもらえたので助かった。
夕方の景色も素晴らしく、空がオレンジに代わり、
段々ブルーになり、濃紺の空に変わっていく様は
とても美しい。空気も綺麗なのか星もたくさん見えた。
夕食はどこで取ろうか?と悩んでいたらホテルの
フロントの陽気なお兄さんがお勧めのお店に
連れて行ってくれた。
そこは無国籍料理風のお店で、海老の天ぷらなど
もあったので食べてみるも、非常に美味しく感激だった。
量も程ほどで色んなものを少量ずつ食べる事が出来て
とてもよかった。夜のカプリ島も幻想的な感じで治安もよく
裏路地の迷路のような道を散歩してホテルに帰り、
久々の湯船で疲れを癒せた。本当に最高~
島の物価はローマに比べてやや高いが美味しかったし
雰囲気も良いのでもう暫く滞在したかったなあ~
イタリア旅行5日目♪ 青の洞窟編~
今日はいよいよ青の洞窟を観に行く日だ。
なんでも青の洞窟を見る事のできる確立は
年間4割程度らしい。主に夏は大体OKだけど、
冬になるにしたがって見れない事が多いらしい。
今回は9月末なので多分大丈夫だと思うがこればかりは
洞窟の前まで行って見ないと分らないらしい。
また、波が穏やかでも、その分人が多く集まりすぎて、
小船に乗り移れず見れない事もあるらしいので、
運が大切のようだ・・・
今日も天気は快晴。ホテルの朝食は美味しい
クロワッサンにクリームをはさんだものと、
チョコのかかったカプチーノ、その他のパンでした。
美味しく頂いて、、、、今日は船に乗るので
船酔いしやすい私は酔い止めの薬を飲む。
楽天で情報収集した所、陸路をバスで洞窟の上まで
行く方法もあったのだが、時間的に難しかったので、
ホテルで斡旋している船で行く事に決めたからだ。
船は往復7ユーロ。慌しくホテルをチェックアウトし、
フニコラーレでマリーナグランデまで下りる。
朝の風景もとても美しい。
フニコラーレは15分間隔で運行だが、
今朝は何故か朝っぱらから遅れており、、、
船の時間に間に合わないとヤキモキするも、
船も、9時出港なのに、人が集まらないとの理由で
出たのは9時15分・・・乗り物に関しては時間厳守が
身についてしまっているので、かなり調子狂う・・・
船着場はベンティドゥーェって言われたので22番で
待っていると、大きくて屋根つきの立派なグロッタアズッラ
って書いた船が停まっていたのでてっきりそれだと思っていたが、それはベンティウーノ21番の船だった・・・
私たちが乗るのは漁師さんが気軽に漁に出かけるって感じの
屋根なしの船だった。乗客は朝一だからか、私たち2名、
アメリカ人の夫婦2名、イタリア人の親子3人の計7名。
広々して快適だ。綺麗なカプリの海を快調に飛ばす船。
波が跳ね上がってしぶきが飛ぶが水が綺麗なので
あまり気にならない。また、潮風がすごいけど、
水が綺麗だからか髪の毛もベタベタしなくて良かった。
20分位で青の洞窟の入り口に到着だ。
洞窟付近は、事前の情報収集のとおり、混雑していた。
私たちの船以外に、先程乗れると思っていた屋根つきの
大型の船、他の中型の20人くらい人の乗っている船などが
3~4艘待っている。洞窟付近には洞窟内へ連れて行ってくれる
小船が多数浮かんでいるが、順番待ちで込み合っている。
事前情報ではここで30分や1時間待ちはざらである。
しかも小船の船頭さんには当たり外れが激しく、
パバロッティみたいなデブの船頭さんに当たった場合は、
チップを強奪され、拒むと汗臭い巨体でのしかかってきたり、
洞窟内でゆっくりしてくれず直ぐに外へ出されるとの
情報もあったのでドキドキである。
しかも小船の船頭は順番なので、誰になるかは運
とかも書いてあったので何でも運任せの青の洞窟である。
15分ほど待ったところで、港からの送迎の船の
お兄さんが携帯電話で知り合いの船頭さんを呼び寄せてくれて、
順番抜かしで早々に小船に乗り込むことが出来た。
小船には通常4名定員みたいだ。
私たちとアメリカ人の夫婦で乗り込む。
それでも結構狭い。欧米人のデカイ親父たちは3名定員
で一杯だ。しかし、日本人観光客の団体さんはなんと6名
も載せられていて、キュウキュウで狭そうだった・・・
小柄だからって言ってもちょっと。。。。
沈まないのかも心配。
洞窟の入場料と小船代は、洞窟前に浮かんでいる船で
徴収される。事前情報では、お釣りなど無いので
きっちりを用意する事とあったが、ちゃんと普通にお釣りも
くれたし、大丈夫だった。
洞窟の入り口は、とても狭く高さ1mあるかないか、
幅は小さいボート一艘分でみんなボートに寝そべって
船頭さんが鎖を手繰って中に入るのだ。
こんなとこに入れるのか~ひぃ~って感じで目を
つぶって仰向けに寝転んで目をつぶって、
ご~~って言う轟音とともに中に入ったら!!!!
そこは海の中の洞窟で初めは暗くてよく見えないのだが、
目が慣れてくると、海の底から湧き上がってくるような、
神秘的な青色・・・・
それが波で揺れてもうなんともいえない美しい景色を
かもし出しているのだ!!!
綺麗~と感動しっぱなし。船頭さんは一通り青の洞窟の説明を
してくれる。(英語で)ローマ時代から海水浴をする所
として親しまれていたそうだ。
ここで泳ぐのも気持ち良さそうだけど神秘的過ぎて
ちょっと怖いかも。船頭さんはカンツォーネまで
歌ってくれた。更におまけだよと言って洞窟内も二周してくれた。
入り口から入ってくる光が洞窟の底に反射して
このような色になるようだ。表現しがたい青色・・・
素晴らしい写真も撮る事が出来た。
もう夢の中の世界のようだ。
船頭さんへのチップの事でも事前収集では
1000円程度とられたと言うのが乗っていたが、
船頭さんはいくらでも良いと言うので、
歌も歌ってくれたことだし二周もしてくれたし、、、で、
2ユーロ渡しました。
そして送迎の船に乗り換え港へむかって帰りました。
この青の洞窟のみのコース以外にも、青の洞窟を含む
カプリ島の奇観を見せに連れて行ってくれるコース(10ユーロ)もあるので時間のある人はそういうのもお勧めかもしれないです。
マリーナグランデで少し時間を潰し、
リモンチェッロを購入。これはレモンのリキュールみたいだけど食後に飲んだりするようだがストレートでかなりキツイ。
高速船へ乗って一路ナポリへ。
ナポリに着くと、まだショーペロは続行中な様子で
地下鉄は動いていない。すかさず3人組のタクシーの
おじさんが寄って来て、ナポリの中央駅まで20ユーロ
でどうだい?と言ってくる。
行った事がないので相場がイマイチ分らないけど、
ちょっと怪しかったので、高すぎる。
私たちはお金が無いと言うと、じろじろ私たちを見た挙句、
チッと言ってどこかへ行ってしまった・・・(汗)
貧乏そうに見えたに違いない(笑)
仕方ないのでバスでも走ってるかと探していたら、
別のタクシーが止まっていたので、駅までいくらかかるか
念のため聞いてみたら10ユーロ程度でいけることが判明!!
話をしても良さそうな運転手さんだったので、
このタクシーに乗る。英語で色々質問や、
ナポリの印象はどうだい?と聞かれたが、
タクシーに乗っても他の車の割り込み、信号無視、
強烈な運転は変わらなかったので、
風景が美しいと言っておいた(笑)
しかし嘘ではなくナポリの風景はとても美しく、
町並みも綺麗だ。
本当はポンペイの遺跡も行きたかったけど今回は行けなくて残念。
遅い昼ご飯をナポリ駅近辺で食べる。
ナポリでは魚のピザが美味しいというので
友人とマルゲリータと魚のピザをとって半分こした所、
魚のピザも美味しいけど、シンプルなマルゲリータが
一番美味しかった。トマトの味が濃いって感じ♪
帰りはユーロスターで広々快適。
しかし二人一緒に切符を買ったのに席は離れ離れで、
はっと気付くと眠っていて、ローマはもう直ぐだった。
夕食はピラミデ駅付近でパスタ。
本日のお勧めのオマール海老のタリアテッレが
非常に美味。オマール海老も入っていて美味しい~♪
ピラミッドを模したピラミデ(結構大きい)を見たり、
マルタ騎士団の扉の鍵穴からヴァチカンのクーポラを覗いたり、
ジェラートを食べたりして、のんびりし、ホテルに戻り、
荷物の最終パッキング。
もう、イタリア最後の夜なのだ。
すると部屋の電話が鳴り、でてみると同行友人の
イタリア人のメール友達(以前の人とはまた別の)からで、
少しあえないか?と言っているようだ。私は疲れていたし、
日本の自宅にも電話したかったし、友人だけで行って来て
と言って、一人で部屋で伸び伸び過ごしていた。
シャワーを浴びてすっきり~としていたら、
電話が鳴った。てっきり友人からだと思い、
一応、PRONT?と出ると、それは先日ヴァチカンを
案内してもらった友人のイタリア人のメル友のおじさんから
であった!!!ピ~ンチ!
おじさんは、今日はどうだった?
等と英語で話してくれるのでまだ少しは対応できて
良かったが、「○○(友人の名前)はいるかい?」
とか言われて、
「今、お風呂に入っているの・○○が出てきたら
電話を掛けなおすわ。ごめんなさい」
と言ったのだがおじさんは
「電話代を払わすのは悪いので後1時間くらいしたら
掛けなおすからね」と言う!!
1時間で友人が帰ってくるか補償は無いので、
「こちらから掛けなおすわ」と言うのに
彼は聞かない・・・仕方ないので、
ドキドキしながら友人の帰りを待っていたら、
以外に早く戻ってきてくれたので本当に良かった・・・
もちろんおじさんからの電話にも間に合って
ホッとしたイタリア最後の夜でした。
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