★★わたしの時間★★

★★わたしの時間★★

だいきが産まれるまで



次男、大喜(だいき)が産まれるまで(H17.3.30 午後8時45分誕生)



●3月30日、午前1時ごろ、いつもとは違うおなかの痛さで目が覚める。

軽い痛みを伴って、頻繁に張り始めた。

腰が痛く、骨盤が開き始めているような痛みが20分おきくらいに30秒ほど続く。

毎回目を閉じて身構えて、治まるのをじっと待たなければならないくらいの痛みだった。

結局、それから朝まで一睡もできなかった。

なんだか横になっているより、座っている方が楽だった。


朝になり、母に異常を伝える。

とりあえず、準備をして気軽な気持ちで病院へ行ってみることにした。

このころの私は、おなかのなかの赤ちゃんは絶対に予定日の4月2日以降に産むんだ!と頑張っていた^^ (今では元気に生まれてきてくれただいきを見ると、何をそんなに4月生まれにこだわっていたんだ?!って思うけど)

そういうわけで、この日に赤ちゃんが生まれるはずがないと思っていた私は、病院に行ってもまたすぐにうちに帰ってくるつもりででかけた。

しかし、もし即入院!ってことにでもなるといろいろと困るなって思い、前回の教訓を活かし、お化粧はちゃんとしていった^^ 

長男(ゆうき)出産の時は、まぁ病院へ向かったのが23時ごろだったためでもあるが、夜だしいいかぁ~なんてことでお化粧なんかしていかなかった。誕生の瞬間を撮った写真には、まろのような眉毛をした自分が写っている^^;



ゆうきのことは半日仕事を休んでくれた父にお願いし、私は母と一緒に午前9時ごろ病院へ。

あかちゃんの心臓の動きをみるモニターを40分付け、その後内診。

この時点で子宮の開き3センチ。経産婦ということもあり、経過が早いかもしれないということでとりあえず入院することに。

え~~!と思うと同時に、今日産まれるかもしれないな・・・と思う私。

早速5階の病棟へ向かう。ゆうきも同じくこの病院で産まれる。

たまたまなのか運命的なものなのか、通された病室、ベッドの位置は同じ。

懐かしい記憶がよみがえる。

13時30分、実家に残してきたゆうきは、ばあちゃんとおりこうにねんねできてるかなぁなんて考える。

15時30分、11時ごろからの状態とほぼ変わらず、8~15分間隔で30秒ほどの痛み。おしりの穴がいたい感じ。痛みの波がくるたびに病室でぐっとこらえる私。

この時点で結構痛かった。

ゆうき出産時、この程度の痛みの時は、確か陣痛室で横になり、付き添ってくれていた母に腰をさすってもらっていた時の痛み。痛い痛いと叫んでいたのを覚えている。

しかし、今回は痛いのだけれど、我慢できないこともない。

痛さは前回と同じはずなのに、私の体はだいぶ強くなっていたようだ。

一度出産を経験して痛みにも慣れたというのか、ギリギリまで病室にて陣痛を乗り越える。

16時半ごろ、旦那さんが駆けつける。ありがたいことに、午後からの仕事は休みをいただいた。

二人でいろんな会話をしながら時を過ごす。時には大笑いしながら。

でもその合間合間にも陣痛の波は容赦なく襲ってくる。

そんな時は会話を中断。

「あ~来た来た(陣痛の波が)」

と机にしがみつきじっと痛みをこらえる私。

間隔が4分くらいになったら、陣痛室へ行きましょうと言われていた。

陣痛の間隔を紙に書いていたが、徐々に5分を切るようになってきた。

痛みもかなり強くなってきた。

「陣痛室行くわ。ナースコールして」

と旦那さんに頼む私。時刻は18時45分。

看護婦さんに付き添われて、陣痛室へ向かう。旦那さんも一緒に。

すぐに安楽イスにまたがる。ゆうき出産の時はベッドに横になるのが一番よかったが、今回は座っている方が楽だった。

徐々に強くなる痛みを、教えてもらった呼吸法で乗り切る。

なぜか陣痛と陣痛の間に、ものすごい睡魔が襲ってきた。

椅子にもたれかかりながら数分眠っていたようだ。

油混じりの汗もたくさんかいている。

お産が進む中眠れるなんて・・・と思われるかもしれないけど、とにかく眠かった。

助産師さんも、少し眠った後に強い痛みが来てお産が進むから、眠たかったら寝てくださいと言われていた。

旦那さんはというと、職場からちょくちょく電話がかかっており、陣痛室から出たり入ったり。

時には私が陣痛を乗り越えているシーンをビデオに収めたり。

陣痛の痛みは腰を強くさすってもらうと痛みが和らぐと一般的に言うけれど、私の場合はあまり効果なし。

椅子にしがみついて一人で乗り越えるしか方法はない。

この壮絶な痛みはゆうきのときと変わらない。

このお産間ぎわの痛みは、一度お産を経験していてもものすごいものだった。

一瞬この場から逃げ出したくなる気持ちにかられる。

誰か代わってくれないだろうか・・・。

誰も代わってはくれない、自分が産まなきゃ誰が産む?!

陣痛室に入って1時間半、ついに痛みがピークに達し、口から吐く息に「う~~~」という声が混ざり始めた。

うんちがでそうな感じ。これだ!懐かしい感覚。懐かしんでいる場合ではない。

その初めてみる妻のものすごい姿におろおろする旦那さん。

どうしていいかわからない様子。

私は声にならない声で、

「コール押して!!」

頼む。

ゆうきの時は分娩台に上がってからの私の様子しか見ていない旦那さん。

そりゃ戸惑っただろう。

こらえきれないほどの痛みが肛門近くに響く。

一つ陣痛を乗り越えて、次の陣痛が来るまでの間に、助産師さんに支えられながら分娩室へ移動。

ベッドの端に腰をかけ、分娩衣に着替える。

そのとき助産師さんにしがみつきながら陣痛を乗り越える。その時破水する。

羊水の生温かい感覚。

私自身意識がもうろうとしている。

急いで着替え、脚を固定。3人の助産師さんと1人の医師が付いてくださった。

点滴の針が腕につけられる。

その間も激しい痛み。

力は入れない、いらないと何度も言われるが、どうしても股に力が入る。

しかし、助産師さんの適切な言葉掛けに落ち着き、次第にいきまない楽な呼吸ができるようになる。

自然な呼吸に合わせてまず頭部が出る。

頭が出ると早かった。あとはほんとに自然に出てきた。経産婦だからであろうか、出てくるときの痛みはそう感じなかった。

「う~~ん」という歯をくいしばるいきみを一度も行なうことなく自然に出てきてくれたという感じだった。

分娩台にのぼって5分。

とっても早かったようだ^^

大喜誕生。3月30日、20時45分。3018グラムの元気な男の子。

しかし後で聞いてぞっとしたことがある。

それは頭部に1回、足首に1回、へその緒が巻き付いていたということだ。

無事に産まれてきてくれてよかった。

産み終えた後の爽快さ、満足感、安堵感・・・人生2度目の経験だ。

赤ちゃんもすぐに胸の上へ。

体のぬれた温かい感じが伝わってくる。

しばらくして体を拭き、身体測定。

旦那さんはというと、ビデオもデジカメもフル活用。

今回も感動の瞬間を収めることができた。

30分以内に初乳を吸わせる。だいきも上手に吸うことができた。

担当してくれた助産師さん、4月から外来へ異動することが決まっており、私のお産で助産の仕事は最後だったらしい。

最後にいいお産に立ち会えてよかったですというお言葉を頂いた。

産後1時間ほどしてうちの両親がゆうきを連れて駆けつけてくれた。

ゆうきは私と赤ちゃんのことを、不思議そうに、照れくさそうに、時には寂しげな表情で見ており、なんだか親子ともども複雑な感情だった。

今回も旦那さんに立ち会ってもらえてよかったと思う。

感動を分かち合えられてよかった。

ちょっと驚くことに、だいきの誕生日は今年29歳になった私の兄と同じ誕生日となった。

母も私と同じ日に出産をしたんだということに、なんだか不思議な感じがする。




いつまでもこの初心を、感動を忘れずに子育て頑張りたいと思う。



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