ゆうや with mama

ゆうや with mama

生後3日目

生 後 3 日 目


他の赤ちゃんは次々に退院してしまい、最後に残っていたNさんもその日退院して行かれた。
誰もいなくなってしまった。お産はないようだし、授乳の時間は一人になってしまって寂しかった。
時々看護婦さんが顔を出してくれて、話し相手になってくれた。

午後になると義母が毎日お見舞いに来ては孫と対面していった。歩いても来れる距離にあるし、なにより、祖母の面倒を見に来ていたので、ついでということもあった。
祖母は末期の癌で3月から入院し、ずっと寝たきりだった。
病にかかる前は元気な人で、料理が得意でアップルパイやロールケーキを作ってくれた。うどんやサンドイッチなど、定番料理もまるでお店で食べるかのように美味しく私は驚いたものだった。
おばあちゃんには女の子の孫が一人もいなかったので、嫁として来た私をまるで孫のように可愛がってくれていた。早くひ孫を産んであげたいと思っていたが、それまでもつか分からないと言われていた。
それでも祖母は頑張ってくれていたし、私も以前通っていた病院に不満があったので妊娠8ヶ月で転院、同じ病院の産婦人科での出産になった。
この日、初めて祖母にひ孫の顔を見せた。看護婦さんに見せに行ってもいいかと聞いたら快くOKしてくれたので、同じ階に入院していた病室へ行った。
祖母は涙を流して『ありがとう、ありがとう』と言った。私も涙が流れてきた。抱くことはできないが、一目でも見せることができて良かったと思う。


3日目ともなるとだいぶ母乳が出るようになった。でも、吸われるたびに子宮が収縮するので、子供は満足だが母は痛みに耐えるのに必死だった。

一度の授乳で30g~40gも増えることもあって、順調だった。助産師さんに
『お産は早いわ、乳は出るわ、傷はないわで、そんな人はいないね。あと5人ぐらい産めちゃうね』なんて言うが、3日前に壮絶な痛みを経験したばかりで、そんな気になどなれるはずもない。

授乳の合間に、毎日、外来へ行き消毒を受ける。これがまた、しみるので痛いのなんの。
いててて・・・というと、先生に
『あんた傷がないんだから、痛がるんじゃないの』と言われる。でも、傷はなくても、児が回転して生まれるので、産道に擦り傷のようなものができていて、痛かった。3~4日は、円座のお世話になった。
せっかく消毒してもらったが、この薬がぴりぴりして痛いのでダッシュで部屋に戻ってウオシュレットで洗い流していた。意味なし(;^^)

そして、『一人目は普通、後腹なんて痛くないんだけどね~。二人目、三人目のときはもっと辛いと思うから、覚悟したほうがいいよ』なんて脅される始末。
そんなことよりも、今痛いのを何とかしてくれよ!という感じだった。

ここの病院の先生は男性の先生で60代前半ぐらい。でも、もう少し若い感じがします。先生というより、近所のおっちゃんという感じで、何でも聞けるし、疑問に思ったことはとことん説明してくれるので、私は好きな先生です。
よく相性っていうけれど、この先生とは相性がいいように感じました。誰にでもいいわけではないだろうけど、なかなか自分に合う先生が見つけられない中でこういう先生は貴重な存在です。
助産師さんはお二方いらして、お二人とも50代ぐらいのベテランさん。
騒げば怒られるのかなと思ったけれど、そんなこともなく優しくて安心して生むことができました。
看護婦さんたちも皆さん親切で気持ちのいい病院でした。


一つ希望があるとすれば、 畳の部屋かLDRがあればいいな 、という点。
分娩台でのお産もいいけど、フリースタイルで産んでみたいという気もあったので。そういうお部屋があればベストです。


ちなみにお食事は普通でした。
ご飯がどんぶり飯(!)で、汁物、おかずなど、ごく一般的な病院食という感じでした。
時々麺もありましたが、まぁ基本はご飯です。まずくもないけど、特別豪華でもなければすごく美味しいというわけでもなく…。普通です。よく、お祝い膳なんか出る病院があるらしいですが、ここはそういったものはなかったです。まぁ、病院なんで特に期待もしませんが。

お手洗いがとても綺麗でした。
どこのお手洗いにも必ず便座クリーナーがついていたし、手洗いにはペーパータオルが常備されていたので清潔感があってとても良いです。こういうのって、なかなかないですよね。

食堂はなく、売店のみです。売店ではミルクも売っていて、ここで買えば安く買えます。ちなみに『ほほえみ』ですが。この銘柄に限って割引券をくれて、これを持って行けば1缶分でもう1缶ついてくるのでかなり安く購入できました。大缶1個2,400円ぐらいだったかな?それを買うと同じものがもう一つついてくるので、実質1缶1,200円前後。安い~。近所のドラッグストアで特売の日でも1,800円はするのにな。

お産パッドや清浄綿など、バラ売りで購入できるので足りない時には手に入れることができ便利です。会陰切開された方は、トイレへいく度にトイレットペーパーで拭いた後、さらに清浄綿で拭いて清潔にしておくように言われるので、お産セットに入っている分で足りなければドラッグストアで買ってきてもらったほうが経済的かもしれません。
そうそう、近くにセブンイレブンもあったし、駅からも遠くないので交通の便もいいと思います。

ちなみに、お産セットは
お産パッドLサイズ、Mサイズ、清浄綿2箱、お臍の消毒セット が入って2,000円でした。
私はバラで買いました。バザーで新品のお産パッドのLサイズを格安で見つけたので、あとは大きめの生理用ナプキンをたくさん用意して、お臍の消毒セット(800円)を買っておきました。

お産パットって、裏にテープがないからずれちゃうんだよね。それに、お産終わったら使い道ないし。生理用のナプキンの方が便利。
という、とある掲示板の書き込みを見たので、大きめのナプキンをたくさん買って持っていきました。
お産パットには羽根つきとかテープでずり落ちないとかって機能はないので、やはり使い慣れたものだし都合よかったです。

結構いい病院なのに意外と空いていて、穴場的で好きでしたが18年5月よりお隣の豊科町にある赤十字病院で分娩を受け付けなくなるので、一気に分娩が増えるんでしょうね。北の、松川村にあるたんぽぽクリニックにも妊婦さんが増えそうですね。


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