お気に入り絵本1




★絵本の部屋★


大人でも子どもでも、絵本を読むときって心が和みます。
小さな頃読んでもらった、大好きな絵本。
最近出逢った素敵な絵本。
心のどこかに残る、大好きな絵本たちを紹介します。



どんなにきみがすきだか
あててごらん

サム・マグブラットニィ ぶん
アニタ・ジェラーム え
小川仁央 やく


チビウサギとデカウサギ。
寝る前のひとときです。
チビウサギは「どんなにきみがすきだかあててごらん」と
デカウサギに問いかけます。
そこから2人がどんなにお互いを好きかということを
伝え合います。
「ぼく、おつきさまにとどくぐらいきみがすき」
チビウサギはそういって眠ってしまいます。
デカウサギは眠っているチビウサギに
「ぼくは、きみのことおつきさままでいって・・・
かえってくるぐらい、すきだよ」。

こんな二人のやりとりにhappyな気持ちになります。
「好き」という気持ちを伝えようとしても
うまく言葉にならない・・・。
そんなもどかしさも幸せの1つかもしれません。

愛情をストレートに伝えることのできる
魔法の一冊です。



おつきさま こんばんは
林 明子さく

まっくらな空と小さな家の屋根。
そこへ、明るい優しいお月様が顔を出します。
「だめだめ くもさん こないで こないで 
おつきさまがないちゃう」
というフレーズに合わせてお月様は困り顔。
「あー よかった おつきさまが わらってる」
このページではニコニコお月様。
そして裏表紙一面に描かれたお月様の
「あっかんべー」の顔。
これらのお月様の表情に合わせて、
子どもの顔が優しく変化していきます。
一緒に困ったり、笑ったり・・・。

表情豊かに、
そして他人の気持ちが分かる子に育って欲しい。
小さいうちからそんな優しさをはぐくんでくれる絵本です。



りんごがひとつ
ふくだすぐる さく

「りんごがひとつ おちていた。
みんな おなかをすかしているよ」
サル、ゾウ、キリン、ライオン、かば、くま・・・
子どもの大好きな動物たちが1つのりんごを見つめています。
「えい!」とおサルがりんごを取ったから、もう大変。
そこからりんごとサルを追いかけ、
動物たちのおにごっこが始まります。
はらはらどきどき、楽しいやりとり。
でも追い詰められたおサルをよく見ると・・・。
胸にはりんごと一緒に、赤ちゃんおサルを抱えていたのです。

一見、意地悪とも思えるサルの行動が
本当は母の愛に満ちた優しさ。
そんなやりとりを通して、
ほんわか暖かい気持ちになります。








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