ゼニコの部屋

ゼニコの部屋

マノン


カルロス・ラコスタ

英国ロイヤルバレエ団

テレビ放映で見ました。

物語バレエっていうんでしょうか。芝居の中で突然歌いだすのがミュージカルなら、これは芝居の中で突然踊りだすって感じです。もちろん踊りの部分の方が多いのですが、お芝居を見ているような感じでした。原作も読みましたが、かなり忠実に再現されてます。こういうバレエはあんまり好きじゃないような気がしてましたが、違いましたね。まさに食わず嫌い。

タマラ・ロホのマノンはとんでもない奴なんだけれど、無邪気で可愛くて悪気が全然なくて憎めない。デ・グリューは原作では同情する気にもならなかったけれど、カルロス・ラコスタは本当に気の毒で可哀想でした。レスコーは悪賢い奴、G.M.は超スケベ親父とこのあたりはとてもわかりやすかったですね。

タマラとカルロスのパ・ド・ドゥは技も超人的で見応え十分です。
特に沼地のパ・ド・ドゥはすごい。前にギエムとル・リッシュのを見た時もすごいと思ったけれど、タマラが小柄な分もっとすごい。アクロバティックでちょっとフィギュアスケートに出てきそうな感じ。あれも、バレエなのね。

こういうバレエは…さすがロイヤルですねぇ。


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