クロノスずんどこべろんちょ(完結)

クロノスずんどこべろんちょ(完結)

支援筆頭へ

「大陸がどーなっていこうが、最早自分なりに楽しめる所まで休みながら寝転びながら、空を見上げながら立ち止まりながら、まったりのんびりと歩いていくしかないと言う境地に達しておりますw

自分が出来る事を出来る範囲で楽しめれば、それでええやん、と。」

先の日記で自分で自分に言い聞かせるように書いた上の一文。


韓国で例のイベントを行っていると言う現状を、「大陸がどーなっていこうが」の中に無理矢理に入れるのには無理が有る気がしてならない。


Guardmanとしてこの大陸に生を受け、俺を導き共にβの夏から歩み、AL-SOLTEとして後に生きることとなった男がこの大陸から去った。
かのイベントには俺の親友である男に、そこまでさせるに十分な「悪意」が有る。

大陸で誰がどんなイベントやっていよーと気にしなければそれでいいと言われれば、その通りなのかもしれないが、俺の親友がこの大陸からいなくなったと言う事実は、俺がこの大陸に居続けるキモチを大きく砕く事となった。

コエリスと言う地に赴かなくなった俺だが、そこにはAL-SOLTEがいると言うだけで“安心感”があった。彼は単に狩場での支援をするだけのパラではなく、俺にとっては俺の心を支援する聖騎士でもあった。
大陸において、俺の心が折れそうな時には、彼の存在自体がヒールであり、ホリでありライフであった。

勿論、俺にとっては多くの仲間が居てくれると言う事自体もソレに該当する。つまりは「支え」である。彼はその中の筆頭であると言う事実はこの様な自体にならずとも、それは明白だった。


俺は彼の決定に際しては、その意志を尊重する。
事前に彼からはメールが飛んで来ていた訳だが、そのINする気にならないと言う気持ちがその場では一過性のものか永続性のある決定かは判りえなかったが、彼の戦史を読むに当りその決意が揺るがざる物で有る事を把握した。

彼はこの大陸でも稀有なほどのクロノス大介であるのは周知の事。
またひょっこりと舞い戻り、そこいらじゅうに緑の毒霧を吐き散らしてくれるかもしれないと言う期待を彼に持つ事さえも、今回ばかりは叶わない気がする。


今となっては彼と共にこの大陸を歩めた事に感謝し、今後の彼のこの大陸外での活躍にエールを送るばかりである。


コエリスの有名なマジシャンである、あの柑橘系が大陸を去った時にも感じたことだが、眠らない大陸クロノスの一つの時代が、また幕を閉じた気がする。



今暫くは、俺の砕けた心の破片を寄せ集めて修復し癒す時間が必要かもしれないが、俺にはまだこの大陸に居続けたいと思う理由がある。
しかし、その理由も少しずつ両手の指の間から流れ落ちて行っている。

自分なりに楽しめる所まで歩みを続ける決意は俺にとっては変わらないが、その距離が俺の意志とは無関係に縮まってきている気がする。



だが、俺は歩く。


2007/03/04記


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