歴史小説が好きな爺のHP,

つづき・4

　自分の欠点を直すのは容易な事では直せないと思います。
中にはほんの少しのヒントや助言で直る事や、
直せるきっかけを掴める人もいるとは思いますが、
大抵の人は本人の努力と周りの人達の、協力や応援が
なければ変わる事が出来ないと思う。

　若い時には頭で分かっていても、実感としての感覚が
なかった事でも私達の年代なると、実感として分かる事柄が
多く成っている筈です、先ず考える事から始めると良い。

　最初は漠然とした考えからで良い、そして徐々に現実として
考えて行き、実感として分かる様に成れば占めたものです、
実感として分かり始めると、このまま何もしないでいると、
退職後の生活がどんな物か分かって来るはずです、
分かっていても何もしない人は、老後の苦労を覚悟したほうが良い。
　若かった時には出来なかった事でも、今は出来る事や相手の
気持ちを理解して、思い遣る事が出来るように成っているはずです。

今一度若かった時の自分を思い返して見て、今の自分と
比較して見て下さい、変わらない事も有るとは思いますが、
変わった事も多いはずです、一口に言うと大人に成ったと言う事です。
　青春時代の恋愛相手に対する気持ちは、一生変わらないと
信じて疑わなかったはずです。

親や周囲の人達がどんな事を言っても、自分だけは違うのだと
絶対の自信を持っていたはずです。
「自分は一生この人だけを愛し続ける」と、しかしながら果たして
青春時代の気持ちを今迄ずっと持ち続けてこられた人は
何人いるでしょうか、変わらずに持ち続けてこられた人がいたら、
それは素晴らしい事です、賞賛に値する事でしょう。

大抵の人達は人の心は変わるものと実感した筈です、
人によってそれぞれ理由や原因はまちまちでしょうが、
初志貫徹は難しい事です、大抵の人は壁に突き当ったたり挫折を繰り返し、色々な経験･体験を
乗り越えて来たはずです、だから退職後の生活プランを立てて
実行する事も出来るはずです。

　先ず無理無駄を無くして行く事から始める事を薦めます。
どこの家庭でも無駄な事や無理をしている事が一つや二つ有る筈です、
これらの事も箇条書きにして、どんな無理無駄が有るか調べて
見る事が大切です。

どんなに良い趣味でも、ドンドン金が掛かる趣味の場合は、
自分達の年収を考えてそれに見合う程度に抑えて行く決意がなければ、
無理無駄をなくす事は出来ません。

　特に車や宝石などの高価な物の購入や買い替えを頻繁にしている
人達は、直ぐに止めた方が良い、極端な言い方をすれば
車は安全に走る事が出きれば良い。

高価なものやブランド品を身につければ格好いいと勘違いしている人達、
傍から見ると滑稽な人が多いものです。　
いくらブランド品を使っても、その人に合っていなければ
逆効果に成りますそろそろ気付いてもいい頃ではないだろうか、
質実剛健な事が一番良い事と。

　今の若い人達を見ていると、この人たちの将来が心配になります。
私達の若かった時代とは、時代が違う事ぐらい分かりますが、
今の若者達は苦労を知らない人達が多過ぎるように見えて仕方がない、
悩む事はいつの時代も同じですが、苦労を知らないと、
いざと言う場合に成った時に、其の事態を耐える事が出来るか、
対処の仕方が分かるか、とても心配です。

　一人暮らしの気楽さがあるという人達もいるでしょうが、
それは若くて順調な時の夢に過ぎません、話し相手の居ない寂しさや
孤独感、一人の食事の侘しさ、炊事洗濯の煩わしさ、これらの事が
混ざり合い重合いして来ると、徐々にストレスも溜まり大きくなります、
これにより精神的にも肉体的にも負担がかかり、これに耐えていく事は
並大抵の事では出来ません。

　この様に成らない為にも、今のうちから家族・夫婦で良く
話し合いを持って相手が何を望んでいるかを知る事が大切な事です、
そして実現実行する努力を続けて行く事が必要です。

　今迄に家事の事は何もして来なかった人達は特に、
これらの事を実行して欲しい。

　今迄何も言われなかったので、問題はないと思っているのでしたら、
それは大きな間違いです、言っても聞いてくれないと諦めているか、
我慢をしているだけです、このままではストレスが徐々に蓄積して
行くばかりです。

　これらのストレスの限界が来て、爆発する時期が子供達の
独立した時と、夫の定年退職の時の可能性が大きい。

人間はとかくその場に成って見ないと中々行動を起こさないが、
其の時では手遅れの場合もありますので、そろそろ先の事を考え
予想予見して、それに備えて見ては如何でしょうか。

　主婦が家事をする事は、男が会社で仕事をする事と、
何ら変わりが無いと言う事を理解する事が弟一歩です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

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