つづき・7
自分の収入を考えずに、収入以上の金額を使って平気で居る人が居ますが、
一度借金をしてしまうと、完全に返済するには大変な苦労と努力が必要です。
100%の返済出来る自信と100%の返済計画を実行出来る自信が無ければ、借金
をすべきではない。
その自信が無く、一時しのぎや、まして遊興費のために借りるのは
以ての外です、一時の快楽のために将来をだいなしにしては、いかにも
勿体無い事です。
ギャンブルをする人たちも気を付けなければ、行けない事が幾つか有ると
思います、基本的にはギャンブルは損をします。
しかしながら一時的には儲かる人も居ますので、その時の事ばかり頭の中に
残り、損をした時の事は忘れてしまい、結果としては損をするのですが、
儲かった時の記憶ばかりで、損をした金額の多さは忘れてしまい、それ程
損をしていると言う実感がわかずに何十万、何百万の損をしてしまいます。
儲かった時の事が忘れられずに、同じ過ちを繰り返していませんか?
自分の小遣いの範囲で楽しむのなら、なんの問題も有りませんが、家計に
食い込むギャンブルなら大きな問題です。
ギャンブル以外でも、家計に負担を掛けるような趣味や娯楽、贅沢品の
購入は家族や夫婦の間で良く話し合って決めて、問題が有る場合は皆で
努力し改善をして行かなければ、家庭円満とは行きません、それを怠ったり
先延ばしにしては、言い争いや喧嘩が多くなり、解決の糸口を見つける事も
困難になります。出来る限りの歩み寄りや妥協が必要な事も有ります。
意外と詰らない事に拘っていたりするものです、冷静に話し合うと納得
出来る事も沢山有るはずです。
兎角人間は自分を基準に、物事を考える事が圧倒的に多いと思いますが、
時には妻の立場や家族の立場になって、物事を考える事も大切な事では
ないだろうか。
夢を持ってそれに向かって、努力を続けて行く事は大切な事ではあるが、
自分の能力や才能の限界を知る事も大切な事です。
到底叶わぬ夢ならば、このまま続けて良いか、早く見切りを付けて次の夢に
向かった方が良いか、ワンランク落としてでも今の夢を追い続けられるか
決断が必要です。
叶わぬ夢と知りつつ、追い続けるのも一つの人生かも知れませんが、
それには妻や家族の苦労や犠牲が伴う場合が多分にある、自分一人の満足を
得るために、配偶者や家族を犠牲にして平気で居られるものだろうか。
最近とくに多くなった様に思われる、マナーの悪さや自分が楽しければ
他人にどんな迷惑をかけ様が、知らんふりをしている人々が多くなった昨今
では、私が言いたい事がどれだけ理解して貰えるか、賛同してくれる人が
どれだけ居るか心配です。中には自分の行為が他人に迷惑をかけている事すら
理解していない人々が居るように思います、とても嘆かわしい事です。
若い時には確かに羽目を外したり、馬鹿な事も必要かも知れませんが、
他人に迷惑をかけるような事は、許される事ではありません。
若い時は兎角見た目を凄く気にしてしまい、その為に必要で無い事を色々して
来たはずですが、私達の年代に成ると、もう見かけだけよりも中身の方に重点
を置き、より現実的(勿論夢も必要です)な生活を充実させて行く事を選択
出来る年代に成っている筈です。
何時までも配偶者や家族に頼り過ぎてばかりでは、頼られる方の負担が多く
なり、肉体的にも精神的にもそして金銭的にも無理が出てきます。
いつもの事がいつもの様に動いて過ごせる事の大切さを、今一度考えて見つめ
直して見る事が必要です。
朝起きて朝食が食べられる事を、帰宅して風呂に入り晩酌や食事をする事を
何の疑問も持たずに、当たり前として過ごしている人が殆どでは無いでしょう
か、この当たり前と思われる事でも、誰かが支度準備をしなければ当たり前と
して機能して行きません。さらにこの当たり前と思われている事は、毎日休み
無く続けられて行かなければ成りません。
この事は夫婦円満に暮らすには考えなければ行けない事の一つです。
面倒くさいとか俺には出来ないと言っていては、何も始まりません。
始めから上手く出来る人は少ないはずです、大抵の人は上手く出来ないのが
普通です、しかしながら会社の仕事と同じで、慣れてくれば皆出来る筈です。
出来ないのはやる気が無いからです。始めから完璧を求めては出来る事も
出来なくなりますので、最初は簡単な事から始める事です。
その人に合ったレベルで妥協する事も成功させる為には必要な事です。
スポーツを例えにとれば、自分のレベルより上を目指して練習努力をするのは
当たり前ですが、凝り過ぎと言うか拘り過ぎと言うか、誰が考えても無理な
事をして周りの人達に迷惑を掛けていませんか、日常生活においてもこれと
同じ事が有りませんか。
とかく人間は自分の事は見えず、他人の事となると目に付いたり粗が見え
たりするものです。ワイドショーや週刊誌の話題なる恋愛の末のトラブル、
ストーカー行為や傷害沙汰を見聞きして、誰でも感じる事だと思いますが、
「そんな事をしたら余計に嫌われてしまう」と思う人が大多数のはずです。
しかし本人にとっては、「相手の気持ちを自分に向けるため」と言い訳する
人が殆どです。この人たちも自分が第三者の立場に居たらきっと「そんな事で
相手の気持ちを変える事は無理だ」と言う事でしょう。
このように自分の事となると中々客観的になれずに、どうしても自分本位に
なり、相手の気持ちを考えてやる事が出来ずに、自分の考えや気持ちを押し
通そうとする、その結果は目に見えているはずなのに、自分の気持ちを抑え
きれずに、破滅の道を進んでしまう。
このように成らない為にも、時々は自分の行動や考え方をチェクする事が
必要ではないでしょうか。謙虚な気持ちになり反省して、正すべき所は正し
改めるところは改めて行く努力が必要ではないでしょうか。
つづく
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