Zero Areas

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1970.01.18
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カテゴリ: 取り敢えずの記
昨日分の日記で
実際、この「価格イメージ」は富裕層と一般層で全く異なるか?というと、
商品種と顧客によって全く同じケースは珍しくない。
本来は、そこで「富裕層と一般層を引き離して」さらに高額の商品・サービスを提供する。
それが、富裕層を対象にした顧客戦略の目的になろう。

実例でいこう。
魚なんかを買っていると「底石(以下、石)」が必要になる。
実は、一般に販売されている石は、環境問題などの関係で人口石がほとんどだ。
しかし、詳しく分からない私でも、やはり「天然石」の方がいい(笑)。


その趣味がある人なら、特に生活を逼迫させなくても(爆)購入可能だ。
そこで単に良いもの提供で終わってしまっては富裕層相手の商売にはならない。

私が、あるとき何の気なしに石を購入したときのこと。
永年、店の前だけは通っていたので(笑)、軽く25年は駅前店舗を構えている。
一見、そんなに客がいるわけではないし・・・
でも、入ってからボツボツ来る客をみていると、
そこは高級熱帯魚なんかも扱っているところなので客も「そこそこ」の感じ。

で、なんと「同じ価格」でありながら「天然石」は石の入った袋の山の底の底(爆)。
「常連さん」になら「いいのが入って取っておいたのですよ」なのだろう。
奥さんが一見の私に気前良くソイツを渡したのを見て、旦那が
「おいぃ~~~!!それ、とっておいたのに・・・(ブツブツ)」


で、 西村さんの日記の富裕層の話 で「植木屋さん」のことに触れた。
■問い:次なるお客様(富裕層)が求めている売り手との関係は、どんな関係なのでしょうか?
~ 以下、まっくのカキコ ~
植木等にすーぱぁひとし君!(笑)


「付加価値」「コンテンツ」と言葉は簡単に羅列出来ますが、
求められる「内容」が違ってきて、
まさに「ソコ」にこそ転換の難しさというか危険性が・・・

植木屋さんは一杯いますが、富裕層を顧客にしている植木屋さんは?
それ以外の層を顧客にしている植木屋さんは?
どちらも乗り付ける車はトラックです(爆)。

という観点からカキコをば。
業種によっても色々と出ますね、やはり・・・
そこが面白さでもあると想いますが(^^)

(追記で)
種類にもよりますが、庭木は手入れを怠ると枯れます。
もしくは「ただの木」になります(当たり前か 爆)。
~ 以上 ~

上の例では分かり難かったかもしれないけれど、
植木屋さんだと明確に違いが出てくる。
庭園師などは、そもそも顧客が富裕層以外にはいないと言ってよいので、
一応、ここでは外しておきましょう(爆)。

いずれ植木屋さんというのは御存知の通り専門職で、
その「技術レベル×センス」差は滅茶苦茶大きい(笑)。
しかも、現場仕事なので「代替」が利かない。
そして、この「技術レベル×センス」こそが「価値」の中身になる。

多くの一般層としては、ちょっとした庭木を手入れしてもらうくらいなら、
基本的には最低限の「技術レベル」があれば良い。
しかし富裕層はジャッジに「技術レベル」の高低、さらに「センス」が加わってくる。
だから、植木屋さんは基本的に「個人(ブランド)」ベースで持っている客層が全然違う。

さらに言えば、富裕層相手の場合には
「(年間とかの)管理」として請け負うことも(が)多い。
毎度、虫が発生したから消毒だ、木が鬱陶しくなってきたから・・・
などというのは我ら一般庶民の感覚(爆)。
富裕層と言われるくらいの人達は「継続(管理)契約」で任せてしまう。
「立派な庭木」を保ってもらうことが大切・・・つまり「求めてる価値」だから。
で、ちょっとやそっとでは、一度成立した、この「牙城」は崩れない。

庭木関連のサービスは、やってもらってみなければ分からない。
そんな「やってもらってみなければ」なんて危険を冒す必要は毛頭ない。
富裕層にとって、高い安いの問題ではない。
そこにあるのは「継続的な信頼関係」に基づく商売だ。
これは、一般庶民を相手にしていても永遠に築けない。
「技術×センス」に、さらに「継続的な信頼関係」までもが「価値」に入ってくる。

しかし、この「牙城」は本当に崩れないのだろうか?
というと、一つの切り口が見えてくる。
そう「盆栽」である(爆)!!
「盆栽」自体については私は詳しくはないが、これが結構、難しいらしいのだ。
で、富裕層相手にしてる庭木屋さんは、大体が盆栽もちょっとした賞を取る位のレベルはある。
かつ、盆栽の「元」自体は左程高いものではない。
なので、一般・富裕層に関係なく愛好家も多く、価値基準もほぼ同じだ。

すると、庭木屋としての技能は資格などでも担保されるとして、
「センス」や「継続的な信頼」部分を訴えるものとして「盆栽」は切り口になり得るし、
「一般層」と「富裕層」をいきなり切り離す必要もない。
一般層向け消毒などの儲からないものは、徐々に手離していけば良い。
また「特化」が不可能なわけではないけれど、
実際の植木屋さんは、両者に跨った商売をしていることがほとんどだ。
(実際にやったらどうか?については分からぬし、あくまで「一つの」切り口だけど)

しかし、一番に言いたいのは、このような「観点」でアプローチ出来るかどうかは、
やはり「商品種」で違ってくるという点だ。
(ペットの)魚屋さんや植木屋さんは、一般層と富裕層の「価格イメージ」が近く、
並立が相当程度に可能であるという何よりの強みがある。

課題があるとすれば、アプローチと営業の場面だろう。
富裕層の顧客のニーズを日頃から把握し、それに見合う商品・サービスを提示出来る研鑽、
そして「ここに頼めば」という信頼関係の構築。
「売らんがな」の汗ふきふきの早口では、それは無理だ(爆)。





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Last updated  2005.02.18 13:49:06
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