星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2024.08.09
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カテゴリ: 本帰国で再発見!




 ウクライナへの侵攻を継続するロシアとベラルーシの大使が招待されていない事に関連付け「イスラエルをロシアと同等の扱いにしないで欲しい。式典と政治を結び付けないで欲しい。」という欠席国からの要望に対して長崎市の鈴木市長の毅然とした対応は個人的には海外でも高く評価されるべき事と思います。

 現在懸念されているイランによるイスラエルへの報復攻撃を含むパレスチナ問題は宗教問題が根底にあるため日本人には理解が難しく、実際に戦闘を行っているのであればロシアもイスラエル(他の中東の国も)も同じ土俵の中にいる国々と思ってしまいます。

 今回欠席国の1つイギリスが第一次世界大戦中に自国を勝利に導くために行った「二枚舌(或いは三枚舌)外交(2つの国に1つしかない土地を与える約束をした)」によって更に悪化したパレスチナ問題は、第二次世界大戦後イギリスが「国連」にこの問題の解決を丸投げしてパレスチナの委任統治から撤退し、その後パレスチナ問題の表舞台には立っていません。

 もう1つの国アメリカと言えば2017年に当時のトランプ大統領がユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地であるエルサレムをイスラエルの首都として正式に認めると発表し(国際社会はこれを認めていません)アメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移した事が更なるパレスチナとイスラエルの関係を悪化させたと言われています。

 「国連」という機関をスタートに戻って構造改革をしない限り「恒久的常任理事国」であり続けるアメリカとイギリスには自国の核の開発よりは早急に世界平和を構築できる国連作りに尽力して欲しいという気持ちで一杯です。

 今日の鈴木市長の平和宣言の中で自らも被爆体験を持つ詩人「福田須磨子」さんの詩を引用していました。

 「手の中にある一切を放棄するのだ。そこに初めて真の平和が生まれるのだ」これは核大国であるアメリカを筆頭に持てる国への強いメッセージです。そして未だに核の傘下にある日本への警鐘でもあります。鈴木市長の「我々は地球市民」は良い言葉だなと思いました。ジョン・レノンのイマジンも彷彿させる言葉で、欲望や恐怖にまみれて戦闘を引き起こすリーダー達にも「あなたも1地球市民に過ぎないんですよ」の言葉がどのようにしたら伝えられるのかと考えさせられます。








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最終更新日  2024.08.10 13:23:21
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