広島カープ考察

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2024.02.24
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カテゴリ: 海外リーグ野球
『中南米化路線へ?』

 本日はイタリアの野球について見ていきたいと思います。
3月6、7日に日欧野球が実施され、イタリアからも選手が選ばれて来日するのですが、今回の欧州選抜チームにコーチとして元オリックスのマエストリ氏が来日します。
そのマエストリ氏が近年のイタリア球界についてに語っており、今後の日本球界への要望が綴られたインビュー​ 記事 ​が掲載されました。

 個人的にはマエストリ氏の持論や要望には大いに賛同するところです。
現に結果的には一次リーグ敗退となったチェコの方が国内でそれなりの反響を得たのに対し、イタリアは準々決勝にまで駒を進めたものの、国内ではほぼ話題にもならなかったそうです。
それどころか意外にも世界的に見てもかなり古い歴史を持つイタリアの野球好きな人々からは「この代表は恥」と寧ろ反感を買ったとまで書かれていました(​ 記事 ​)。

確かに戦力的には強くなりましたが、マエストリ氏の言う通り、「 果たしてこれはイタリア代表なのか? 」という疑問を抱いても不思議ではないと思います。
そしてマエストリ氏の言う通りモチベーション低下へと繋がっているのか、国内組中心で挑んだ昨年の欧州野球選手権大会では何とスウェーデンに敗れて準々決勝に進めないという前代未聞の事態となってしまいました。
逆にWBCチェコで代表監督を務めたハジム監督はこのようなコメントを述べているようですが、イタリアとは完全に真逆の方向性と言えますね(​ twitter ​)。
これから足掛かりを掴もうとするポーランドやイスラエルなどの国ならばともかく、イタリアの場合は目先の勝利に拘るよりももっと先の大局的な視点を見据えて行動する事の重要さが分かりますね。

 しかしながら事態を重く見たイタリアはようやくイタリア人の選手育成に動いていく方針を取り始めたようで(​ 記事 ​、​ 記事 ​)。
以前の​ 記事 ​でも紹介しましたが、イタリアでは育成システムのパートナシップを結び、更にもう一つ以前の​ 記事
更にイタリア野球連盟とイタリア系アメリカ人野球財団がカレッジパイプランを打ち出し、イタリア人とイタリア系アメリカ人選手を対象として大学野球やソフトボールでプレーしたい選手の為に奨学金申請制度が開始したと​ twitter ​で発表されました(​ 記事 ​)。
つまり、 有望な選手は中学生のうちからイタリア国内で育成するのではなくアメリカへ留学させて育てようという方針を取る 事にするようです。


中南米諸国の場合は国内にMLBアカデミーがあり、10代前半から既にプロ入りを意識して練習などを積んでいくそうで(​ 記事 ​)、ドミニカ共和国ではMLBアカデミーの税金を免除するなどして積極的に誘致しているそうです(​ 記事 ​)。
イタリアの場合は留学という方式ですが、どちらもアメリカを意識しての事であるという点では同じであり、国内にMLBアカデミーがあるわけでないのでイタリアの有望な選手を国内ではなくアメリカに託そうと言う事でしょう。
確かにイタリアはオランダと共に長い歴史を持つ国(セリエAは1948年設立)ですが、 逆に言えば長い期間の中で国内で野球を盛んにさせる事ができずにマイナー競技の域を脱しきれないまま来てしまった という事でもあります。
という事は今までの方針では駄目だという事であり、ある意味では他の欧州諸国以上に何かしらの大きな方針転換が急務でもあると言えるでしょうか。
この方針は穿った見方をすれば 一旦自国内の野球環境の発展や振興を諦めた という事でもありますが、上記の通り長い年月を経てもそうならなかったのならばアメリカへ送るというのも悪い選択ではないのではないでしょうか。
早期にアメリカへ渡れば環境への慣れの他には最先端のトレーニングや動作解析、試合数なども非常に多いでしょうから大学からアメリカへ渡るよりも有利になり、MLBで活躍する可能性も高まるのかな?と思います。
そして活躍した選手達がいずれイタリア国内でアカデミーを設立するといった流れが出来れば好循環が生まれるのかなと思います。
チェコとは違う方針ですが、イタリアもチェコと同じく草の根活動に力を入れ始めており、どういった成果が生まれるかが楽しみです。








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最終更新日  2024.02.24 14:41:33
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