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3話-後編
「・・・・装備していて正解だったよ」
とっさに張ったシュウの対人バリアとガンマの防御によって、メイとシードは事なきを得ていた
「しかし・・どないすんねん!まだこの辺り破壊しとるんやろ!?
だったら流れ弾がいずれ・・・・・」
「防御兵器はよりにもよって自爆してしまいましたし」
「このままじゃ危ないよねぇ・・・」
「・・・・・かといって圧力砲じゃ対人バリアで防ぐのが精一杯だからなぁ・・」
珍しく考え込むシュウ・・
ふと、何かに気づいて一歩引いた
「め・・・メイちゃん!?いつの間に起きて・・・!?」
「へ?」
・・ついさっきまで起きることもままならなかったハズなのに
その彼女は今、けろりとした顔でそこに立っていた
「・・最適化が完了したのでしょうか・・?
だとすれば・・・セプター化も可です」
「無機物と融合強化合体・・?
でも一人でどうにか出来る戦況じゃ・・
ドーマも改修の真っ最中だし・・」
「シュウ様、コレに関しては理論が通用しません
デストロイやドーマが使えない以上可能性にかけるか、ロディ様の活躍に期待するか二つに一つです」
「ボク・・?
何かできたっけ・・?」
・・がらがっしゃん
三人は一同にコケた
「あんさん、しっかり話聞いとったやんかぁ・・」
「ゴメン・・よくわかんなかったぁ(笑)」
「御主人、とにかくやってみてください!」
「へ?・・あ・・うん、わ・・わかった・・・
よぉし・・・!!」
握った両手に力を入れるメイ
「ん~・・・・・・・・・!」
緊張の面もちで見つめるシード達
「ん~・・・・・・・・・・
・・って・・どーすりゃいいの?」
・・・がらがらがっしゃん・・
・・何もわかっていなかった
「そうですね・・さしずめクウガの「超変身!」といったところでしょうか
そんな感じのイメージであればいいと思います」
「・・随分ダイレクトなイメージやなぁ・・(つーかクウガって一体・・・)」
「すぅ・・・」
軽く息を吸い込むと、メイはもう一度両手を握った
周囲にあった壁の破片が淡く光り、ぱっと拡散した
彼女の周りを何かを形取るように包み込んでいく
「・・・・・・セプター・・」
・・シードはセプター化の完了したメイの姿を見て一声をあげた
「・・こんなんでええんか・・・?」
確かに姿は変わった
肩は張り出し、そこから全身至る所を装甲が包み込んでいる
頭部をヘルメットのようなパーツが覆い、顔の辺りだけが露出。
機械的な姿に背中から白い羽の生えた異様な形態であった
「・・・な~んか・・変ぇんな感じぃぃ・・・
気持ち悪い・・・てゆーか・・
これ・・なんか意味あるのぉ・・・?」
彼女は露骨にイヤな顔をした
「いいですから御主人!参りましょう!
・・私も援護に回ります!」
そう言うとガンマは背中の二刀を引き抜いた
「・・・・・・ふぇぇ・・?」
感覚はいつもと大差ない
・・変な鎧でも着ただけのような実感しかなかった
「なんかオプションくらいはあるハズだ・・
どこだっ!どこに隠しやがったシュウっ!!」
ロディは手当たり次第にそこらのコンソールを叩いていた
「サイシステムも切り取られてるのかっ!?
ちくしょうっ!!この装備の真意はなんなんだよぉ~っ!!!
・・・・・・・こうなったら特攻でもなんでもやったろーじゃねーかっ!!」
完全にヤケになっているロディ
「ロディさん・・聞こえます?」
くぐもった声ではあったが、シュウからの通信が届いた
「シュウ!?今まで何してやがった!?」
「すみません、ちょっと事務所が吹き飛ばされまして・・」
「ちょっとじゃねーだろそりゃあよぉ!!
まぁいい!とっととこいつの戦法を教えてくれ!!」
・・し・・ん・・
ロディが叫ぶと同時に、シュウは黙り込んだ
「・・・・おい!聞いているのか!?」
「・・すみません・・
それ、完璧にテストタイプなんですよ。」
「・・・・・・・・・・武装は何もないってか・・?」
「ええ・・まぁ・・基本的には・・」
「バカ野郎ぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!
いくら何でも武器くらいはつけろ武器!!
こんなにトロくちゃ格闘戦でも限度がある!」
「ええ、ですからちょっとテストのつもりで・・・
用途の解らないロストシステムを大量に積み込んでみたんですがね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・
じゃ何か!?こいつには「連中が狙ってる」兼「物騒な過去の遺物」が山のように・・!?」
「そういうことになりますね」
「さては試作型サイシステムも積んであるな?」
「ええ・・前に姉から譲ってもらったのを・・」
(・・ちなみにシュウの姉は「滝村桜」という遺跡研究者であり、性格も似たようなものである)
ロディはあからさまな笑みを浮かべた
「よーし・・!
ゼファー!ド根性だ根性!!
気合いでこの戦況乗り切るぜぃっ!!」
「きぃぃぃぃ・・!!」
答えるように吠えるゼファー
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!」
思いっきり叫んで敵に殴りかかる
しかし、相手はまたも後方に飛んで回避した・・
・・かにみえた
ところがどうして、ゼファーの右ストレートは敵ギアの頭部を完全に押しつぶしていた
・・避けられる直前、ゼファーの右腕が「飛んだ」のである
「・・・ロケットパンチ?・・いやブーストナックルか・・・?」
戻ってくっついた腕を不思議そうに眺めるロディ
・・・いつまでもそうこうしていられないので次の目標へと走る(やっぱり遅い)
「き・・・来たぁぁ!?」
「回避を!!」
メイとガンマの頭上に迫るブリュヴェード
「あ・・れ?
ちょ・・ちょっとまってガンマ!?」
思わず足がすくむメイ
・・相手には遠慮などない
「ふぇ・・・・・!!!!」
大きく振り上げられたアームが、メイを直撃した
「御主人!」
・・しかし・・
少しづつアームが戻っていく
「・・危ない・・・・なぁ!・・・もうっ・・・!!!!」
メイの腕はその数十倍はあろう腕を押し戻している
身体強化されているからこその芸当だった
しかし身体にかかる重圧はどんどん増していく
「こぉ・・・・ん・・・・のぉぉぉぉっっ!!」
力の限りを込めてアームを押し戻した
今度は敵側がのけぞった
勢いよくはねのけられたおかげでアームは引きちぎれ、海へと飛んでいく
体勢を立て直し今度は圧力砲を放ってくる
さらに左方面から建物を叩き割ってもう一体現れた
「・・・・・やられっぱなしはヤだかんねっ!!!」
・・やる気なのかキレたのか、どちらにしてもセプターの力は凄まじい。
圧力砲を軽くかわすと背中の羽を大きく展開して飛び上がった
腕のパーツからレーザー・ブレードに似た光が発生する
「見よう見まねロディの物マネ!
必ぃっ殺ぁぁつ!一・刀・両・断ぁぁぁぁぁぁん!!!!!」
通常落下の倍近いスピードで着地する
腕のない方のブリュヴェードが縦に割れ、地に伏した
間髪入れずにもう一体に向き直る
「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
先程と同じパーツから剣の形をした光・・ドーマの「ソードブラスター」そのものが放たれた
一瞬にして敵の動力部を貫いた光は、遙か彼方へと消えてゆく
「ふふん・・ボクの勝ちねぇ・・!」
勝ち誇った顔のメイ
「・・・・・御主人、下がってください!!!」
「え・・・?」
彼女の方に倒れてきたブリュヴェードの本体が、ガンマの炎皇、雹星の二刀に叩き切られた
がらら・・がらん
中身が詰まっていないような音を立て機体が横倒しになった
「あ・・ありがと。
あ~びっくりした・・」
「それはともかく・・残りの五体をどうにかしなくては!」
「もちろん!!ロディは頼りになんないからボクが全部やっつけちゃうモンね!!!」
「・・・自信ありですか・・」
・・・・これは・・・・えらく性格変わっているような気が・・・・
疑問を持ちつつ、ガンマは飛び立つメイに続いた
6・・ 理解ならず
「・・修理状況二十五%です
・・とてもじゃないけど飛べませんね・・」
「何が何でも修理するのよ!ウチはただでさえ経費使い込んでお荷物扱い受けてんだから!
これ以上他の小隊に負けてなるもんですか!」
大声あげる割には監督しているだけのリィズ
ブリッジ周りはレオネ達が忙しく修理に奔走していた
「あのぉ~・・隊長も手を貸してくれればいくらか早く済むと思いますけど・・?」
「・・・そ・・そう・・・かしらね?・・はは・・」
「隊長殿!ラルフ一尉から文字通信です!」
「・・何よぉ・・?もう片づけちゃったの?」
「・・いえ・・
それが・・「敵増援出現、我救援求む。」と・・・」
「あのバカ・・!!
新型使いこなせてないんじゃないの!?」
「え~・・と。
敵さんが強いだけではないかと・・要するにぃ、技量の問題ですねぇ・・」
「どちらにしても私ら援護に行けるような状況じゃないんだから!
ほらほらとっとと修理!修理!!しゅ・う・りっ!!」
「隊長・・ですから手伝ってくださぁい・・
人手は足りないんです・・って・・・・聞いていませんね・・」
・・SG輸送機の真下には完成寸前のビルが押しつぶされていた。
・・・警察官とはいえまったく被害問題を考えない人たちである。
「ブーストナックル!!!!!」
ごしゃ・・めき・・
一瞬のうちに加速した鋼鉄の拳が大型ギアの頭部にめりこむ
ばきばき・・ばき・・・・
頭をつぶされ、制御を失ったギアはその場に倒れ伏した
「よぉーし!やっと慣れてきたぜぃ!!
しっかし移動力がねぇな・・せめて遠距離兵器くらい・・」
う゛ぃ・・ん
「・・?」
ゼファーの動きが止まった
「おいおいおい・・どうしたんだ!?
動けゼファー!動けっ!!」
がしゅぅぅぅぅぅぅ・・・・
ゼファーの腹部が展開していく
普段ならまったく使わない空間・・
一応ケーブルなどが入っているが、そこはただの装甲として扱われる部位である
・・が、
その中からなにやら大型の「エンジンのような物」が姿を現した
「な・・なんだ?・・機体が勝手に・・!?
そうか!そういや今こいつにはサイシステムの試作型が・・
まてよ・・・っつーことはぁ!?」
刹那。
ゼファーは甲高い咆吼一閃、腹部から螺旋に連なる大型のエネルギー弾を撃ちはなった
ロディの思考を読みとったシステムが、希望通りの武装を選び出したのだ
う゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・
低い唸りをあげて飛んでいく光
「・・なんだよ・・・・ありゃぁ・・・」
そのつぶやきとともに・・
さらに増援としてやってきた三十機ものギア群が、SGと交戦する前にレーダーから消失した
「・・名付けて螺旋砲って感じですね。」
「そういう物騒なモンばっか積み込むなテメーわっ!!!!!
・・・・・・
ま・・・・こいつなら何とかなりそうだな」
「なんとかって・・マスター。
そんなもの何度も撃ったらそれこそデストロイを呼ぶのと大差ない・・」
「なぁ~に、こいつならピンポイントで狙えるんだ
あいつみてぇにバカ威力あんじゃねーし、何とかならぁ!」
「それが信用ならないんです!!」
・・そんなことを聞くよーな人間ではない
ゼファーはその後、とち狂ったように螺旋砲を連発していった。
「あーもうっ!しつっこい!!」
いつのまにやら最後の一体となったブリュヴェードが、メイに振りかぶって襲いかかった
彼女がかわした後すかさずガンマが斬りかかる
「・・疾風迅雷!」
脚部のローラーにより瞬間速度800キロで駆け抜ける
雹星の冷気と炎皇の炎が同時に敵を切り裂いた
「爆砕っ!!」
どぉぉ・・・・・・・・・・・・
・・最後の一機は爆発の中に消えていった
「さぁーて!次はあっちのね!」
「そうですな・・
・・・・む?」
剣をしまった直後、ガンマはネスからの画像通信を受信した
今の天気図のようである
「・・大変です」
「何がぁ?」
「津波の到達予測、本日午後五時二十三分・・・
・・あと十二分です!」
「ふぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
じゃ、早く片づけないと。」
ずっこけるガンマ
「あ・・あの・・?
逃げるべきでは・・・?」
「そーんなのあとあと!
ボクがぜーんぶやっつけちゃうんだからねぇ♪」
7・・ 振り返れば奴がいる・・
・・現在の戦況。
ゼファー未だに健在。
SGギア残り七機(元十八機)
敵残り四機(元百二十機)
「うぉぉぉぉぉぉぉぅぅぅぅりゃぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!!!」
両手を同時にとばすゼファー
二体のギアがひしゃげて宙を舞う
ブーストナックルにちょっと加速をかけてやるだけでそれらは軽く砕け散った
「ふぃ~・・
こんで後はSGに任せておきゃいーだろ。」
「マスタぁぁぁぁっ!!」
ネスの声がコクピットいっぱいに響き渡った
「っ~・・・・・・・
ネスてめぇ!スピーカー最大にして大声あげるな!!!!!!」
「そんなことよりぃっ!!
もう津波がそこまで来てます!!至急ラディオンに戻ってください!!」
「・・そーか・・
事務所はシュウがいりゃぁどーとでもなるだろーし・・
よっしゃ、撤退すっかな!」
がきぃ・・
レバーを引く音だけが寂しく響いた
「・・ありゃ?」
動かない
反応がない
「・・おいおいおいおいおいおい!?
まさか・・バッテリー切れかっ!?」
モニターにはそれを表す赤いマークが浮き出ていた
そしてそれもすぐに消えてしまい、コクピットは通信用ランプの薄明かりだけとなった
「・・フレームがきしんでいるって事は・・
つまりここの気密性も危ういってこったなぁ・・・・・
・・じゃ、津波で街が沈んだら・・・」
ロディの頭を最悪の事態がかすめた
「俺も水没・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・じょ・・・・
冗談じゃねぇっ!俺はラストシューティングまで死ぬ気ぁねーぞ!!
ア・バオア・クーで奴と決着つけるまではぁ・・・
・・・・まだ黒い三人組と戦ってねーし・・・ましてやソロモンの悪夢は先の先・・」
関係ないセリフを叫びあきらかにトチ狂っているロディ。
「溺れ死ぬなんてずぇぇぇぇっっ・・・・・・・・・・たいイヤだ!!」
「・・津波をどうにかすればいいのですね?」
ガンマの声が聞こえたのは叫んだ直後
「・・お前まさか剣で波を叩っ切るとか考えてねぇだろうな!?」
「いえいえ。
私も剣の心得はあるもののさすがにアバン・ストラッシュの真似はできません。
私にも一応切り札がありますでしょう?・・ま、時間がないのでやりますね。」
「お・・おい!?」
・・ま・・まさか・・なぁ・・・
そのまさかの考えが必中しようとは、ロディは思わなかっただろうか
「ちぇー・・みーんなやられちゃったぁ・・
つまんないのぉ~・・」
セプター形態のままガードレールに腰掛けているメイ
いささか違和感を感じる光景である
「御主人、津波が残っていますよ。」
「じゃ、よろしくねガンマ
・・ボクもう疲れちゃった~。」
「・・それでは・・・」
ガンマは海岸線から海へ向いた
「ビッグ・オー!・・ショーゥタァイム!・・・
・・もとい、
デストロォォォイッ!カァァァァムヒァァァァァァッ!!!(by波瀾万丈)」
海岸線一帯の地面が割れた
ガンマの後ろのビルが崩れて、その下からデストロイの巨体が浮上してきた
「はれ?デストロイって月にいたんじゃないの?」
「呼べばどこからでも現れるのが彼の特徴ですから。(地面を叩き割って)」
・・どこぞのガンダムみたいにね・・
「なにはともあれ行ってきます。」
ガンマはそういうと素早く壁を蹴って飛び、咆吼するデストロイの肩に飛び乗った
「殲滅プログラム・・
目標・・「前方の自然現象」に移行」
いよいよ波が見えてきた
「グォォォォォォォォォォォ・・・・」
デストロイは大きく空に吼えている
「システム・オーバードライブ」
例によって機体のスラスターカバーが開いていく
・・だが、
今回は前回の月の時と違い、吸収されていく粒子の量がすさまじく多い
「ゲインMAX・・・確認
イオン・デストロイド砲・・・・・・・・スタンバイ」
・・がしゃこん
コクピット内、ガンマの目には何かのメーターが表示されている
五十%・・
七十%・・
「発射十秒前・・総員対ショック、対閃光防御」
九十%・・
「発射五秒前、四、三、二、一・・・・・・・・」
・・百二十%
「・・発射っ!」
ばしゅ・・ぅぅぅぅぅぅ・・・・・・
低い唸りをあげて加速粒子砲の火線が水平線の彼方へ飛んでいった
なんだかんだで津波の被害はなくなった。
しかし輸送機の着陸による倒壊の件でリィズは数時間説教され、始末書もそれなりにあったとか。
一方、ロディが壊れた事務所を目にして途方に暮れたのは言うまでもないことである
・・修復っつーと・・・・・費用がまたかかるか・・(泣)
貧乏会社には、大変つらい一件であった。
・・第三話 終わり
セプトギア・・「適当な科学考察講座」・・第二回
「暗い話はナッシング!
そんじゃ今回はぷわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ・・・・・・・・と!
明るくいってみましょーかぁ!」
「・・事務所半壊か・・
ゼファーは最終的に大破しちまうし、デストロイにまたいいトコ持ってかれるし・・・・」
「ま・・マスター・・いきなり暗くてどうするんですか・・・」
「・・暗くならずに何になる?」
「・・さぁ!とにかく(無視)今回は「ロストテクノロジィ」についてでございます
月への旅行が何とか可能になった頃、「遺跡」という存在が多量に発見されました
ま、前回のような感じですね
・・「謎の高度技術集合体」。
いつごろかは不明ですが、それはこの宇宙にかつて存在していた高度文明人の遺産なのです
・・・・ガンマ君は少しならず知っているようですが・・
なにはともあれそれが今「2990年」の技術発展に一役買っているわけでございます」
「・・・ゼファー・・・・・・・・・・」
「マスター、うるさいです
・・簡潔にまとめますと、今の世界は昔の忘れ物で成り立っている
非常に他力本願な世界なのです」
「・・・わぁ・・きれいだ・・
あ・・彗星・・・・・・?
・・いや・・彗星はもっと「バァーッ」て光るもんな・・・」
「ちょ・・マスター!?いつの間にゼータまで・・・・!?」
「精神汚染度九十%・・末期症状ですね」
「シュウ様!冷静に分析している場合では・・・・」
「要因は事務所の倒壊・・さらにここ最近のストレス要素の激増っと」
「あの・・
シュウ様がゼファーを改造してしまったのも要因では・・」
「そうかな?」
「・・そのとおりですっ!!」
「ところで・・・途中から路線はずれるよね、このコーナー」
「・・・・・・・・・・・・・・(泣)」
・・・・・続く(?)
「・・どうでもいいですけど、このお話元ネタがレアなの非常に多いですねぇ(次ページとか)」
次回予告(になっていると思えない・・とか思いつつ一応予告。)
「俺の胃袋は宇宙・・・・(ロディやる気喪失中)」
「ロディはん、もう終わったドラマやんか!」
「ヒビキ・トカイ!男の意地ってモンを見せてやる・・・」
「・・キャラあっとるけど、それやとロボットが違うでぇ?」
「銀の翼に望みを乗せて!灯せ平和の青信号!・・勇者特急マイトガイン・・・・」
「定刻ぁとっくの昔に過ぎとるわい!」
「目指せ東大合格っ・・・・」
「あんさんの眼鏡はビン底か!」
「燃え上がる勇気、フレイドラモン・・」
「ワイが言った方が説得力あるわ!!」
「事件は会議室で起きてるんじゃないっ!・・現場で起きてんだぁぁ!」
「青島ぁーっ!!(絶叫)」
「・・シード君、あなたまで・・・・・(泣)」
「いやはや、ペースに巻き込むのがお早い。」
「・・・・・」
「それにしても・・・メイ様は・・・・」
「・・・・・すや・・」
「・・被害は街よりウチのほうが大きかったかもしれませんね・・・
事務所半壊、社長が自己喪失。
一人は寝たまま三日目突入ですか・・」
「寝る子は育つ。
それにロディ様はどこから見ても根性バカですから・・
まあ、すぐに立ち直るでしょう。」
「・・・・・・(複雑な心境)」
「じゃ、ゼファー元に戻してくるよ・・
・・S型はいけると思ったんだけどなぁ(やたら危なっかしいが)」
「・・はぁ・・
私らはなぜこうも大変な目に・・(泣)
・・・
ま・・・・とにかくどうぞ次回をお楽しみにしてくださいませ。」
「・・・次回も滅茶苦茶ぁ!動きまくるぜっ!!」
「・・・・・・ダメやん。(軽~く突っ込み)」
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