『晴釣雨読』　@湘南

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2004.02.23

『ザ・ゴール　企業の究極の目的とは何か』

テーマ：最近、読んだ本を教えて！(24670)

カテゴリ：カテゴリ未分類

年末から机の上に飾ってあった本を、ようやく読んだ。
『ザ・ゴール　企業の究極の目的とは何か』　である。

実は、『ザ・ゴール２　思考プロセス』を先に読んでいたので、ある程度、中身がわかったような気になっていたのである。

※本題とは離れるが、『ザ・ゴール２』も読んだ当初は、会社の中でも、外の知り合いにも薦めて回ったのだが、意外に皆知らなかった（製造業界でないからだろうか？）。

しかし、新しい知見が得られそうもないなんて先入観は、とんでもない間違いであった。逆に、もういちど『サ・ゴール２』も読み返さねばならないのかも知れない。

「生産性を上げること」＝「装置や人を遊ばせないこと」＝「利益をもたらすこと」という常識は、全体最適化の観点では、必ずしも正解ではないのである。
もし、これが理解できない人はこの本を読むべし。
ひょっとしたらトヨタのカンバン方式(内容は詳しくは知らないのだが）では常識なのかもしれないが。。。

ドキュメンタリー的には、著者によるこの本を書いた背景解説がとても印象深かった。
経営法則とも呼ぶべきものが経済学から必然的に生れてくるのではなく、現実の現場から抽象されて出来上がったものだという、当たり前の事実に、改めて気づかさせられた。
同時に、「向こうの人って、こういう法則みたいなものを抽象する力ってすごいなー」と、その昔、ジェラルド・Ｍ．ワインバーグの著作などを読んだときに思ったことを思い出した。
でもこれって、米国流、経営戦略文化だったのである。
その話は、また明日。

※日記サボって、いろいろご心配かけました。

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