パチスロ機

千獲一金の『初心者のためのスロット講座』
■パチスロ機
 よく見るとなかなかかっこいいのがこのパチスロ機。1台30万前後するそうだが、こんな機械を作っている会社には上場企業もあるんだから凄い。また、動かしてみるといかに精巧に作られているか感心するばかりだ。
 このパチスロ機も様々の種類がある。見かけで言うのなら、三つのリールがあるのがまず基本だが、他に液晶画面があったり、盤面自体がなんか画面のようなものになっていたり、ドット表示になにやら表示されたりと、はたまたリールが5つあったりとバリエーションが実に様々。いろんな機種があるので、何でこんな所に「巨人の星」が?どうしてアントニオ猪木までパチスロになってるんだ?何故カエルが鳴いてる・・・?といった疑問も出てくる。
 そもそもパチスロ機って言うのは、カジノなんかにあるスロットマシーンがモデルになっているはずなのだが、最近はなにやら個性的で、パチスロメーカーも人気機種を作り出すのに必死なようで、毎月毎月、いろんな機種が発表され、各ホールではそれらを導入し『新機種導入』として、イベントを打っているのだ。

 まず、このスロット機っていうのは、抽選機である、という認識が必要だ。そうであると判っているかどうかで、その後の疑問が簡単に解決できるかどうかに掛かってくる。よく商店街の組合で福引抽選機っていうのがある。そうガラガラまわして玉がポロっと出てくるやつ。あれと全く同じなんだ。かっこよくリールを回しストップボタンを押す(時々派手なポーズで打ってる人もいるが・・)この一連の動作は、ガラガラを廻して、その出てきた玉の色を見る事と同じで、つまり 「抽選をしてその結果を見ている」 に過ぎないのだ。もちろん大事なのは(勝負は)この抽選に当たる事であって、7を揃える事は2の次なんだ。凄くアナログな事を、様々なプログラムで、液晶で演出したり、リールを制御したりしてるのはゲーム性を持たせる為で実はそこにもSLOTの面白みがあると思う。
 コインを入れて(BETボタンを押して)レバー叩く、この瞬間に抽選が行われているんだ。パチンコとの違いはここにある。パチンコの場合チェッカーを通過しなければいけないという難問がある。同じ玉数でもチェッカーを多く通過すれば抽選機会が増え当選しやすくなる訳だが、スロットの場合この抽選機会はどの台でも同じなんだ、ただ、当選確率が台によって変わって来る。いや、厳密に言うとお店側で自在にその台の当選確率を決めておく事ができるんだ。それがあの 設定 ってやつだ。
 福引抽選機にあらかじめ何個のハズレがあって当りが何個入っているかが判っていれば、その確率がわかり、その抽選は得か?損か?等とは誰でも考える事だ。パチスロ機には当選確率が6段階に分かれている。
例えば
設定 BIG REG
1/439.83 1/1310.72
1/412.17 1/1129.93
1/378.82 1/992.96
1/348.59 1/873.81
1/297.89 1/789.59
1/256.00 1/720.17
 これはあるSLOT機のボーナスの確率を表したもの、これらはメーカーが発表しているもので、スロ雑誌や、親切なホールなどでは台ごとに表示している。大体のスロット機は7が揃うビッグボーナス、とBERがそろうレギュラーボーナスがメインの大当たりとなっている。その当選確率が上記に示したとおりだが、当然「設定6」が当選しやすい台になっている。しかしこの設定、外側からみても全く判らない。機種によって設定差による出玉の特徴などもあるが、そういうのは何千ゲームか消化してみないとには、なかなか判別は難しい。ただ、設定1と設定6ではかなりの確率の差があるので、何となくわかりそうな気もするが・・・(2003.09.23)




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