こんばんは![]()
窓を開けると 少し肌寒いような大阪です。
今、娘は 日曜に友達と出かけるらしく
部屋で 準備をしてるんですよっ
彼氏など出来ていく友達~
その友達が彼氏と別れたーー
とかなる年頃。
「日和・・・私、彼氏と別れてん・・」
そう友達が泣くと なぜか日和も泣く
らしい。
「彼氏もおらん日和に 私の気持ちなんて分からんやろ」
などと言われても、なんでか泣けてくると言う日和・・・(母は違う意味で泣きたいわっ)
「なんで友達が彼氏と別れたって聞いて アンタまで泣くん~?」 と聞いてみた。
「だってー!友達が泣いてるねんもん・・・泣けてくるやんかーー」 とな。
もらいなきか~。
友達は言う。
「日和さ、時々 腹立つんよなー!なんかっ!
日和って自由でいいよなっ
勉強も試験も塾も無し! あり得へん!
自由すぎるわっ!
でもな、その今の自由、後で後悔するからなっ
今、私らが頑張ってるのに 日和は自由っ
自由な日和はいいよなー、何も考えんでええし。
でも、努力せん人は後悔する人生になるんやから
日和は絶対 後悔するからなっ
」
日和。
「って 友達が言ってんやんか~
確かに 私は自由や。
でも、その自由の中に苦しみがあるのを 友達は分からんよなー。
自由ってな ホンマは自由じゃないねん。本当は
そう思わん?ママ。
後で後悔するって言うやろうけど
それでも、私を自由にしてくれてありがとっ
日和なー、あのままやったら たぶん潰れてたと思うねん~
そこから助けてくれたママ!
自由をくれたママ、ホンマにありがとーーっ」
座椅子に座っていた私のお腹に、大きい体の日和が抱きついてきた
。
私は「ありがとう」に感動
するというよりも
この年で 「自由など本当の自由ではなく その中に苦しみもある」ということを
おぼろげにも わかっていることにびっくりした。

これはですね~
なぜか、また日和が書いた「目標」というか なんというか・・・・
「ダイエット計算」ではなく きっと「ダイエット計画」だと思うっ![]()
ダイエットと関係あるのか、無いのか(って言うか痩せ気味やぞ、日和ーー)
「まず ひねくれないこと。自分を大切にすること。
誰かと比べないこと。守ること」
そんな事が書かれているでしょう~?
はい、この母 またびっくりしとりますねん・・・・・![]()
台所になぜか いつも貼られるこのような紙を じとぉぉぉぉ~と見ては
一応、誤字脱字を間違い探しのように見て~![]()
「ん?なんだ!?こんな事、普通 思うか
!?」
と、びっくりしとりますねん~
なのでね、もちろん 旦那に報告
娘がいない時に この貼ってある紙を取ってですね~
「みてこれ
!こんなことを日和が書いてるねんっ![]()
思わん?普通さ、15歳で こんなこと思う
?
自分(旦那のこと)、15歳でこんな事 考えたりしたかいな
?
せんやろ、普通
。なに、これっ
な~すごくない
?なっ?スゲーよな~
」
旦那の顔を覗くように 言った私だったが、
無言の旦那。
「なっ?どこ見てんねんな?ここ!」 とか言ってる私に
「わかっとる、わかっとるって。」と 表情一つ変えない旦那。
それから ゆっくり旦那はこういった。
「お前、これ見て すごいー!とか言ったよな?
これ、すごいか?
すごいんじゃなくて、オレから見たら可哀想や・・・・」
ん?なぬ?耳 掃除したほうがいいか、私っ
今、可哀想だと言ったぞ、旦那。
旦那。
「あのな。お前は これを見て、15歳でこんなことを思うなんてすごい~
!
とか、言うけどな・・・
15歳でやで、こんなことを考えたり 思ったりせんでええんや。
我が!我が!の この時期にな・・・・・
友達とワイワイ言って時間を忘れるくらいのときで・・・・
なんか いらんこと(悪いこと)したろかな~とか
格好つけたがったり、色々なことを吸収し、一番 時間が流れるのが早いときや・・
普通なら、こんなこと思うことも無いし こんなことを書くこともないって。
時間を忘れるくらい、こんなことを思う暇もないくらい
我が!我が!の時期なはずや。
だから、お前のように すごいーーーっ
!と言うような目で
この紙を見れんな・・・・オレは・・・・・。」
そう旦那は言った。
少し考えた。旦那の言ってることを。
「いや・・・、確かにそうや!自分らが その時期にそう思ったこともないことを
思ってるような日和は アンタが言うように可哀想・・・とかの思い方もあるやろ。
でもな、そんな言い方ヤメて。
自分を見つめなおすような時間でもあるとすれば 無駄な時間じゃないし
これを思って書いた日和は日和で 私はすごいと思うで
。
でもな、分からんでもないさ、そうさ・・・・
だったら、こんなとき!私はすごいっっ
て思ってしまうけど
一歩ひいたアンタは そんなことはない・・・・で、バランスがいいっ![]()
それでいいやんっ
」
自由。
本当の自由なんて この世にない。
その中に苦しみがある。
それでも娘は私に言った。
「私を自由にしてくれてありがとー![]()
![]()
」と。