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2006年05月31日

最近の完結した漫画について・・・

カテゴリ：カテゴリ未分類

コミックビームに連載していた「エマ」が完結した
最近のメイドブームに先駆けて、貴族社会における許されぬ関係を描いたサクセスストーリー
何でもそつなくこなし、使用人としては申し分の無い主人公「エマ」
花売り娘として育ち、元教職に就いていた女主人に拾われて家事全般を任され、申し分の無い生活をしていたエマに何が起こるのか・・・

まあ、ストーリーは何処にでもあるお決まりパターンで、読者に先の話が読めるように作られている、水戸黄門の手法だ、見ている人は自分の思った通りに話が進む事で満足感が得られる。
この「エマ」も同じで騙される罠にかかるすれ違う貴族に馬鹿にされて親切な人に救われる・・・
物語を定番に沿って進めて、読者は自然と満足感の得られる話に引き込まれていく。
少年漫画に使われる「おやくそく」と同じである。
この作品は、実によく書かれており、まとめて読むにはもってこいのコミックです、話も単純でネームのバランスもいい具合の文字数で自然と感情移入が出来て楽しめる作品でした。

ついでに「からくりサーカス」も完結しました、人気作品だけに話を引っ張りすぎて長くなりすぎました「うしおとトラ」と同じ作者ですが爽快感は期待できません、主人公の位置づけに失敗して読む読者が好みのキャラクターを固定化してしまい、好きなキャラクター以外の話は斜め読みで流してしまい、ただでさえむずかしいストーリーがますます分からなくなる、コミックで全巻通して読み直したがストーリーの繋がりがむずかしくしっかり読むには、何度も前の本に戻って、何処にネタが仕込んであるのかを探さないと、話のツジツマが合わなくなる。
冊数が多いので細かい事は飛ばして、気楽に読むことを進めます。