【WOODPRO杉足場板専門店】スタッフブログ

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2022.02.24
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カテゴリ: 近況報告
こんにちは、高畑です!
唐突ですが皆さんは 【矢板(ヤイタ)】 という言葉を知っていますか?
別称【横矢板(ヨコヤイタ)】や【土留め板(ドドメイタ)】とも言います。
建物の土台である基礎の部分を工事する時に、地面を深く掘り下げる必要があります。
砂場に穴を掘るイメージをしてみてください。掘ってる時に土の壁がポロポロと崩れてきてしまいますよね。
掘った穴の中で安全かつ確実な作業をするためには、砂が崩れ落ちてきてもせき止められるように板を設置しないといけません。
ざっくりな説明をすると、土をせき止めるための板が【矢板】になります!


今回は、竹中工務店さんの現場で矢板材を使用してもらいました!
主に使用したのは、もともと瀬戸内の造船所の現場で使用されていた60mm厚の足場です。
通常であれば、 安くて丈夫な外国産の新品の松材 を使うのですが、昨今のウッドショックによってコスト的にも供給量的にも問題が出てきてしまいました。そこで 国産の杉足場板 が注目されました。
実際に現物を確認したところ、コスト面・供給量・強度面の課題をクリアできました!
竹中工務店さんが全社的に取り込んでいらっしゃるSDG'sにもピッタリの素材だったわけです!


つい先日掘削作業が無事に終了したとの事で、現場見学のお声がけをいただきました!
10年近くこの仕事をしていますが、 基礎工事の現場を実際に見せてもらったのは初めて でドキドキです。
現場にはこんな景色が広がっていました。



壮観……! 現場でついた吹き付けの塗料がカッコいいです。


アップで見るとこんな感じ。


掘削する前にあらかじめH鋼を深く挿し込んでからどんどん掘り進めていきます。
写真のように、土を掘り下げた部分のH鋼とH鋼の間を、矢板の厚みと同じ奥行が確保できるまでスコップで削ります。削った部分に矢板を嵌め込んでいく、といった作業を繰り返して目標の深さまで到達させます。
H鋼すぐ横の細長いベニヤ板(写真だと白いラインのように見えるもの)は、上下の矢板をひと繋ぎにする事で、スコップで削る作業をしているときに設置済みの矢板材が下へずり落ちてくるのを防止するためだそうです。



打ち合わせ室を見てびっくり!


現場で使っている矢板材を天板として再利用してくれていました!
クロス&段差のあるデザインが素敵です。
アイアン製のテーブル脚には鉄筋で「MIYAKOMA」の文字。
建設業で働く女性を応援する​ 「けんせつ小町」 ​という取り組みがあり、ここは宮島口の現場なので宮島小町の略称でMIYAKOMAという文字を取り付けたとの事です!
取り組みの通り、現場でも女性の方が活躍していました。



ザラザラした表面も大きな傷も、しっかりと磨き上げられていてなめらかな手触りに。
流石にこの上で書類関係を書き込んだりは不向きですが、ちょっとした用途であれば十分使えるテーブルに生まれ変わっていました。
現場で発生した余り材や端材も、余すことなく活用してもらえてうれしいです。


おかげさまでとても貴重な経験が出来ました。
この矢板は基礎工事が終わったら、そのまま土に還ります。
土の中で腐朽菌に分解されるという環境に優しい仕組みになります。










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Last updated  2022.03.17 09:47:23
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