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十五屋お照
古い着物を ほどいて、小さな細工物や創作吊るしを 作っています
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2024年03月28日
カテゴリ： 古布細工
けど 四月いっぱいで やめちゃう 三十年以上の付き合いだった
面白くて入りやすいお店だった 悲しい
最近は 時間があれば 顔を だす
そこで 関西語のおばさまに会った
こんな 元気なおばさまは めったに見ない
田舎なもんでね
鳳凰の八方睨み図 鳳凰の（これ自体が 理解されないか）長袖Тシャツ着てたんだけど
自分はいつも なんか 服売れ言われることが多い
それも これも しまむらさんたちのせいだ
昔は 色とりどりの服売っていて 楽しかったのに
今は きったない色ばっかしになったしね
ま それはそうと
そのおばさまが 小物縫いしてると言ったら
ねーねーぇ 小さい象が 欲しいねんって言うわけ
いややいややって 返してたんだ
だって 文化ちゃん 研究中だから 三か月後になるって言ったった
そんなこと言わんでな みたいなこと言ってきて
しかも 小さいって 象って 和物でも 日本的物縫うならよいけどね
型紙ならあるなっと 頭では思った しかし 縫うわけないっておもっていたから
その型紙が 出来上がりのサイズが その場では 出なかった
そのおばさまが 八白の猪生まれなので しょうがないから 返事はした
家に戻って
井上重義さん監修のこの本に 象さん 乗ってるので
足の裏と 口べり紐のところ 変えた
色あんま出てないが 薄紫に 桜の花びら散った感じの 正絹襦袢地
牙には 針がね 入ってます
夜八時から 夜中の三時過ぎてしまったっぺよ
もう 私に頼まないでくれーーーーーー
なんで 初めてあった人なのに こうなるのか
八白の人で 象好きな人 もう一人 知っているんだけどね
てな具合で 文化ちゃん 研究すんだから そっとしといてくださいよもう
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