縄文人☆たがめ☆の格安、弾丸?海外旅行

Free Space

ボラカイ島の観光・ホテル口コミ
☆トリップアドバイザー
おすすめブロガーに認定されました

☆たがめ・別館

★おともだちブログ

トラノコラム

Calendar

カテゴリ未分類

(0)

2017年の旅行記　ニューカレドニア(2月)　クラビ(9月)

(13)

♪遠き山に日は落ちて....

『家路』(交響曲第9番ホ短調・新世界より)が聴こえてくる。

「すぐに家に帰らないと。ネコダマシが出る.....」

☆前の話は→　第1話～第7話　あらすじまとめ

第8話　「予兆」

『夏季キャンプから神栖66町に戻ると控えてあったマントラによって呪力はあっさり回復された。まんまと大人たちを出し抜き、再び神の力を得ることができた。5人はそう思っていた。そして、何事もなかったかのように元の生活へと戻っていった。それがとんでもない錯覚だとは気づかずに』

『四十歳の大人にとっては、二年というのは、さほどの意味を持たない歳月かもしれない。せいぜい、ちょっぴり髪の毛が白くなり、身体に締りがなくなり、いくぶん体重が増え、ほんの少し息切れしやすくなる。それが二年という月日の平均的な効果だろう。だが、十二歳の少年少女にとって、二年というのは、いつの時代も、劇的な変化をもたらすのに充分な時間である』

☆2年後、早季たちは14歳になっていた。全人学級では変わらぬ平和な日々。ん? 同性愛???　　　

新世界より#8-2

☆早季は、真理亜とそういう関係を持ちながらも、瞬のことを今でも想っていたが、瞬は早季には無関心なようで、瞬と覚の行為を見てしまった早季は、やりきれない気持ちでいた。

新世界より#8-4

「何やってんだろう。私たち」

☆2年前のように5人そろってということはなくなっていたが、守だけは、同性のパートナーを作らずに、真理亜を一途に想い続けていた。

新世界より#8-6

☆そんな中、不穏な空気が流れはじめる。おそろいのペンダントを外し、覚に別れを告げる瞬。早季は偶然目撃する。

「恋愛ごっこはもういいだろう。僕は君のお人形さんになるのに、いいかげん飽き飽きしたんだ.....とにかく、僕はひとりになりたいんだよ。だから、今日からはお互い別行動にしよう。じゃあな」

☆突然のことに覚はショックを受け、と思ったら新しいパートナー(あてつけ?)みんなからも離れ孤立する瞬。なんだかバラバラになっていくねと守。

☆2年前に復活した5人の呪力は、それぞれ進歩をしていた。特に瞬の呪力はずば抜けていて、鶏卵を2時間で孵化させるという高度な課題を与えられ挑戦していた。

新世界より#8-8

☆だが、鏑木肆星氏の足はピタリと止まり後ずさりをし、くるりときびすを返すと、みなが呆気にとられる中、さっさと実技演習室から出て行ってしまった。

新世界より#8-12

☆瞬が顔を上げ、後ろ姿を見送る。その表情を見て、早季はぞっとする。あわてて追いかけて行った先生が戻って来て、実習は都合により中止ということで教室に戻るよう言われる。

新世界より#8-13

☆瞬が倒れ、卵が床に落ちる。びっくりするような早さで割って入った先生に、全員あっという間に実習室から追いたてられた。

新世界より#8-14

☆疲れただけだと言う瞬を心配する4人。守が

「なんか懐かしい感じ。最近5人そろってなかったから」

☆みんな少し笑った。だが、早季は笑えなかった。さっき見たものが網膜に焼き付いていた。

新世界より#8-15

☆割れた卵の中身、それは、どう見ても鶏のヒナとは程遠い形の奇怪な化け物だった。

新世界より#8-18

★それからしばらくたった秋の夕暮れ、瞬がひとりで歩いているのを見かけた早季は声をかけた。いつも連れている愛犬のすばるがいない。近づこうすると瞬は、来るなと言った。一人になりたいと言って、ハチ玉を取り出し、回転させはじめた。

(ハチ玉は全人学級の能力開発教室で最初に与えられる玩具のひとつ。今ではクラスの誰一人見向きもしないような代物。瞬のような優等生が弄ぶのはかなりの違和感)

☆しばらく会えなくなると思う。身体の病気ではなく、いわば心の病気みたいなもので、療養しなくてはならないので学校へはしばらく行けない。家にもいられないから療養のためのバンガローに行く。場所も言えないと瞬は言った。

「私、瞬の力になりたいの。瞬、私、ずっと瞬のことが.....」

☆告白しようとした早季の言葉を遮って瞬は、迷ったがこのことだけは言っておいたほうがいいと思うと言ってこう語った。

「二年前の夏季キャンプ、僕等は離塵師に呪力を凍結されたことを隠し通せたと思っていたが、そうじゃなかった。たぶん全部バレていた。どういう意図かはわからないけど、単に処分を保留にされていただけなんだ。僕らはずっと監視されてた、つい最近気づいた。今さらこんな警告をしても無意味かもしれない。でも早季、猫には気をつけろ」

新世界より#8-20

☆瞬は自分が作ったという猫除けのおまじないのチョーカーのようなものをくれた。

「とにかく、僕が言ったこと、みんなにも伝えてくれ」

新世界より#8-21

☆そう言う瞬に、すばるが駆け寄ってきた。

「馬鹿だな、あれほどついてくるなって行ったのに」

新世界より#8-22

☆瞬はすばるを愛おしそうに抱きしめると夕闇の中に消えた。

(感想)
ボノボ型の愛の社会は、子供に同性愛を推奨? 極端ですね。病んでる。まあわからんでもないんですが、それにしても、説明不足な場面が多いこの作品の中で、エロエロシーンは詳し過ぎでしょw
そんなことより、瞬です。瞬が崩壊したのか、作画が崩壊したのか微妙だったりもしますが、とんでもないことになったようで。意味不明のハチ玉、ああやって何かに呪力を集中させておかないと、暴走してしまうのかもですね。しまいには何百個もハチ玉をつれて歩かないと?
触れたら、別のものに変わってしまうといえば業魔ですね。瞬が授業中に朗読していた業魔のくだり、「自らの頭の良さを誇るあまり、あらゆるものを小馬鹿にしていた」ようには見えなかったのですが。あ、これは伝説か。そうじゃなくても病気にはなる? いずれにしても助かる方法はないのでしょうかね。
一番に消されてしまいそうな守が、一番まともに見えるな。ところで、意味不明な演出とかありますが、全人学級で業魔を朗読していた瞬が業魔になるなら、悪鬼を朗読していたのは、確か真理亜だったはず。彼女も....
瞬を心配しつつ、真理亜と間引かれそうな守も、と毎週いろいろ心配しながら、次回ですね。