縄文人☆たがめ☆の格安、弾丸?海外旅行

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2012.12.04
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夕暮れ。昔なつかしいのどかな田園風景。いやここは1000年後の世界。

♪遠き山に日は落ちて....

『家路』(交響曲第9番ホ短調・新世界より)が聴こえてくる。

「すぐに家に帰らないと。ネコダマシが出る.....」

☆前の話は→  第1話~第9話 あらすじまとめ

第10話 「闇よりも」  ( 画像つきの記事はこちら )

☆廃墟と化した松風の郷で瞬を探して歩きだす早季。そこに不浄猫が現れた。早季に飛び付くと、喉元に噛みついてきた。が、首に着けていた瞬にもらった猫除けのおまじないに刺さって、猫の牙は止まる。早季は、何度もマントラを唱えて不浄猫を倒した。


『少年は知らず知らずのうちに業を積み重ね業魔へと変わっていった.....業魔はこの世に存在してはいけない。業魔はひっそりと湖に姿を消した』

業魔の話


☆早季は、あらゆるものが本来あるべき秩序から逸脱している世界を瞬を探してさまよい歩いた。歪んだ木、ミルク色の濃霧? 意識が朦朧とする中、瞬の声を聞いた。

☆面を着けた瞬が現れた。

「早季、こんなところで何してるんだ」

「わからない。今、私どこにいるの?瞬...」

「こんなところに来ちゃだめだ。帰れ」

☆早季が嫌だと言うと、瞬は足元を指差した。そこには奇形の虫がいた。ここにいると、こんなふうになってしまうと言うのか。早季は瞬に告げた。

「猫に殺されそうになった。でも瞬にもらったおまじないのおかげで助かった。でもたぶん、もう一匹いる」

「10分間だけ、ここにいていい。その間に、できるだけの説明はする」

☆10分過ぎたら帰れと瞬は言う。ふいにまわりが明るくなり、オーロラのようなものが現れた。瞬がやっているのだろうか(鏑木肆星でもできないはず)

☆不浄猫が来るかもしれない。中に入ろうと瞬が言い、奇妙に歪んだ小屋の中に入る。10分くらいなら抑えられる、瞬はそう言った。床に落ちていた無数のハチ玉が浮かび上がり周囲の空間を満たす。蜂の巣に入ったような騒がしい唸り声に、早季はうるさいと言ったが、瞬は、仕方ないんだ。ちょっとの間だけ我慢してくれと言う。面を取るようにも言ったが、ダメだと断る。



★そして「八丁標」の話。外から来る得体のしれないものから、自分たちを守るためだと思っていた八丁標は外敵ではなく、内なる敵に対処するために作られたもの。内なる敵とは、絶えず漏出している僕たちの呪力だと。幼い頃から刷り込まれた外の世界への恐怖によって、無意識の世界の恐怖も同一化されて、漏出した呪力が八丁標の外に導かれるのだと。ミノシロなどは、それによって作られた動物ではないかとも。

・話の全文と補足解説はこちら→  瞬に何が起きたか(第10話で瞬が語った話)


「私が知りたいのは、瞬の身に何が起きたかってことだけなの」

☆そこに背中が甲羅と突起のようなもので覆われた奇妙な動物? 瞬に近づいてきた。

「大丈夫、すばるだよ」



「呪力の漏出が止まらない。それも、どんどん激しく、制御不能になりつつある。無意識の暴走により、呪力の異常漏出が起きて、周囲のものすべてが破壊的な影響を受け、異形化してしまう。これが、橋本・アッペルバウム症候群だ」

「僕は、業魔になった」

「そんな、嘘よ」

「残念ながら本当だ。ここにある本は、永遠に葬り去るべき知識とされているものばかりだ。早季のお母さんが特別に貸してくれた。業魔化という現象について知識を得るには、これを読む以外にない。これがわかっているすべてなんだ」

☆瞬は自分自身の記録を付けていて、やがては一番新しい症例として自分の名前もここに加わることになるだろうと言った。そんなこと言わないで。どうすれば治るのか、呪力を封印することはできないのかと早季はたずねるが、無瞋上人に施術をしてもらったが、瞬の呪力は蓋が壊れたような状態で、止めることはできないらしいと言う。

☆早季は、自分が間違ったやり方で瞬の呪力を復活させたから、封印ができなくなってしまったのではと考えるが、瞬はそれは違う、早季のせいではないと答える。封印というのは意識的に呪力を使うのを妨げるだけで、無意識の穴を塞ぐ効力はない。だから治療法は今のところないのだと。

☆ごく短い時間なら、異常漏出を抑えられることがわかった。何か単純だけど集中力を要する課題に呪力を向けることで、その間は異常が起きない。瞬は、ありったけの呪力をハチ玉に向けることで、早季に影響が及ぶのを防いでいた。集中力が鈍ると、いつ暴走が始まるかわからないから、そろそろ帰ったほうがいいと告げる。

「帰らない。一緒にいたい」

「早季、僕はこのために、両親を死なせてしまった。だから帰ってくれ、これ以上、僕のために愛する人が死ぬのを見たくないんだ」

☆私には瞬は救えない。何もできない。早季はゆっくり立ち上がった。ドアを開けて瞬を振り返った。

「瞬、私に何かしてほしいことは?」

☆その時、巨大な生き物が小屋の中に入ってきた。不浄猫だった。まっすぐ瞬に向かって行った。早季はすばやくマントラを唱えた。

「早季、やめろ。もう、いいんだ」

☆瞬の声に早季は立ちすくんだ。不浄猫は瞬に飛びかかり、大きな口を開けた、早季が呪力を発動しようとしたその時、すばるが突進してきた。すばるは大きな不浄猫に何度も飛びかかっていった。そして息絶えた。

☆瞬の呪力か。不浄猫が4本の足を広げた状態で宙に浮いた。そこに結晶のようなものが付着しはじめ、きらきらと輝きながら全身を覆った。硬直した不浄猫は突然、空中で消滅した。瞬は愛犬の亡骸の前に跪いていた。

「すばるは、僕を助けようとしたんだ。そんなことしても何にもならないのに。何度も置いて行こうとしたんだ。でも、どうしてもついてくる。本当は僕のほうが寂しかったのかもしれない。すばるがいなくなったら、ひとりぼっちになっちゃうから」

「あの猫だって、別に悪くなかったんだ。ただ命令通り僕を、僕の始末を付けに来ただけなんだから。僕がやるべきことを決断するタイミングが遅かった。もっと早く決着をつけるべきだった。僕がずるずると引き延ばしたから、すばるをこんな目に遭わせちゃった」

「たくさんの錠剤が入った瓶を、ここに来る直前にもらったんだ。いろんな種類の毒の詰め合わせなんだよね。ひどい餞別だと思わないか? 」

「飲まなくてよかったわ。捨てちゃえばいいのに」

「飲んだよ。だけど効かなかったんだ。分子性の毒は簡単に変性してしまうらしいね。死にたくないという無意識が、元素まで変換してしまったのかもしれない」

「来るみたいだ」瞬が言った。

「早くここを出るんだ。僕の家が大地に飲み込まれた時と同じだ。笑っちゃうだろ、祝霊にそっくりだから。こっちは祝福を与えてくれるどころか、死の使いだけどね」

「早く。今度こそ終わりにするよ。もうたくさんだ」

☆瞬は早季の背中を押した。目の前で固いはずの土壁がぐにゃぐにゃ歪み震えた。気泡のようなものが現れては消える。

☆瞬は早季を戸口から押し出した。瞬の面は溶け始めていた。瞬は静かな声で言った。

「早季、ずっと好きだった。さようなら」

☆次の瞬間、早季の身体は空中の高いところにあった。ずっと下の方に崩壊した瞬がいた小屋があった。どんどん遠ざかるように後ろ向きに飛ばされていた。瞬が最後の力を使って助けてくれたのだ。早季は正面に向き直った。しっかり目を開け前方を見た。

「私は、生きなければならない」

(感想)かなわない相手とわかっていても立ち向かった、すばる。かわいそうでした。そして、死ぬ前に「好きだった」と告げた瞬。愛するものをみんな死なせてしまった瞬は、早季には生きて欲しいと心から願ったのでしょう。悲しいお話でした。

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Last updated  2012.12.05 10:59:09
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