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テラフォーマーズ　第8話　「DER ZITTERAAL　電撃生物」

テーマ：アニメあれこれ(27262)

カテゴリ： ★アニメ・本・映画

バグズ2号の悲劇から20年経ち、地球では火星からの未知のウイルスが猛威をふるっていた。

人間とゴキブリの種の存続をかけた戦争が始まる。

☆前のお話は→　「第1話～第7話　あらすじまとめ」

TERRAFORMARS　#08　～DER ZITTERAAL　電撃生物～

★アドルフの話

M.O.手術の理論上の成功率は2割程度だ。成功すれば昆虫以外の生物も使えるようになる。ドイツでは子どもを使って手術していた。法的にも保護下にあり、子どもなら長期間の観察も可能。人生ごと奪う? 集められた被検体の子どもたち。手術をする子どもを決める。ひとりが歩み出て、僕がやりますと言った。S1042　アドルフ・ラインハルト。仲間おもいだなと言われた。手術が始まる。

アドルフ率いる第5班。イザベラがひとりでテラフォーマーを次々倒していた。ひとりでやらせちゃって悪いなと言いながら機内から見ているクルーたち。非戦闘員は外に出ても役に立たない。外に出たら瞬殺される。なんでこんな使えない生物で手術されちゃったかねと話すクルーにアドルフは言った。お前らだって戦うことになる。一歩外に出れば。能力に文句を言う暇があったら、それを生かす方法を考えたらどうだ。

アネックス本館に向かうようにとミッシェルに言われたアドルフは出発する。脱出機を走らせながらアドルフはレーダーに生体反応が映る前に避けていた。このまま離陸と思ったとき、突然第4班の脱出機が飛び出してきて衝突、斜面下に落ちた。そこにはテラフォーマーの大軍が待ち構えていた。

他のクルーは機内に残し、アドルフとイザベラが外に出る。アドルフはやることはひとつだとイザベラに言った。第4班の脱出機をテラフォーマーから奪う。その向こうの300匹くらいいるのは自分が相手をすると言った。雨の中、テラフォーマーとの戦いが始まる。攻撃してきたテラフォーマーに、あんまり寄ってたかっていじめるもんじゃないと言った。人間は弱いんだよ。電気でテラフォーマーを倒していく。

アドルフはテラフォーマーのサンプル6体を捕獲。電気ウナギは電撃を放つ際、自分自身も感電している。しかし分厚い脂肪の層が絶縁体となり致命傷を免れているのだという。そしてそれは全身に安全装置を埋め込んだアドルフも同様である。

アドルフ少年の手術は成功した。だがこれでは被験者の体が持たない。感電して倒れるアドルフ。電撃のコントロールの訓練と安全装置の実験が続けられる。すでに人に買われた命、国のために働き続けることも実験に協力することも、すべてが決められた人生。監視の目をかいくぐってどうやって死のうかとそればかり考えていた。やつと会うまでは。

学校でアドルフに声をかけてきたのは、スペイン語のクラスが一緒のローザ・ツィプリース。その日を境にアドルフの人生が一変した。朝、ローザはアドルフにおはようと声をかけ、友だちだと女の子たちに紹介した。怖い人かと思っていたという仲間たちはアドルフの周りに集まるようになった。12月25日の誕生日にローザとデートをすることになった。

ローザがアドルフを連れて来たのは博物館。近くの橋から見る夜景がきれいだからここで時間をつぶすつもり。でも何か微妙かなとローザが言うと、アドルフは割と楽しんでるよと言った。電気ウナギの展示があった。クリスマスツリーが光るようになっていて、子どもが光るのを待っていた。どうやって電気を出すんだろうと話している子供にアドルフは近づいて話した。

電気ウナギは発電板という細胞を持っている。それがたくさん並んだ発電器官が体に詰まっている。それを使って神経を流れるわずかな電流を増幅するんだ。難しいかと子供に聞くと、でも何か凄いねと言った。クリスマスツリーが光った。電気ウナギってすごいねと子供は大喜びしていた。

誕生日のプレゼントにローザはマフラーとキスをくれた。今まで生きてきて今日が一番しあわせだと言った。幼いころアドルフの母が言っていた。母さんが父さんを見つけたように大好きな人を見つけろと。そして幸せになれと。ローザと結婚した。母さんに言われた通りに俺は幸せになったと思っていた。

なぜこんな時に、こんなことを思い出しているんだ。近づいてくるテラフォーマーを電撃で倒すアドルフ。もう終わったことだ。一年前に発覚し終わったことだ。

ローザは浮気をしていた。泣きながら謝った。あなたを傷つけてしまうとわかっていた。やめなきゃいけないと思っていたが、弱いから寂しくてどうしようもなかったと言った。二度としないから許してくれ、あなたを愛していることは神に誓って本当だと言われアドルフは許した。

子どもが生まれた。モザイク・オーガンが遺伝しているか調べたが引き継がれていなかった。それだけではなく何ひとつ引き継がれていなかった。アドルフの遺伝子さえ。アドルフの子どもである確率はゼロと出た。火星への出発が近いから、それまでにかたをつけておけと言われた。

すっかりわからなくなってしまった。もう電極につながれたウナギにさえ戻れない......家に電話をかけた。ローザに今から帰る、愛しているよと言った......

テラフォーマーに向かうアドルフ。来い、殺してやる。

★電気ウナギはすごいけど、アドルフさん、かわいそうすぎるな。で、唐突に映画みたいなEDは何なんだw

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