招きねこ

招きねこ

昔話!


   母が話してくれた。
   手帳を見て、思い出した。
   母の祖父からの昔話!

 むかしむかし、ある浜町に毎夜12時になると
 まかる~まかる~となんとも言えない声で歩く者がいる。
 それがいつも気になっていた、与作爺ちゃんがいたよし。
 今夜はその正体を見てやろうと。
 家の前まで来たので、早速外へでたと。
 白い着物を着た者が、川のよし「植物」の中へ消えた。
 あくる日の朝、明るくなるのを待って行って見ると
 白いカメが今にもかたがって川の中へ落ちるところであった。
 見ると大判、小判がぎっしりつまっていたと。
 それを家に持ち帰ったと。
 それから与作爺ちゃんは大金持ちになり、一生幸せに暮らしたと。


   母は「沢山聞いた話の中で、不思議と忘れない話」と書いて
   あった!


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