青空部屋

青空部屋

君の幸せ=僕の幸せ







午後1時 コンビニで君に会った
美しいワンピースを着てた
君は僕を見ると言った
「これからあの人とデートなの」

30分 経つ頃ようやく来たあいつ
君は優しく笑った
あいつは君に言った
「もう来てたのかよ、早ぇ」

僕なら君をこんなに待たせない
5分でも10分でも1時間でも早く来て
笑って迎えてやるのに

頭の中消せる消しゴムがあったら
君のあいつへの恋心
真っ白に消してやるのに
頭の中書き換えるペンがあったら
僕の事を刻み込み
幸せにしてあげるのに

2日後 コンビに君を見た
真っ赤な目をして立っていた
君は僕を見ると言った
「私ふられちゃったんだ」

どうしてそんなにあいつを想う
君を誰よりも幸せにして
やりたいと思っているのに

君に好きだといえる勇気あったら
このもどかしい想い
もう感じずにすむのに
君に好きだといえる勇気あったら
君を笑わせて
僕も笑えるのだろうか

心の中塗り替える絵の具あれば
君の淋しげな心
幸せ色に染めるのに
どんな便利な道具があれど
唯僕は君が
幸せになれば其れで良い

だから本当はどうでも良いんだ
この想い報われなくても
君にこの想い届かなくても
君が心から幸せになったとき
僕も幸せを手にするだろう
僕はそのため
生きてゆこう。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: