桃色な生活♪ Part 2 ~Je te veux~

桃色な生活♪ Part 2 ~Je te veux~

《容赦のない調教・その6》



■リアル調教日記・4月 “ご主人様”とは・・

いつもより事務的なメールを送信し終わって、私はくつろぎ読書していました。 すっかり読書に没頭し始めて間もなく、電話が・・・

それはご主人様(MASTER)からの着信でした。
時間と場所、その他を確認して準備。
私は緊張していました。 直接の調教は昨年後半以来だし、アクシデントがあったし。。
それだけでなく、やはり通常の逢瀬とは違う 『何か』 がそこにある。

その 『何か』 に私は囚われているのでしょう。 知ってしまったことで逃れられなくなった 『それ』 に。。


4月。 桜の花の季節ですが、まだ夜は上に何かを羽織らなければならない寒さです。
私は迷うことなくコートだけで外に出ようとしていました。
冬物ではありますが、薄手で軽い、黒のコート。

ふと全裸ではなく黒のコートに対し真紅のキャミソールを上に着て、下は黒のストッキングだけで行こうと思いました。
「最初のご主人様であったら、きっとこういう場合にコートの下にまとわせるのは『赤い縄(紐)』だろう」
そんなことが何故か頭の中をかすめていきました。

  **最初のご主人様とMASTERの経緯は こちら


ご主人様の車に乗り、中でご主人様が いろいろやってきた調教で 私が出来るようになったことを上げていくのを聞きながら、満たされている自分と不思議に思う自分がいました。
SMというものに惹かれながらも 実際は戸惑うことの方が多かった自分。。
それがいつからか、私を構成する要素として欠かせないものになってしまっていることに、改めて驚いていたのでした。

『これが私が身も心も満たされることだ』 と知ることが出来たこと。
それは偶然というより 必然だったということ。
最初のご主人様に手ほどきしていただいたものの、結局いろいろあって主従関係はなくなりました。
最初のご主人様との関係が始まったのと前後する時期に知り合った現在のご主人様(MASTER)。

人が一生の間に出会う人は、出会うことが決まっていて 『出会うべくして出会う』 と本で読んだことが。
家族も友人・知人・同僚も。 好きな人も嫌いな人も。 嫌な思いをさせられる人も。 全て欠かすことが出来ないから出会った・・・

同じSのご主人様であり、Mに対して望むこともとても似ている。
でも、私にはソフトな最初のご主人様より、ハードな現在のご主人様が より自然に受け入れられたのでした。

ソフトSMでさえ怖いと思っていたはずなのに、ハードな調教をされる方に・・・
『まさかこの人と、こういう関係になろうとは・・』 そう思ったのですが、よく考えてみれば 『必要だからこうなった』 と納得するのでした。


そんなことを考えているうちに、ご主人様が私の頭を引き寄せてペニスに導き、私は口に含みながら“ご主人様”を感じ、ご主人様を味わうことの幸せを感じていました。

やがて車はとある公園の駐車場に入りました。
ご主人様が停めた場所。
「・・・これは・・・・」
「思い出した?」

忘れようにも忘れられない瞬間が蘇ってきます。。
あのとき と同じことをしてもらおうか」
『え?! ・・・やっぱり・・・』

「座ってですか? それとも立って?」
それは・・聞くまでもないのですが。。

ファスナーが噛んでしまい、コートを脱ぐのに手間取るというドジを踏んで動揺しながら、車を降り 『前回の場所』 へ歩いて行きました。
コートを脱ぎ、ストッキングも多分濡らしてしまうだろうと思ってそれも脱ぎ、まだ蕾の水仙が並んでいる花壇の縁に立ったものの、未熟な私はまだ葛藤していました。
するとそれまで消えていたライトが点き、いよいよして見せなければならなくなった。。
『ご主人様が待っている』 のです。

何とか前回よりは短い時間で出始めましたが、なかなかうまくいかないのです。
多分どこかで 羞恥心やためらう気持ちを捨て切れていないのでしょう。
だらしない自分に情けなさを感じる瞬間です。
散々脚を濡らして終了。。 『もっと練習しないとダメかも・・』 泣きたい思いです。

ご主人様に呼ばれ、車のそばへ。
おしりを突き出し、ご主人様を迎え入れるようにと。
ご主人様のペニスが触れて一気に。 その瞬間、鳥肌が立つような快感・・・
ご主人様に聞かれるまでもなく、私はご主人様の“大きく太い逞しいペニス”が欲しくてたまらなかった。

アナルへご主人様のペニスが突き刺さりました。 アナルバイブとは比べ物にならない充実したものが入ってきます。
同時にご主人様に打たれながら(スパンキング)、痛さの中から湧き上がってくる快感で 私は悦びの声を上げていました。。
普通のセックスでは絶対味わうことのできない感覚。

車に手を付きおしりをご主人様に差し出し、膣に挿入され、次にアナルに入れていただく“幸せ”。
「どうだ?」 と聞かれ 「太くて・・大きいペニスでされるのは・・最高です」 と喘ぎながら繰り返していました。
そう言わずにはいられない気持ちの良さだったから。

ご主人様は そんな自分の快感にだけ溺れている だらしのない私に容赦なく言葉をぶつけながら、突き上げ、おしりを叩き乳首を強くつまみます。
「もっと締め付けるんだ」 と言われ、締めるとさらに快感は増すのです。
ご主人様の激しい動きに我慢していた限界が近づき、意識が遠のき 果てました・・・

ふらつく体を起こし、歩きかけた私に 「まだやることがあるだろう?」 とご主人様が言われ、私はまた自分の未熟さを知らされることになりました。
自分の快感に溺れてやるべきことを忘れていたとは。。 
これはご主人様に言われる前にやることでは?

ご主人様の足元に跪き、まだ生々しく大きさを保って脈打つペニスを口に・・
「ゴムの臭いがなくなるまできれいに舐めるんだ」 ご主人様に言われるまでもなく、それは承知しています。 
さらに深く咥えていると突然、「ライトが光った!」 というご主人様の声に 凍りつきそうになりました。。
去年の 『最悪な出来事』 がフラッシュバックし、私は慌ててコートを羽織り、車の中へ逃げ込みました。

「顔を伏せて!」 車を発進させながらご主人様が頭を押さえ、私はご主人様の股間に顔を深く埋めてお掃除フェラの続きをしながら 
『光ったもの』 がたとえ何であれ、この瞬間だけは不安も恐れも感じることはなく
『ご主人様のもの』 でいられることが、この上なく幸せなことだと感じていました。

続く。。

《容赦のない調教・その7》 へ進む
《HOME》 に戻る
《容赦のない調教・その5 それまで知ることのなかった悦び》 に戻る














© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: