2004年04月12日
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その後、あれだけうるさかった後輩君が電話掛けてくる事はなくなりました。
誰もが知ってる有名企業に入社した後輩君。それなりに忙しくなったのでしょう。
おいらも色々忙しかったので、すっかり後輩君の存在など忘れていました。
ところが忘れたころに電話が来る後輩君。
「ぎがさん？俺っす！何やってんすかー？」
ん？ああ別に（…誰だっけ？誰だっけ？…ああプールのヤツか？）
「いや～ この近く通りかかったらちょっと思い出して～～♪」
ああそっか（おいらも思い出したよ。なんだ貴様その調子こいた口調は。）
「ちょっと思い出して」この勝ち誇った口調。ああいつものパターンのアレだ。
思い出したついでです。最後にもう一回おちょくっておきますか。
後輩君 おめでとう！末永くお幸せにな
「え？？・・・なんでわかったんですか？？？」
昨日 夢で言っただろう。俺、結婚したんですって言ったべ
「え？俺がぎがさんの夢で…？？」
んー？違ったか？ちがうんなら何の用だ？
「いえ…その通りっす。俺 結婚したんです…」
やっぱりな。
おいらが何年「ぎが」やってると思ってるんだ。
うるさく付きまとったお方がぱったり連絡来なくなる。そして自慢げな口調で電話を掛けて来る。
一様に「実は私、結婚するの」「実は俺、結婚するんだ」です。なんで皆さん自慢げなのかは謎だ。
（ウソにきまってるだろう）
ボンボンの貴様まで同じ態度だったからムカついて動揺させたかっただけだ。
しかし２４で同い年の看護婦と出来ちゃった結婚とは。
家も建てたんですいえいえローンっすよ嫁さんの親にも俺の親にも金出してもらったし子供も生まれるから早いウチに～って…とことんケンカ売ってるのかこいつ。
まあとにかくお幸せにな と。
このくらいのインターバルならおいらも楽しくて精神的なダメージが少ないです。
おいらの部屋のベッドを占領されても「たまにだから良いか」と許せます。
ボンボンの贅沢な発言にも余裕で応えてやれます。
「嫁さん 全然料理ダメなんすよー全部まずくて。かーちゃんによく来てもらうんす」
「娘 めちゃくちゃ可愛いっすよ。もう自慢っすよ」
「家のローンは俺も嫁さんも稼いでまーなんとかなるかなって看護婦良いっすよー」
「ぎがさん あいかわらず愛人たくさんで大変すか？俺嫁さん一人で大変す」
このアホが。
おいらより先に結婚して天下取ったつもりか。おいらに勝ったつもりか。
確かにおいらはまっとうな人生を着々と歩む君がうらやましかったよ。ムカついたよ。
でもな。おいらが何年「ぎが」やってると思うんだ？
貴様の前に何人似た様なお方が居たと思うんだ？って想像もつかねーだろうな。
まあ良い。後輩君とは関係無い話だ。
今なら飲んだついでの昔話にも付き合ってやれます。
「ぎがさん いつか今井美紀のチケット払い戻してくれたっしょ？あの時は俺すげー尊敬したんすよ」
-----------------------------回想。今井美紀チケット事件
「ぎがさんルスツ行きたいって行ってたじゃないすか！行きましょうよ！いつが良いっすか？」
あ？次の休みは○日だ。
「え…○日？」
ダメならしばらく休みが無いなぁ
「俺その日、夜コンサート見に札幌行くんで調度良いっすよ！」
ふーんそうかでも君 ジェットコースター大丈夫なのか？
「ルスツ」とは札幌から手ごろな距離の大型遊園地。
実のところ絶叫マシン嫌いの後輩君。おいらに付き合ってヘトヘトになった挙げ句、帰りは渋滞で見に行くはずのコンサートに微妙な時間になりました。
「今日は楽しかったからもう良いっすよ今から行ってもギリギリだし」
貴様諦めてるんじゃねーよ！今からでも厚生年金会館へ行け！！
「ぎがさん もう今日は俺疲れてて見れませんて」
そのチケットはどうする気だ？捨てるのか？金ドブに捨てるのか？
「６５００円くらい良いっすよ。あんまり前の席じゃないし。」
このドアホ！ 見る気無いなら見たいヤツに席を譲らんか！
「でももう入場始まってるみたいだし…」
チケットよこせ！おいらが売ってくる！
ぎがさーんぎがさーんと叫ぶ後輩君を車に残して厚生年金会館ホール前で「チケットあるよ？」とダフ屋する酔っ払い。
当時人気絶大だった今井美紀のチケットは一瞬で売れました。
おら後輩君、チケット売れたぞ ほれ１万円。
「いいいいい１万？？？」
キャンセル待ちの人が万札出した。ったく無駄に捨てなくて良かったろ？
「ぎがさん…ええええっと３５００円おつり…」
釣りなんていらないんだよ！その人もう速攻会場入ったから。
「いやぎがさんの取り分…」
いるか！お前が買って諦めた今井美紀だ。とっとけよ。
今日の遊ぶ金もお前が全部出したんだから足りない位だ！
「いいえぎがさんが売ってくれなかったら一銭も入りませんでしたから！」
んじゃ３０００円だけもらっとくかぁ
-----------------------------回想終了
「俺 あの時あきらめちゃダメだって教わりましたよ」
う～～ん悪いな。実は教えて無いことがあったんだ。
「え～～なんすか？ぎがさん」
実は２万で売れたんだけど君には１万しか渡さなかったんだ。
「ええええ？？？？？」
時を越えて騙される後輩君。
良いじゃんか。君はおいらと違って良い会社に入って可愛い嫁さん貰って子供も作って家まで建ててるんだから。
ダメな酔っ払いに嫌がらせされてもバチは当たらんだろう？
「ぎがさんはやさしいっすからね…」
君には一度もやさしくした事ないよ？
「ぎがさんは何でも教えてくれたから」
ウソばっかだぞ？
「ぎがさんは酔うと何でもしてくれるし」
ま 小人か妖精 の仕業だな
「俺 ぎがさんと時々酒飲みたいっすよ」
そっかー？やめとけ
「嫁さんとするより元気出るから」
ん？ なにをだ？？？
「嫁さん 最近してくれないし」
ちょっと待て。貴様何を言ってるんだ？
「ぎがさんがチューしてくれる方が気持ち良いですし」
…貴様何を言ってるんだ？
誰もが知ってる有名企業に入社した後輩君。それなりに忙しくなったのでしょう。
おいらも色々忙しかったので、すっかり後輩君の存在など忘れていました。
ところが忘れたころに電話が来る後輩君。
「ぎがさん？俺っす！何やってんすかー？」
ん？ああ別に（…誰だっけ？誰だっけ？…ああプールのヤツか？）
「いや～ この近く通りかかったらちょっと思い出して～～♪」
ああそっか（おいらも思い出したよ。なんだ貴様その調子こいた口調は。）
「ちょっと思い出して」この勝ち誇った口調。ああいつものパターンのアレだ。
思い出したついでです。最後にもう一回おちょくっておきますか。
後輩君 おめでとう！末永くお幸せにな
「え？？・・・なんでわかったんですか？？？」
昨日 夢で言っただろう。俺、結婚したんですって言ったべ
「え？俺がぎがさんの夢で…？？」
んー？違ったか？ちがうんなら何の用だ？
「いえ…その通りっす。俺 結婚したんです…」
やっぱりな。
おいらが何年「ぎが」やってると思ってるんだ。
うるさく付きまとったお方がぱったり連絡来なくなる。そして自慢げな口調で電話を掛けて来る。
一様に「実は私、結婚するの」「実は俺、結婚するんだ」です。なんで皆さん自慢げなのかは謎だ。
（ウソにきまってるだろう）
ボンボンの貴様まで同じ態度だったからムカついて動揺させたかっただけだ。
しかし２４で同い年の看護婦と出来ちゃった結婚とは。
家も建てたんですいえいえローンっすよ嫁さんの親にも俺の親にも金出してもらったし子供も生まれるから早いウチに～って…とことんケンカ売ってるのかこいつ。
まあとにかくお幸せにな と。
このくらいのインターバルならおいらも楽しくて精神的なダメージが少ないです。
おいらの部屋のベッドを占領されても「たまにだから良いか」と許せます。
ボンボンの贅沢な発言にも余裕で応えてやれます。
「嫁さん 全然料理ダメなんすよー全部まずくて。かーちゃんによく来てもらうんす」
「娘 めちゃくちゃ可愛いっすよ。もう自慢っすよ」
「家のローンは俺も嫁さんも稼いでまーなんとかなるかなって看護婦良いっすよー」
「ぎがさん あいかわらず愛人たくさんで大変すか？俺嫁さん一人で大変す」
このアホが。
おいらより先に結婚して天下取ったつもりか。おいらに勝ったつもりか。
確かにおいらはまっとうな人生を着々と歩む君がうらやましかったよ。ムカついたよ。
でもな。おいらが何年「ぎが」やってると思うんだ？
貴様の前に何人似た様なお方が居たと思うんだ？って想像もつかねーだろうな。
まあ良い。後輩君とは関係無い話だ。
今なら飲んだついでの昔話にも付き合ってやれます。
「ぎがさん いつか今井美紀のチケット払い戻してくれたっしょ？あの時は俺すげー尊敬したんすよ」
-----------------------------回想。今井美紀チケット事件
「ぎがさんルスツ行きたいって行ってたじゃないすか！行きましょうよ！いつが良いっすか？」
あ？次の休みは○日だ。
「え…○日？」
ダメならしばらく休みが無いなぁ
「俺その日、夜コンサート見に札幌行くんで調度良いっすよ！」
ふーんそうかでも君 ジェットコースター大丈夫なのか？
「ルスツ」とは札幌から手ごろな距離の大型遊園地。
実のところ絶叫マシン嫌いの後輩君。おいらに付き合ってヘトヘトになった挙げ句、帰りは渋滞で見に行くはずのコンサートに微妙な時間になりました。
「今日は楽しかったからもう良いっすよ今から行ってもギリギリだし」
貴様諦めてるんじゃねーよ！今からでも厚生年金会館へ行け！！
「ぎがさん もう今日は俺疲れてて見れませんて」
そのチケットはどうする気だ？捨てるのか？金ドブに捨てるのか？
「６５００円くらい良いっすよ。あんまり前の席じゃないし。」
このドアホ！ 見る気無いなら見たいヤツに席を譲らんか！
「でももう入場始まってるみたいだし…」
チケットよこせ！おいらが売ってくる！
ぎがさーんぎがさーんと叫ぶ後輩君を車に残して厚生年金会館ホール前で「チケットあるよ？」とダフ屋する酔っ払い。
当時人気絶大だった今井美紀のチケットは一瞬で売れました。
おら後輩君、チケット売れたぞ ほれ１万円。
「いいいいい１万？？？」
キャンセル待ちの人が万札出した。ったく無駄に捨てなくて良かったろ？
「ぎがさん…ええええっと３５００円おつり…」
釣りなんていらないんだよ！その人もう速攻会場入ったから。
「いやぎがさんの取り分…」
いるか！お前が買って諦めた今井美紀だ。とっとけよ。
今日の遊ぶ金もお前が全部出したんだから足りない位だ！
「いいえぎがさんが売ってくれなかったら一銭も入りませんでしたから！」
んじゃ３０００円だけもらっとくかぁ
-----------------------------回想終了
「俺 あの時あきらめちゃダメだって教わりましたよ」
う～～ん悪いな。実は教えて無いことがあったんだ。
「え～～なんすか？ぎがさん」
実は２万で売れたんだけど君には１万しか渡さなかったんだ。
「ええええ？？？？？」
時を越えて騙される後輩君。
良いじゃんか。君はおいらと違って良い会社に入って可愛い嫁さん貰って子供も作って家まで建ててるんだから。
ダメな酔っ払いに嫌がらせされてもバチは当たらんだろう？
「ぎがさんはやさしいっすからね…」
君には一度もやさしくした事ないよ？
「ぎがさんは何でも教えてくれたから」
ウソばっかだぞ？
「ぎがさんは酔うと何でもしてくれるし」
ま 小人か妖精 の仕業だな
「俺 ぎがさんと時々酒飲みたいっすよ」
そっかー？やめとけ
「嫁さんとするより元気出るから」
ん？ なにをだ？？？
「嫁さん 最近してくれないし」
ちょっと待て。貴様何を言ってるんだ？
「ぎがさんがチューしてくれる方が気持ち良いですし」
…貴様何を言ってるんだ？
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