with COVID-19 

with COVID-19 "九州・信州・房総・東京-& 色んなこと!"

リゾート特急「海幸山幸」

海幸山幸-02.jpg

  宮崎−南郷で土日・祝日と長期休暇を中心に運行している観光特急「海幸山幸」は,10月10日で運行開始から5年を迎えました。これまで,延べ9万人以上の乗客を、木のぬくもりで包み込みながら観光地へ運んだ海幸山幸。宮崎−南郷を1時間36分で結び、運賃は往復2870円。同 区間には観光バス「にちなん号」(宮崎交通が運行)もあり、往路が列車で復路はバスなど好きなように組み合わせることができます。 

2012-niti01

 >>>宮崎の神話 海幸山幸

2014-11-yama01
  出所:ひむか神話街道  http://www.kanko-miyazaki.jp/kaido/animation/index04.html


 山幸彦と海幸彦(やまさちひことうみさちひこ)神話は,「浦島太郎」伝説のモデルともいわれています。

宮崎には、天孫降臨の神話があり、昔、ニニギノミコトという神様が、天にある神様の国から地上に降りてきたといわれています。このニニギノミコトは、コノハナサクヤヒメという美しい女性と出会い、結婚しました。二人の子どもとして生まれたのが、ホデリノミコト、海幸彦、ヒコホホデミノミコト、山幸彦たちです。

兄の海幸彦は、海で魚釣りをして、弟の山幸彦は、山で狩りをして暮していました。あるとき、おたがいの仕事を取りかえてみたところ、山幸彦は海幸彦から借りた釣りバリをなくしてしまいました。海幸彦にたいそう怒られた山幸彦は、途方にくれて、海の神様であるワタツミの宮殿を訪ねることにしました。ここで山幸彦は海の神様の娘トヨタマヒメと出会い、二人は恋に落ちて、結婚しました。海の神様の宮殿に暮して3年、なくした釣りバリも見つかり、山幸彦は故郷に帰ることにしました。山幸彦が帰り着いたのが宮崎市の青島といわれています。

海の神様は山幸彦が釣りバリを返すとき、海幸彦が貧乏になるような呪文のかけ方を教えました。海幸彦は本当に貧乏になってしまい、怒って山幸彦を攻めてきました。山幸彦は海の神様からもらった2つの珠(たま)を使って、まず洪水を起こし海幸彦をおぼれさせ、海幸彦が降参すると洪水を止めて助けました。それ以降、海幸彦は山幸彦の家来になったということです。洪水が起きたとき、海幸彦は磐船(いわぶね)という船に乗って波間をただよい、流れ着いた先が日南市北郷町といわれており、日南市北郷町には海幸彦を主祭神として祀る全国唯一の神社といわれる潮嶽神社(うしおたけじんじゃ)があります。

 その後、山幸彦は天皇家の祖となり、海幸彦は隼人族(はやとぞく)の祖となったといわれています。

 出所:ひむか神話街道  http://www.kanko-miyazaki.jp/kaido/animation/index04.html


>>>飫肥杉使った,オンリーワン列車

  海幸山幸で使用される車両は,2008年に廃線となった高千穂鉄道から購入したTR-400形の改造車両です。デザインは,JR九州の列車デザインを手掛ける工業デザイナー・水戸岡鋭治氏。「 木のおもちゃのようなリゾート列車 」をコンセプトに,内外装に地元素材の鉄肥杉(おぴすぎ)を使用し2両編成のうち,1号車「山幸」が指定唐草(定員21名),2号車「海幸」が自由席車(定員30 名)です。

2014-11-ymq01

 青島−北郷で鬼の洗濯板が眼前に広がるスポットでは30秒ほど停車,油津−南郷の景勝地「七ツ八重(ななつばえ)」を望む鉄橋では徐行運転します。乗務員手作りの海幸彦・山幸彦伝説の紙芝居や景勝地での車内アナウンスなど、子どもから大人まで楽しめる仕掛け満載です。 

 沿線も海幸山幸の運行を歓迎。約10分停車する飫肥駅(日南市)では泰平踊の踊り手が出迎え,ホームに小さな土産物店が出店します。また,地元の高校生や沿線住民らも駅舎の清掃や四季折々の花の植栽などで心づくしのおもてなしをしています。


★今が旬の「宮崎県」を徹底解明!宮崎のお土産や名産品もチェック! ★


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: