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情報の海に漂う盲亀の軛（くびき）を目指します
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2013年11月23日
テーマ： たわごと
カテゴリ： カテゴリ未分類
漢江の奇跡を成し遂げた父。
そして偉大な建国の父を持つ彼女の指導のもと、統一朝鮮は東アジアの盟王となった。
日本、北方領土、台湾をも経済圏とした統一朝鮮は、ロシアと良好な間柄を築きあげ、中国とは対等以上の関係を結ぶ事になって、はや久しい。
今日の我が国の姿をみれば、偉大な父も喜んでくれるだろう。
大統領は、漢江の超高層ビルのオフィスで、昔まだ父の秘書をしていた頃を思い出し、ソファーでまどろんでいた。
突然、最新のサムソン製パーソナル端末の発するチャイムで目覚めた。
護衛官のごつい手が彼女を揺り動かす
「起きてください、もう思い残す事は無いでしょう？」
「…はい」
長年買い替えてない為か、傷だらけのスマホが唯一の私物だ。
SONY-Sumsunのロゴが、窓の外の夕日を映し出している。
元大統領は、つい先日SONY-Sumsunからサムソンの社名が消えた、とニュースで言っていた事を思い出した。
彼女が今いる青瓦の建物は作りが悪い上、補修がされず古びていた。
立て付けの悪い扉を出て野外を見渡すと、高層建築は無く青瓦台の周りにはバラック小屋しかない。
夢は終わった。とうの昔に敗れ去ったのだ。
「わたしも、ね」
元大統領は護衛官にも聞こえない小声で呟いた。
南朝鮮の伝統により、元大統領は投獄された。
この国の歴史認識では、過去の指導者は犯罪者である。
在任中反日を是としていたが、南朝鮮によるベトナムへの性犯罪には目を閉じる一方、朝日新聞のでっち上げた慰安婦問題で日本を非難し続けた結果、世界中を敵に回してしまった。
息を吹き返した日本の高品質な商品に対し韓国製は未だ劣るし、価格差はほとんどない上、中国ベトナム等の追い上げに喘いだ。
特許問題もイメージを落とした。
こうなると、他国にとって南朝鮮は御荷物でしかない。中国すらそっぽを向いた。
在韓米軍が引き上げると、３ヶ月も経たずに北朝鮮は南朝鮮首都を攻撃したが、軍隊派遣要請に対し日本は
「わが国は専守防衛である」
おっとり刀で駆けつけた米軍とようやく日本は協力して、３８度線まで北を押し上げる戦いには勝利した。
が、南朝鮮の首都、漢江のインフラ、南朝鮮軍はずたずたにされた。
荒廃した国土の再開発を依頼した大統領に対し、日本は再建の見返りに歴史問題の委員会設置を持ちかけてきた。
しかし彼女は拒んだ。
「そうよ、あれは一寸しくじったかもしれないわね」
いえ、転落の始まりだったかしら、と元大統領は思い返す。
漢江はすでに夕闇に覆われ、元大統領の頬を夕日が染めている。
涙滴がオレンジ色に光っている。でも後悔は無い。
自分は持てる限りの能力を尽くして頑張ったのだ、いつも日本が悪いのは言うまでもない。
最後に、彼女がやり残した仕事がたったひとつある。
明日早朝、１３段の階段を上ること、なのだ。
そして偉大な建国の父を持つ彼女の指導のもと、統一朝鮮は東アジアの盟王となった。
日本、北方領土、台湾をも経済圏とした統一朝鮮は、ロシアと良好な間柄を築きあげ、中国とは対等以上の関係を結ぶ事になって、はや久しい。
今日の我が国の姿をみれば、偉大な父も喜んでくれるだろう。
大統領は、漢江の超高層ビルのオフィスで、昔まだ父の秘書をしていた頃を思い出し、ソファーでまどろんでいた。
突然、最新のサムソン製パーソナル端末の発するチャイムで目覚めた。
護衛官のごつい手が彼女を揺り動かす
「起きてください、もう思い残す事は無いでしょう？」
「…はい」
長年買い替えてない為か、傷だらけのスマホが唯一の私物だ。
SONY-Sumsunのロゴが、窓の外の夕日を映し出している。
元大統領は、つい先日SONY-Sumsunからサムソンの社名が消えた、とニュースで言っていた事を思い出した。
彼女が今いる青瓦の建物は作りが悪い上、補修がされず古びていた。
立て付けの悪い扉を出て野外を見渡すと、高層建築は無く青瓦台の周りにはバラック小屋しかない。
夢は終わった。とうの昔に敗れ去ったのだ。
「わたしも、ね」
元大統領は護衛官にも聞こえない小声で呟いた。
南朝鮮の伝統により、元大統領は投獄された。
この国の歴史認識では、過去の指導者は犯罪者である。
在任中反日を是としていたが、南朝鮮によるベトナムへの性犯罪には目を閉じる一方、朝日新聞のでっち上げた慰安婦問題で日本を非難し続けた結果、世界中を敵に回してしまった。
息を吹き返した日本の高品質な商品に対し韓国製は未だ劣るし、価格差はほとんどない上、中国ベトナム等の追い上げに喘いだ。
特許問題もイメージを落とした。
こうなると、他国にとって南朝鮮は御荷物でしかない。中国すらそっぽを向いた。
在韓米軍が引き上げると、３ヶ月も経たずに北朝鮮は南朝鮮首都を攻撃したが、軍隊派遣要請に対し日本は
「わが国は専守防衛である」
おっとり刀で駆けつけた米軍とようやく日本は協力して、３８度線まで北を押し上げる戦いには勝利した。
が、南朝鮮の首都、漢江のインフラ、南朝鮮軍はずたずたにされた。
荒廃した国土の再開発を依頼した大統領に対し、日本は再建の見返りに歴史問題の委員会設置を持ちかけてきた。
しかし彼女は拒んだ。
「そうよ、あれは一寸しくじったかもしれないわね」
いえ、転落の始まりだったかしら、と元大統領は思い返す。
漢江はすでに夕闇に覆われ、元大統領の頬を夕日が染めている。
涙滴がオレンジ色に光っている。でも後悔は無い。
自分は持てる限りの能力を尽くして頑張ったのだ、いつも日本が悪いのは言うまでもない。
最後に、彼女がやり残した仕事がたったひとつある。
明日早朝、１３段の階段を上ること、なのだ。
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