ラッコの映画生活

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2006.12.22
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カテゴリ: デュラス関連映画
H story
Nobuhiro Suwa
第54回カンヌ映画祭「ある視点」部門出品作品

Hstory00.jpg

1922年生まれのアラン・レネは1958年に広島で映画史上の名作 『二十四時間の情事』 (Hiroshima mon amour)を撮った。この映画のリメイクもどきを戦後1960年広島生まれの諏訪敦彦が2001年に撮る。

Hstory01.jpg

(以下ネタバレ)
映画はレネの 『二十四時間の情事』 の女をベアトリス・ダル、男を馬野裕朗が演じている。監督の諏訪敦彦や撮影のキャロリーヌ・シャンプチエはその役で登場する。リメイク作品が撮られているメーキングのように進む。撮影は続くが、やがてダルは40年前という時代と深く結びついたデュラスのテキストを、自分のものとして演じることができなくなる。監督も彼女を納得させるだけの説明が出来ない。40年前のレネの映画の撮影メンバーはすべて戦争体験者だったが、このリメイクでは監督もダルもすべて戦後生まれだ。諏訪監督は撮影を続行しようとするが、結局は諦める。ここまでがいわば作品の前半第一部であり、リメイクあるいはリメイクの挫折の物語。このリメイク自体をそこまで我々は見ているのか?。最初のベッドシーンではグレースケールのボードが写っており、リメイク作品は原作同様白黒作品なのか?。映像はすべてカラーだが、夜のカフェのシーンの映像はリメイク映画のフレーミングだし、メーキングのように明るい画像ではなく、撮られた実際の作品のように暗い画像だ。映画の中の映画。どこまでがリメイク作品で、ドキュメンタリーで、メーキングなのかは解らない。

Hstory02.jpgHstory03.jpg

ここまでの前半第一部と重なりながら後半第二部に移行する。監督が相談し、応援を求めた町田康とベアトリス・ダルの恋愛(?)だ。言葉が通じない2人だが心が通じ合って、一夜を広島の街を歩き、最後には原爆ドームの下で朝を迎える。これが単なる恋愛である以上に、広島という特別の意味をもつ町に来て、 『二十四時間の情事』 『二十四時間の情事』 の2つ目のリメイクになっている。映画撮影のために来たフランス女優と日本人男性として関係はレネ作品の2人と同じであり、やはり女は去っていくのだ。

Hstory04.jpgHstory05.jpg

この作品、一回目に見たとき、すぐには良くつかめなかった。でも何か気になり2回目に見て上記のような感想を持った。リメイクのメーキング風の全体の中にレネ映画の写真も挿入する。またダルや諏訪がリメイクの不能を知る。あるいはレネ作品の原爆記念館ではなく現代アートの美術館で、そこにある作品は広島をテーマにしていても作者はたぶん戦後生まれだ。レネ作品をなぞらえながら、現代の我々が広島を語ることの意味、可能性、不可能性を描いている。大胆な試みだけに完全に成功しているとは言えないかも知れないが、立派に(風変わりではあるが)レネ映画のリメイクたり得ていると思う。解り辛い映画かも知れないが、解ろうとせずに、出来ればレネの 『二十四時間の情事』 も知った上で、ただ映画に身をまかせていると、たいへん美しく詩的な映画だ。ボクにとっては、これからもたまに引っぱり出してきて見たくなる映画になると思う。

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Last updated  2006.12.22 05:11:52
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