ラッコの映画生活

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2008.02.21
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カテゴリ: フランス映画
PARIS, JE T'AIME

(所有DVD)

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第8話『ヴィクトワール広場』ノブヒロ・スワ(諏訪敦彦)監督
PLACE DES VICTOIRES Nobuhiro Suwa


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20人の1人に日本から選ばれたのは諏訪敦彦監督。この映画にはトヨタがタイアップして出資しているらしく、どちらが先かはわからないけれど、日本人も1人入れる必要があったのでしょう。インド系イギリス人(第2話)やブラジル人(第5話)やドイツ系で南アフリカ生まれの監督(第12話)は移民がらみの作品を作り、中国にゆかりのあるオーストラリア人は中国人を描き(第6話)、アメリカ人はアメリカ人を中心に据えているのに対して、諏訪監督は直接日本や日本人を取り上げていません。それどころかフランス人を描き、アメリカのカウボーイを登場させちゃっています。死の理由は示されないけれど、ビノシュの演じる母親は1週間前に小学生の息子を失った。生きる気力を失ってしまった彼女。生前息子は「カウボーイは今もいる」って言って、カウボーイに憧れていた。死んだ息子が遊びに出る音を耳にして母は外に出る。外は雨上がりの夜。息子が遊ぶ声に誘われてヴィクトワール広場にゆくと、馬にまたがったカウボーイが登場する。息子に会いたいかというカウボーイの問いに頷くと昼間の世界になって息子がいる。息子を抱き締める母。しかし遠くから夫や娘が彼女を呼ぶ声が聞こえる。彼女は死の世界から現実の世界に呼び戻される。母が息子の死を受け入れて消化する物語だけれど、カウボーイがこの世とあの世の行き来を司る使者とされているのはちょっと面白い。上に「直接日本や日本人を取り上げてない」と書いたけれど、そしてストーリーはアンデルセンか誰かのお話を下敷きにしているらしいけれど、どことなく情緒が日本的だと感じたのはボクだけでしょうか。

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カウボーイに「息子に会いたいか?。」「その勇気があるか?。」と問われて首を振るだけで頷くビノシュの名演だけに要約される作品だと思います。ちなみにいちばん上に掲載した「ZAKOCHANY PARYZ」とポーランドで書かれた映画のポスターらしき画像はポーランドのものだと思います。フィーチャーされているのはこの第8話のジュリエット・ビノシュ。もちろん彼女はポーランドの監督キェシロフスキの『トリコロール』に出演しているというのもあるけれど、加えて彼女は1/4ぐらいポーランドの血が入っているんですね。そんなことがあってこれが映画のポスターにもなっているのでしょう。

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あとは普段は即興セリフや演出の諏訪監督の絵コンテまで作成したという映画作り。いつもは見られないトラヴェリングとか、そういう部分もちょっと興味を持って見ました。この人の映画は沈黙も多く、長いシーンが多いから、それなりに苦労したのではないでしょうか。パリの街にカウボーイという設定はそれほど面白くはなかったけれど、全体としては独特の雰囲気のある、ちょっぴり面白い作品でした。

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第9話『エッフェル塔』シルヴァン・ショメ監督
TOUR EIFFEL Sylvain Chomet


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この映画はパスさせていただきます。パントマイムは大嫌いだからです。マイムって(もちろん全部ではないけれど)、良い人ぶっていて、あるいは更に見る者にも善き人であることを促しさえしていて、でも演じている人の実像は違っていて、そのギャップと計算高さのようなものが大嫌いです。

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第10話『モンソー公園』アルフォンソ・キュアロン監督
PARC MONCEAU Alfonso Cuaron


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若いリュディヴィーヌ・サニィエと六十を越えたニック・ノルティが待ち合わせをして会い、二人で英語とフランス語の混ざった会話をしながら、クールセル通りをメトロのモンソー駅まで歩くという、全編1カットの長回し。第6話でも触れたこの映画の同種前身的ヌーヴェル・ヴァーグ作品『パリところどころ』のジャン・ルーシュを意識しての長回しでしょう。サニィエは小言を連発し、それにたじたじのノルティっていうのが良いですね。2人の会話には「ガスパールに支配されるのが恐い」とか「そうすればもっと頻繁に会えるようになる」とか意味深な言葉が出てくるけれど、結局は・・・だった。まあその軽いどんでん返しよりも、それに至る2人の会話の妙が面白い。サニィエがノルティの下手なフランス語を直すのもいいですね。このサニィエという人は、弱い立場だと頼り無気だけれど、自分が強い立場だと知ると平気で不機嫌を表すところがあって、そんな彼女の魅力が発揮された作品でした。

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第1話~第3話
第4話、第5話
第6話、第7話





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Last updated  2008.02.25 02:15:20
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