ラッコの映画生活

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2008.02.26
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カテゴリ: アメリカ映画
CATCH ME IF YOU CAN

141min
(所有VHS)

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アメリカの実在の有名詐欺師フランク・ウィリアム・アバグネイル ジュニアを描いた物語。自伝をもとにしているが内容はかなり翻案されている。16才のときに父が破産して両親が離婚して母は出ていく。フランクは有名市立学校から普通の高校に転校。そこでの乱暴で混雑な雰囲気に馴染めず、代理教員に成りすまして授業を行う。パンナム(パンアメリカン航空)の副操縦士に成りすまし、小切手を偽造して280万ドル以上を詐取。たまたま行った病院で若い看護婦を好きになり、今度は小児科医に成りすましその病院に医師として就職してしまう。こうして彼女に接近するが、彼女の父が検事と知って弁護士に成りすまして父親の事務所に検事として就職。そして彼女とも婚約。そんな彼を執拗に追っていくのが真面目一徹のFBI捜査官ハンラティ。彼女との婚約パーティーにハンラティがやってくるが・・・。

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最初に出てくるフランクはごく平凡そうな青年。愛しも尊敬もする父親が母親と別れてしまったのはフランクにはショックだった。母が父を捨てた理由がお金だとフランクは思う。お金があればまた母を父のもとに呼び戻せると。この家族喪失感が彼の意識の根底にあった。しかし何度か父と会ううちに、実はこの父が夢を見ているだけの人生の落伍者だということがわかってくる。そしてこのフランクを追うハンラティは仕事で彼を追うのだけれど、段々にこの幼いともいえるフランクに愛情を持って更正させたいという父親の役を引き受けることになる。フランクも孤独で、クリスマスイブに電話をする相手はいつもハンラティだ。劣悪な環境のフランスの刑務所から本国送還ということでフランクを引き受けにくるハンラティの姿はまさに保護者の姿、父親の姿だ。フランクが持った能力(小切手偽造)を活かす形でFBI勤務をすることで減刑をとりつけたのもハンラティだろう。

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途中でフランクが『ゴールドフィンガー』のジェームズ・ボンドを気取って秘密捜査官としてハンラティを騙すが、ここで実際の捜査官であるハンラティではなく詐欺師のフランクがボンドとして描かれているのが面白い。最初の高校代理教師からスタートして、誰彼にちやほやされるパンナムのパイロットに成りすましたこと、すべてはハンラティの真面目一徹の姿をくらべると、地に足のつかない、子供の心理だ。最後にはFBI勤務をするようになり、そしてその後は独立して金融保安会社を設立して成功する物語は、実は子供から大人へのフランクの成長を描いていると言える。あるべき父親(あるいは母親も)を欠いたことでフランクは人間的に成長できなかったのだ。そしてその役を果たすのがハンラティというわけだ。映画は「誰が本当の私でしょう」的なクイズ番組に出ている後年のフランクのシーンから始まる。そこでパネラーは「2番の方にお聞きします。あなたはどうしてそれほど賢いのに、それを最初から真っ当なことに使わなかったのですか?。」と質問する。それは正に彼が子供だったからなのだ。

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この映画の下敷きとなった実在フランクの自伝自体が事実に全く忠実ではないらしいが、映画化にあたっても更に翻案された。その根底にはスピルバーグ自身の家族喪失体験が反映されていると言われる。何度も映画化の話がありながら結局スピルバーグが実現したのには、この映画にそれを託したのだろう。その意味でこの映画はスピルバーグの心理で見たフランクの物語だ。フランク、ハンラティ、両親を演じたディカプリオ、ハンクス、ウォーケン、バイは4人とも好演。最初は地味な画面から、フランクの活動が派手になっていくにつれてカラフルな明るい画面になっていくヤヌス・カミンスキーのカメラも良い。そして凝りに凝ったタイトルロールのアニメーションも美しく、センスが良かった。

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Last updated  2008.02.29 03:32:51
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