ラッコの映画生活

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2008.03.05
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カテゴリ: アメリカ映画
WELCOME TO THE DOLLHOUSE

88min
(DISCASにてレンタル)

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トッド・ソロンズ、気になっている監督さんだったのですが、 はる*37さんの同監督作品『おわらない物語 アビバの場合』のレビュー を読ませていただき、まとめて見てみようかと思いました。DISCASに4作品あったので年代順に予約リストに入れたら、このデビュー作が送られてきました。

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この映画は2つの要素を上手く一つの物語に盛り込んでいると思うのだけれど、それがとても巧みです。主人公のドーンという中学1年生なのかな、その少女の物語。ドーンは dawn で、「夜が明ける、明るくなる、始まる、わかり始める」っていう意味ですね。まだ大人でもなければもう子供ではない。その大人へ向けての夜明け前ってところでしょうか。このドーンは学校でも家でも身の置きどころがない。学校ではブスって言われて、遊び系の少女たちにも、賢いインテリ志向の生徒にも、不良系の子たちにも、どこにも属さない存在。家に帰れば両親と兄マークと妹ミッシーがいる。妹はピンク色のチュチュ着ていつもバレエ踊って回っているまだ子供。兄マークは何をやるのも、例えばバンドを始めたのも教科外の活動として内申書に書いてもらって大学進学に有利になるため。つまり 一つの 大人の社会のあり方に既に統合されてしまっている。途中で描かれる同級生ブランドンとのロマンスもどきにしても、まだ子供の世界の2人。一線は越えられず、二人の間の障壁は金網で象徴されている。一緒にではないが、二人ともそれぞれ別の理由からNYへの家出を敢行する(ドーンは戻る)。映画の最後はディズニーランドに向かうバスの中の彼女が描かれる。ディズニーランドはもちろん子供の世界の象徴だ。バスの中でみんな一緒に、ドーンも含めて歌っているのだけれど、最後には他の子供たちの子供的歌声ではなく、より声楽的な声で歌う彼女の歌声だけが聞こえる。これから来るべきドーンの大人への世界の幕開けを暗示しているのだろう。

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もう一つの要素は社会諷刺だ。ドーンは家の庭に隠れ家的小屋を作って、そこで憩っていた。名付けて「特別人間クラブ」。ドーンは、そして彼女に心を開こうとしたブランドンも、一時的なものであっても。社会的少数者。「特別人間」とは「違った人間」という意味だ。周囲を取り巻く矛盾と欺瞞の社会へ自分が統合されることの拒否であり、それゆえに彼女が嫌われ、トラブルを起こす姿の中に監督の社会諷刺の視線があるわけだ。そのように見ていくと、この映画の描く2つの社会、家庭と学校は、相似な関係にあり、さらにそれが象徴しているのはアメリカという国全体ということではないか。マイナーな異質分子、それは民族的マイノリティーでもよいが、家庭や学校でのドーンへの仕打ちは、アメリカ文化がマイノリティーに成している仕打ちと同じものだということだ。ドーンの受ける仕打ちは、異質分子を理解しようとは決してしないこと。結婚20周年を祝う夫婦のガーデンパーティーのために、ドーンのアイデンティティーでもある小屋を取り壊そうという話も、寓話として考えると恐ろしい。そしてそれを受け入れないドーンの分のデザートのケーキを母親がマークとミッシーに分けてしまうのも更に恐ろしい。体制の要求を受け入れない者は当然の富みを奪われるということだ。バンド活動も内申書のためという兄マーク、彼の容貌が拝金主義のマイ***フトのビル・ゲ**に似ていると感じたのはボクだけだろうか。おまけにマークはパソコンオタクという設定でもあった。余談かも知れないが、この中産階級ウィナー家の洗面所に置かれていた使い捨ての紙コップが気になった。歯を磨くたびに紙コップを使って捨てるのか?。恐るべきアメリカ消費文化だ。

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Last updated  2008.03.08 04:51:11
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