不思議な人間関係
大津営業所の A 所長は山陰の出身だった、とても気さくでいろいろな人間関係を持っていた、その A 所長が慕っていたのが S 顧問で関西弁丸出しの豪快そうな人だった(後でわかったことだがとても神経質で気が小さい人物)が不思議な人間関係を持った人だった。
「お!中林、元気でやってるか?」「あ、はい」「きばれや!ほなウナギでも食いに行こか!」こうして A 所長と 3 人で京都市との境にあるとても味のいいうな重きもすいセットをぱくついた。
「ほな、これから池坊いくで、中林もいくか」「はい、是非」
連れていかれたところは京都の茶道裏千家池坊 Y 子さんの自宅だった。
営業?でもない?何が始まるかと思っていたら麻雀だった。
そう、この二人は麻雀友達、池坊 Y 子さんは想像とは正反対でビール片手につまみをあんぐり飲み込む豪快な女性だった。
僕はといえば麻雀ができないのでそばで人間観察するしか手がなかった。
大津営業所はおおむね S 顧問の人間関係で大方のスポンサーは抑えていた。
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