しばらく入院していましたが、このたび無事退院して
自宅に帰ってきました。
な~~んて書くと、そう言えば最近ブログの更新が不定期だったなぁ・・・
とわかるくらい読んでくださってる方は逆に、
私の体の心配をしてくださるより先に
こいつがこういうことを書くときは、 絶対機材のこと
だろう
とわかってくださると思いまして(^^ゞ
そう、 入院していたのは、我が家のナノトラッカー
です。
かみのけ座の散開星団 Mel 111
posted by (C)ホシミスト_3013
Pentax KA 135mmF2.5 (F2.8で撮影)
PK→C-EF マウントアダプター
Canon EOS Kiss X7i(ISO3200 30秒)
ナノトラッカー
2016.01/31 2:31JST(+0900) 自宅庭より
DSS(L38D80F0DF0B80) KappaSigmaClipping
Adobe PSCS2
FlatAide
NeatImage
2013年2月の購入当初から、
電源ケーブルと本体のコネクターの接触がシビアだなぁ
・・・と思っていました。
それでも電源コードをきっちりと差し込んで動かないように気を付けていれば
ちゃんと追尾はできていました。
ところが、2015年12月12日のくじゅうでの撮影中に
最初はちゃんと動いていたのに、突然どうやっても正常に追尾しなくなっていました。
(駆動音が滑らかでなくなったんですよね・・・)
ほぼ、というか、おそらく固定撮影。
こちらの星仲間に症状を話すと、一回見せてみぃ、という話になり
その知人にお願いして調べてもらいました。
電源コードのコネクターがおかしいのはもちろん、
心臓部ともいえるICチップからのパルスに異常あり、とのこと。
その方から送っていただいた写真では・・・
正常に作動しているナノトラッカーのパルス波形
(これもまた当地の星仲間のご協力をいただき調べることができました)
が、↓こちら↓
私の故障しているナノトラッカーのパルス波形
が、↓こちら↓
出力される波形が不安定で、暴れまくっています、とのことです。
で、電源電圧をモニターしてみると、まったく一定にならずに
不安定な状態だ、ということでした。
その原因を突き詰めていった結果、その方の言をそのまま引用させていただくと
「裏に付いているモータードライバーが壊れていて、
4出力のうち、1つが正常に動作しておらず、大電流が流れ、
過熱と電圧降下を起こしています。」
ということでした。
巧く行くかわからないけれど、交換してみようか?とのことでしたが
いずれにせよ、今のままでは赤道儀としての命運は尽きているわけですから
何もしなければ、捨てるだけ
何かやってうまくいかなくても同じこと。
巧く行ったら、買い直さなくて済む!
それならやってみない手はありませんよね~~
ということで、その方に難しい作業をお願いしてしまいました。
その方から頂いた写真によれば、↓この部分↓の交換作業だった、、とのことです。
顕微鏡を使った心臓移植手術ともいえる部品交換ですね。
その知人の知識と技量に感謝!感謝!です。
1週間ほど前に、修理完了と連絡をいただき、手元に戻ってきましたが、
その後、時間は取れない、天気も長時間露出できる雲行きではない、
という理由で、確認撮影できませんでしたが、ようやく昨夜、
雲のあまりない空が訪れました。
出張で自宅に帰りついたのは午前2時過ぎでしたが、
今やらなくていつやる??
で、撮影した結果が、最初の写真です。
135mmで30秒、点像に星が写れば、本来の目的である、
広角域(10mmとか18mmとか)で2分、という撮影は問題ないのではないか??と思います。
ちなみに、現在のナノトラッカーの20分間のピリオディックモーションです。
135mmで撮影した、5184×3456ピクセルの元画像から
480×640ピクセルを、ピクセル等倍で切り出しました。
他のサイトではピリオディックモーションは30分サイクルと書いてありますので
まだ一周していない状態ですね(^^ゞ
まとめ
今回のトラブルは、もしかすると、電源コードと本体の接触不良によって
過剰な電流が流れてしまい、それによって、ICチップが壊れてしまった
という可能性が考えられます。
そこで、
ナノトラッカーをお持ちの皆様へご注進
電源コードと本体のコネクター部分で
接触がおかしいな、と思った時
は、
それ以上の使用は避け、
電源コードのコネクターを新品と交換してみて
ください。
ICチップの破損に至らずにすむ
かもしれません!!
最後に、
故障の部位を突き詰めてくださり、また完璧に修理してくださいました
私の星仲間に、敬意と感謝の意を表します!
M13 2022年05月27日
越えて行け M45 2021年03月07日
M44 プレセぺ星団 2021年02月08日
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