梅昆布茶

梅昆布茶

貴方から貴方に



人々が行き交う夜の街並みを私は傘も差さず泣きながら歩いていた
大好きな人が居なくなってしまった
彼が、消えてしまった

温かい彼、はもういない
冷たい彼ならもうすぐ骨に

いつのまにか夜の公園
木々の下で小さく鳴く漆黒の猫

君も1人なの

思わず腕の中にやると、温かかった
今までよりもたくさんの涙を流した

今日、私は何よりも大切な人を無くした
今日、私は何よりも大切なものを見つけた


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